フライパンのふたは蒸す・煮るときに便利
ふたがあると、フライパンでできる調理が広がるといえます。卵や肉などをさっと焼くだけでなく、弱火でじっくり火を通したり、蒸し焼きにしたり、煮物をしたりも可能です。
また、ふたをしなくても作れる料理の中には、ふたをすることでよりおいしく仕上がるものも。たとえばホットケーキはふたをせずに焼いても作れますが、ふんわりした食感が好みならふたをするのがおすすめです。
ふたがあれば、フライパンでクッキーを焼いたり、パン作りをしたりもできるため、調理の幅が広がるでしょう。
フライパンのふたの代用品をチェック
自宅にフライパンのふたがないときには、他のもので代用が可能な場合も。一般的にふたの代用品として使えるとされているものを紹介します。

アルミホイル
アルミホイルがあれば、フライパンのふたの代わりに使えます。フライパンの大きさに合わせて切り、かぶせて使うだけのため簡単です。
ぴったりかぶせれば熱や蒸気を逃しにくくなり、ふんわりかぶせれば程よく蒸し焼きにできるでしょう。好みや調理方法に合わせて、調節しながら使えるのはメリットといえます。
アルミホイルは使い捨てできるため、後片付けの手間を省けるのも特徴です。使うたびに新しいアルミホイルを出すため、比較的衛生的ともいえるかもしれません。
他の鍋のふた
フライパンのサイズに合うようであれば、他の鍋のふたで代用する方法もあります。鍋のふたであれば、同じように火にかけて使う目的で作られているため、熱で変質するといった心配がありません。
今ある他の鍋のふたで、フライパンに使えそうなサイズがあるか、まずは合わせてみるとよいでしょう。
耐熱皿
フライパンよりも一回り大きいサイズの耐熱皿であれば、ひっくり返してフライパンの上に乗せることで、ふたの代用品になり得ます。そのまま料理の盛り付けにも使えるため、洗い物が増えないのもうれしいポイント。
ただし、耐熱皿は調理中に高温になります。ふたとして使った耐熱皿に触れるときには、キッチンミトンや布巾などを使用して、やけどに十分注意して扱いましょう。
ボウル
ステンレス製のボウルは耐熱性があるため、フライパンのふた代わりに使うこともできます。ドーム型のふたで熱と蒸気を閉じ込めるため、蒸し料理に向いているでしょう。
ただしフライパンとサイズが合わない場合には、蒸気が逃げやすくなるため、サイズが合うか確認してから使うのがポイントです。
また調理中はボウルが高温になるため、キッチンミトンや布巾を使用して慎重に扱います。
クッキングシート
落としぶたとして使いたいときにおすすめなのはクッキングシートです。煮物を作るときに使うと、煮汁が全体に均一に行き渡り、しっかりと味が付きます。
クッキングシートで落としぶたを作るには、まずフライパンの大きさに合わせて切り、それを4回折ります。フライパンの丸みに沿って余分な部分を切り落としましょう。
最後に頂点と折り目に切り込みを入れたら、クッキングシートで作る落としぶたの完成です。
キッチンペーパー
厚手のキッチンペーパーも落としぶたとして使うことができる場合があります。2枚重ねにするだけで使用可能です。キッチンペーパーは煮汁を吸うことで程よい重さになるため、ずれる心配がほとんどありません。
煮汁の油分も吸収するため、煮物をあっさり仕上げたいときにも向いているといえます。
代用品を使うときの注意点
フライパンのふたを他のもので代用するときには、素材に注意しましょう。フライパンは火にかけて使うため、燃えやすい上、燃えると有害物質が出るプラスチック製品やビニール製品は、ふたの代わりにできません。

強い火にかけても変形したり変質したりしない、耐熱性の高い素材でできることを確認してから、代用品として使いましょう。
たとえば同じボウルでも、ステンレス製のボウルは耐熱性がありフライパンのふたの代用品として使えますが、プラスチック製のボウルは溶けてしまうため使用できません。
まとめ
フライパンのふたがないときには、家にあるもので代用できます。代表的なのは、アルミホイル・他の鍋のふた・耐熱皿・ステンレス製のボウルです。落としぶたとして使うなら、クッキングシートやキッチンペーパーでも代用できるでしょう。
ただし紹介したものはあくまでも代用品のため、調理中は十分に注意して取り扱いましょう。たとえば耐熱皿やステンレス製のボウルは熱せられると高温になるため、キッチンミトンや布巾を用意しておきます。
また調理する際には、フライパンのふたの代用品に耐熱性が十分あることを確認してから使いましょう。火にかけると溶けたり変質したりするものでは、フライパンのふた代わりにはできません。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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