【目次】
ハンバーグのつなぎは代用できる?
ハンバーグのつなぎに使う食材は、代用できるのでしょうか? パン粉や卵がなくてもハンバーグが作れるのか、気になるところです。まずは、代用の可否やつなぎなしでの調理ができるのかを解説します。

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「つなぎ」として使える食材は多い
ハンバーグのつなぎには、おもにパン粉・卵・牛乳が使われています。
つなぎはひき肉がバラバラにならないよう固めたり、食感を柔らかくしたりするために使うものなので、パン粉・卵・牛乳以外の食材でも代用が可能です。
レシピにはパン粉・卵・牛乳を使用したものが多いですが、似たような役割を持つ食材なら、味わいを変えずに無理なく代用ができるでしょう。まずは、自宅にある食材をチェックしてみることをおすすめします。
ハンバーグはつなぎなしでも作れる
ハンバーグは、つなぎになる食材を入れなくても作れます。ひき肉をこねて固めるだけでも、特に問題はありません。
パン粉・卵・牛乳がないときや、代用として使える食材がないときには、つなぎなしで作ることも検討してみましょう。
ただし、つなぎを全く使わずにハンバーグを作ると、食感や味わいはひき肉に近いものになります。やや固く、肉の味わいが強いハンバーグでもよい場合は、つなぎなしでも心配はありません。
ハンバーグ特有の柔らかくジューシーな食感を出したいときには、ある食材だけでも入れる方が普段のレシピに近くなるでしょう。
ハンバーグのつなぎに使える食材【パン粉の代用】
ハンバーグのつなぎとして使うパン粉は、家に常備しているさまざまな食材で代用できるといえます。おもな食材と使い方を確認しましょう。

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パン
パン粉はパンを細かくして作られた粉です。そのため、パンがあればパン粉の代わりとして使うこともできます。
食パンが使いやすいですが、ロールパンやフランスパンなど、パンの種類は問いません。
細かくちぎって入れるか、凍らせておろし金でおろすことで、細かい粉を作ることもできます。パン粉と使い方や入れる量は変わらないため、使いやすい食材といえるでしょう。
小麦粉・片栗粉
小麦粉や片栗粉などの粉類は、ハンバーグのつなぎとして使えます。特に、小麦粉はパンと同じ小麦が原料のため、味に違和感を覚えにくいでしょう。
粉類をハンバーグのつなぎとして使う場合は、まずひき肉や玉ねぎなどハンバーグの食材をこねて肉だねを作った後、粉をまぶします。
肉のうまみを閉じ込め、形崩れしにくくする効果にも期待できるでしょう。
炊いたご飯
炊いたご飯はもちもちとしていて肉をくっつけてくれるため、パン粉の代わりとして使えます。毎日ご飯を炊いている家庭なら、代用もしやすいでしょう。
ご飯を使う場合、ひき肉の1/4程度の量をパン粉の代わりに混ぜるのが一般的です。分量は好みに合わせて、増減しても構いません。
ご飯をそのまま使うと粒が残るため、気になるときはしっかりつぶして混ぜるとつなぎとして使いやすくなります。
お麩
お麩はパン粉と同じように、小麦粉を使って作られた食材です。パン粉の代わりとして使う場合は、袋の中でたたいて細かく砕くと肉だねに混ぜやすくなります。
汁物の具としてよく使われ、乾燥しているので長期保存もしやすい食材です。普段からお麩を使っているなら、パン粉を切らしているときの代用にも使いやすいでしょう。
お麩は水分を吸い込みやすいため、パン粉に比べてふんわりとした食感に仕上がります。
ハンバーグのつなぎに使える食材【卵の代用】
ハンバーグのつなぎとして使う卵は、どのような食材で代用できるのでしょうか? 卵の代わりに使えるおもな食材を紹介します。卵の代用として使える食材はそれほど多くありませんが、卵なしのレシピも多々あるため、あまり心配はないでしょう。

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マヨネーズ
マヨネーズは、卵の代用として使えます。卵の代わりとして使うと、よりジューシーでふんわりとした食感のハンバーグになります。
【基本的な材料】
・ひき肉 300g(3人前)
・パン粉 大さじ3~4
・マヨネーズ 大さじ2~3
・玉ねぎ 1個
・牛乳 大さじ1~2
・塩こしょう 適量
パン粉・マヨネーズ・牛乳の量は、好みに合わせて増減しても問題はありません。マヨネーズを多く入れるとジューシーさが増してマヨネーズの風味が強くなり、パン粉を多めに入れると形崩れしにくく、食感もしっかりしたハンバーグになります。
山芋
山芋はすりおろすと、とろみのある食感になります。卵の代用として使うと、柔らかい食感のハンバーグが作れるでしょう。
【基本的な材料】
・ひき肉 150~300g
・パン粉 大さじ1~2
・山芋(すりおろし) 50~150g
・玉ねぎ 1個
・牛乳 大さじ1~2
・塩こしょう 適量
山芋をつなぎとして使う場合、量によって食感が変わります。ひき肉と山芋を同量にすると、ふわふわで柔らかい食感に仕上がるでしょう。
ひき肉を多めにして山芋を少なめにすると、肉のうまみと山芋のふんわり感を楽しめるハンバーグに。どちらにするかは、好みに合わせて選びましょう。
ハンバーグのつなぎに使える食材【牛乳の代用】
ハンバーグに入れる牛乳は、ほかの乳製品や似た食材で代用できます。牛乳がなくてもハンバーグは作れますが、代用の食材を入れればコクのあるハンバーグが作れるはずです。代用できる主な食材を紹介します。

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豆乳
豆乳は、牛乳の代用として使えます。豆乳だけでなく、アーモンドミルク・オーツミルク・ライスミルクなど、牛乳には代替ドリンクが多数あるため、好きなものを使いましょう。
どの代替ドリンクを使う場合でも、使い方や量は牛乳と同じです。風味は多少変わる可能性がありますが、ハンバーグのつなぎとして牛乳を使う場合は少量のため、どの代替ドリンクを使ってもそれほど気になることはないでしょう。
豆乳のような代替ドリンクを使う場合、調整豆乳と無調整豆乳があります。どちらを使っても問題ありませんが、砂糖や油分が入っていない無調整の方が、牛乳の代用にはおすすめです。
生クリーム
牛乳と生クリームは、どちらも乳製品です。生クリームの方が乳脂肪分が多くコクがあるため、ややこってりとした味わいになります。コクが出ることを考慮して、少し少なめに使うとよいでしょう。
基本的には、無糖の生クリームを使います。少量の砂糖が入っていてもソースの味付けによっては気にならないかもしれませんが、普段と同じ味わいのハンバーグを作りたい場合は無糖を使う方が無難です。
ヨーグルト
ヨーグルトは、牛乳と比べると酸味があるものの、代用として使えます。量が多いと酸味が気になる可能性があるため、代用として使う場合は少量にとどめるのがおすすめです。
また、ヨーグルトには水分が少ないものと多いものがあります。牛乳の代用として使うなら、水分が多めのヨーグルトがぴったりです。
ハンバーグのつなぎとして使う場合は、無糖タイプが適しているといえます。使う量が少量のため味の変化は感じないかもしれませんが、加糖タイプを使うとやや甘みのある仕上がりになります。
ハンバーグのつなぎがなくても代用でOK
ハンバーグには、つなぎとしてパン粉・卵・牛乳を使います。しかし、つなぎとして使う食材がないからといって、ハンバーグを作れないわけではありません。
代用として使える食材は多いため、家にあるものでハンバーグを作ってみましょう。普段と違う食材を使うことで、おいしいオリジナルレシピを見つけられるかもしれません。
もし代用できる食材がなくても、つなぎなしでハンバーグを作ることもできます。まずは、自分好みのアレンジを考えてみましょう。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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