クッキングシートの代用品【オーブン・フライパン編】

オーブンで焼き菓子を作るとき、フライパンで肉や魚を焼くときなど、クッキングシートは調理器具へのくっつきを防止する重要なアイテムです。
代用できるの? と思うかもしれませんが、実はオーブンやフライパンに使えるクッキングシートの代用品が複数あるんです。まずは代用アイデア3種類と、それぞれの特徴を見ていきましょう。
アルミホイルと油
アルミホイルは耐熱性が高いため、直接熱するオーブンやフライパンでもクッキングシートの代わりに使えるアイテムです。代用の際はアルミホイルの表面に、油を薄く均等に塗りましょう。そうすることで、アルミホイルを敷いただけのときと比べてくっつきにくくなります。
また、アルミホイルは一度くしゃくしゃに丸めてから広げて敷くのがおすすめです。そのまま敷くより食材と触れ合う面積が減り、さらにくっつきにくくなりますよ。
ただ、代用する前に、使うアルミホイルの耐熱温度に問題がないかチェックしましょう。
シリコンマット
シリコンマットも耐熱性が高く、オーブンやフライパンへのくっつきを防止するクッキングシートの代わりになります。各社からさまざまなシリコンマットが販売されていますが、基本的な性能は変わりません。
アルミホイルと違って繰り返し使えるため、一度買えばいつでも代用に使える点がシリコンマットの魅力。もしくっつきやすいと感じたら、アルミホイルで代用するときと同じように、薄く油を塗りましょう。
念のため、こちらも使用前に耐熱温度を調べておくと安心です。
直接油を塗る方法も
アルミホイルもシリコンマットもない場合、オーブンの天板に直接油やバターを塗るのも一つの手です。食材と天板の間に油があることで、塗らないよりはくっつきを防ぎやすくなります。
ただ、普段は発生しない「天板の油をきれいに拭き取る」という手間が発生することには注意しましょう。油を直接塗るのは、あくまでほかの代用品がないときの最終手段です。
クッキングシートの代用品【電子レンジ編】

肉や魚を蒸したり、時短でケーキを作るときなど、電子レンジでクッキングシートを使うこともあるのではないでしょうか。電子レンジ調理に使うクッキングシートの代用品にはどんなものがあるのか、使ってはいけないものとともに紹介します。
耐熱ラップ
電子レンジ調理でクッキングシートの代用になるのは、耐熱ラップです。ただし、食材に直接触れるような使い方はできません。耐熱容器に食材や生地を入れ、直接触れないようにラップをかけて蒸すようにレンジ調理をしましょう。
アルミホイルは絶対にNG
電子レンジ調理の際、クッキングシートの代わりにアルミホイルを使うのは絶対にNGです。電子レンジのマイクロ波がアルミホイルに当たり電流が流れるため、火花が散って火災に発展するリスクがあります。
オーブンはマイクロ波ではなく放射熱を使って加熱しますので、アルミホイルを使っても問題ありません。調理器具ごとの特性を理解した上で、クッキングシートの代用品を選ぶ必要があります。
クッキングシートの代用品【蒸し器・落としぶた編】

クッキングシートは、蒸し器に敷いたり落としぶたの代わりとして使うこともあります。応用編として、蒸し器に敷く・落としぶたの役目を果たす代用品を押さえておきましょう。
野菜の葉(蒸し器)
蒸し器で調理するときにも、食材がくっついたり、水分が垂れるのを防止するためにクッキングシートを使うことがあります。その代用品としておすすめなのが、白菜やキャベツなど野菜の葉です。
洗った葉の水分を取って蒸し器に直接敷けば、クッキングシート代わりになります。シュウマイやギョウザなどに使うと、葉の甘みや風味が移って味に深みが出るはずです。調理が終わったら葉も一緒に食べれば、無駄がありません。
厚手のキッチンペーパー(落としぶた)
煮物を作りたいのに、落としぶたやクッキングシートもない…そんなとき、代わりに使えるのは厚手のキッチンペーパーです。薄手のものは溶けやすいので、できるだけ厚いものがよいでしょう。
クッキングシートと違ってキッチンペーパーは蒸気を逃がせることから、わざわざ穴を開けなくて済みます。落としぶたがあるとないとでは煮物の仕上がりが変わってきますので、代用品として使えるものは、できるだけ多く知っておくと便利です。
まとめ

クッキングシートはオーブンでお菓子を焼いたりフライパンで肉や魚を焼いたりするとき、食材がくっついたり焦げ付いたりするのを防ぐ役割を果たします。オーブン・フライパン調理に使うクッキングシートの代わりに使えるアイテムは、アルミホイルとシリコンマットです。
一方、電子レンジ調理に使うクッキングシートの代用にアルミホイルは絶対NGですので、耐熱ラップで代用しましょう。
そのほか、蒸し器に敷いたり落としぶた代わりに使える代用品も知っておくと便利です。クッキングシートがなくても慌てず、身近なアイテムで工夫しながらおいしい料理を作りましょう。
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Domani編集部
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