水切りに使えるキッチンペーパーの代用品

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豆腐や野菜の下ごしらえなど、キッチンペーパーで水気をしっかり取る工程は、調理の仕上がりに直結します。キッチンペーパーがないときも、身近なもので代用できれば安心です。
早速ですが、キッチンペーパーの代用として豆腐の水切りなどに使えるアイテムと、その使い方を見ていきましょう。
清潔な布巾やガーゼ
布巾やガーゼなどの布には吸水性があるため、水切りに使うキッチンペーパーの代用アイテムにぴったりです。古くなった衣類を洗濯し、切って使っても問題ありません。
布巾や古着を切ったものを使う場合は、綿や麻などの天然素材がおすすめです。吸水性が高い上、天然素材の布は電子レンジで豆腐を水切りするときにも使えます。繊維が食材に付着しないよう、けば立ちの少ない布を選ぶとよいでしょう。
使用前には清潔であることを確認し、可能であれば熱湯消毒や電子レンジで加熱消毒するのが理想です。使い方はキッチンペーパーと同じで、豆腐や野菜などの食材を包み、軽く押さえれば水分が取れます。
排水口用のネット
排水口用のネットも、食材の水切りに使えるアイテムです。キッチンペーパーは切らしていても、水切りネットならあるという家庭も多いのではないでしょうか。
野菜なら水洗いした後に排水口用のネットに入れ、振るか絞るようにして水を切ります。ただし、耐熱温度が80℃と高くない商品が多いので、レンジでの水切り・ゆでたての食材の水切りに使うのはおすすめできません。
また、必ず未使用のネットを使用し、使い終わったらすぐに処分してください。
豆腐の水切りなら、重しになる耐熱容器・ラップ・電子レンジ
豆腐の水切りを時短するためにキッチンペーパーとレンジを使う予定だった場合は、重しの役割を果たす耐熱容器とラップを代用アイテムとして使うのも一つの方法です。重しを乗せてレンジにかけることで、同じように時短で水切りができます。
バットや皿に豆腐を入れ、ラップをかけた上から重しとなる耐熱容器を置き、レンジにかけましょう。ただし、重しにする耐熱容器は重さがないと水切りの効果が半減します。また、底が平らで豆腐をしっかり押さえられるものがおすすめです。
ラップは水分の蒸発を防ぐためのものなので、水分が飛んでも問題ない料理を作る場合は、なくても問題ありません。
揚げ物などの油切りに使える代用品

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キッチンペーパーは、油を切る場面でも欠かせない存在です。とはいえ、使いたいときに手元にないこともあるでしょう。そんなときに役立つ、油切りに使える身近な代用アイテムを紹介します。
新聞紙や半紙
新聞紙や半紙は油を吸収しやすいため、油切りに使うキッチンペーパーの代用品として適しています。新聞を取っていなくても、子どもの習字に使う半紙はあるという家庭もあるはずです。
新聞紙や半紙は、揚げた後の揚げ物の油を切るのに向いています。どちらも一度くしゃくしゃにして広げ、揚げ物と触れる面が少なくなるようにしてから揚げ物を置くと、効率的に油を吸い取ってくれます。
新聞紙を使うときにインクの色や臭いの移りが気になる場合は、網の下に敷くと臭いが移りにくいでしょう。
コーヒー用のペーパーフィルター
少量の揚げ物やツナ缶の油切りには、紙製のコーヒーフィルターもおすすめです。ペーパーフィルターなら油を吸ってくれるため、揚げ物のとき皿に敷いておくと油切りができます。新品のフィルターを使用し、使い終わったら捨ててください。
また、コーヒーのドリッパーに通常どおりセットし、そこにツナ缶の中身を入れて油を切るのも便利な使い方です。ただ、油を切った後にドリッパーの油もしっかり洗わないと、次にコーヒーを入れるときに油の臭いが気になるかもしれません。
キッチンペーパーの代用時は衛生面に配慮を

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キッチンペーパーは水切りの用途でも油切りの用途でも、食材に直接触れるものです。代用品を使うときは、清潔な状態にしておかなければなりません。
布巾やガーゼは代用する前に洗濯し、衛生的な状態で使いましょう。時間が許すなら熱湯での煮沸消毒もすると、より安心です。ただし、煮沸消毒できるのは綿や麻のものに限るので、素材は事前にしっかり確認しておくことが大切です。未開封の滅菌ガーゼは開けてそのまま使えます。
排水口用ネットや揚げ物用の紙類は、洗濯や煮沸消毒ができないので使い捨てましょう。
まとめ

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キッチンペーパーがないと、水切りや油切りができずに「料理が進められない」と焦ってしまう場面もあるかもしれません。しかし、実は家庭にある身近なアイテムで代用が可能です。
水切りには布巾やガーゼなどの布類や排水口用ネット、レンジで豆腐を水切りする場合は耐熱皿とラップをキッチンペーパーの代わりとして使えます。衛生面には十分に注意した上で、代用アイテムをうまく使いながら「気軽に」料理を楽しんでみてください。
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Domani編集部
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