味噌汁を作りたいけど味噌がない! おすすめの代替メニューは?
味噌汁を作ろうと思ったら、味噌を切らしていた…! そんなときは、味噌汁ではない汁物を作ってみるもひとつの手。まず、おすすめの代用メニューからご紹介します。
お吸い物
味噌汁の代わりとして、真っ先に考えられるのが「お吸い物」。めんつゆを使って簡単においしく仕上げることもできれば、顆粒だしとしょうゆを使って深みのある味わいを求めることも可能です。味噌汁と同じく、さまざまな具を受け入れる懐の深さも魅力的。子供向けに卵とほうれん草を使ったり、豪華にしたいときにはいい豆腐や魚・エビなどのすり身を使っても◎。和風のおかずに合う代替メニューといえるでしょう。
豆乳スープ
こちらはちょっぴり変わり種なものの、豆乳が味噌と同じ大豆でできているという点で親和性は良好。コンソメや鶏がらスープの素、めんつゆなど、味付けにバリエーションがあるのも楽しいポイントです。ベーコンや豚肉・葉物野菜・きのこ・根菜といった具材を入れれば、立派なおかずに進化します。
ミネストローネ
洋風スープですが、健康的なメニューであることが味噌汁と共通しているミネストローネもおすすめです。味噌はないけどトマト缶はあった! というシチュエーションなら、まずこちらを視野に入れてみてはいかがでしょうか。じゃがいも・人参・玉ねぎなど、冷蔵庫に余りがちな材料で作れることも見逃せないポイント。栄養もたっぷり摂れて、満腹度も抜群なメニューです。
味噌がないときの代用品3選

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上記の代替メニューへ置き換えることが難しいなら、いっそ代用品を作ってみるのもアリでしょう。味噌は味の再現が難しそうな食品ですが、実は『きな粉・豆腐・豆乳』で代用可能です。ただし、そのままでは味噌の代わりにならないため、料理で使う前にひと工夫する必要があります。味噌がないときの代用品と作り方を見ていきましょう。
きな粉
きな粉で味噌の代用品を作る場合の材料と手順は次のとおりです。香ばしさがあるので、炒め物などに使えるでしょう。
【材料】
・きな粉:大さじ1
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
・塩:少々
・顆粒和風だし:小さじ1/2【作り方】
1.きな粉以外の材料をよく混ぜ合わせる
2.きな粉を少しずつ入れながら混ぜる
3.ペースト状に近い状態になれば完成
きな粉の風味は残りますが、ほかの調味料により味のバランスが整います。きな粉は余りやすいため、使い切りレシピとしてもおすすめです。
豆腐
続いて、絹ごし豆腐を使って味噌の代用品を作る方法を見てみましょう。詳しくは後述しますが、味噌汁を作りたい際にも活躍するレシピです。
【材料】
・豆腐:30g
・しょうゆ:大さじ1【作り方】
1.すり鉢や泡立て器で豆腐をすりつぶす
2.豆腐がクリームくらいの固さになったらしょうゆを混ぜる
味噌の特徴でもある大豆の風味をしっかりと味わえます。すりつぶした後に少し形の残った豆腐が、粒感のある味噌の見た目と似ていることもポイントです。
豆乳
豆乳を味噌の代用品にする場合、大豆と水のみで作られている「成分無調整豆乳」を使いましょう。こちらは、たとえば味噌煮を優しい味付けにしたいとき、味噌の塩味を抑えたいときなどに向いています。
【材料】
・豆乳:大さじ3
・しょうゆ:大さじ1/2
上記を混ぜ合わせるだけで完成です。大豆の風味が弱く塩味も薄めなので、かなりやわらかな味になります。
味噌が足りないときに加えるもの

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味噌が全くないわけではないが量が足りない、という場合は『しょうゆ・白だし・麺つゆ』を足してみましょう。それぞれのポイントを解説します。
しょうゆ
しょうゆは大豆でできており、同じく大豆を使っている味噌と好相性です。味噌が足りない場合は塩味が薄くなるため、味を確認しながら少しずつしょうゆを足してみましょう。
また、味噌と同じ発酵調味料として、みりんも追加できます。しょうゆだけではあっさりしすぎていると感じる場合は、コクが加わるみりんも一緒にプラスするのがおすすめです。本みりんを使うなら、足した後に一度沸騰させるとアルコールを飛ばせます。
白だし
白だしは、和食の味わいを深めるのに重宝する調味料です。和食なら何にでも使えるため、常備している家庭も多いのではないでしょうか。
味噌が足りない場合に白だしを加えれば、味に深みが出ます。ただし白だしは塩分が強いため、味を見ながら少量ずつ、かつ慎重に足していきましょう。
麺つゆ
麺つゆは、そうめんやそばにつけて使うだけでなく、さまざまな料理に活用できます。1本常備しておくと、味が足りない場合に使えるため便利です。
味噌が少ないときも麺つゆを足せば、味がまとまるでしょう。甘みが出やすいので、ほかの調味料と同様に味見をしながら量を加減するのがポイントです。
味噌の代用に関するよくある疑問

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味噌の代わりに使えるものを考える際に、生じがちな疑問と回答をまとめました。味噌汁を作るときに味噌がないケースで参考にしてみてください。
味噌の代用品は汁もの(味噌汁風)にも使える?
きな粉・豆腐・豆乳で作る味噌の代用品は、炒め物などで使う場合は比較的おいしく食べられるでしょう。一方、味噌の味がストレートに出やすい味噌汁で使っても、おいしくできるのか気になるところです。
きな粉・豆腐・豆乳のそれぞれで味噌汁を作ってみると、ポイントは以下のようになります。
・きな粉の汁もの(味噌汁風):きな粉の風味が強めであるものの、味噌汁に近い味わいも感じる。きな粉が苦手な人にはちょっとハードルが高いかも
・豆腐の汁もの(味噌汁風):見た目や味わいが味噌汁としっかり似ており、違和感なく食べられる
・豆乳の汁もの(味噌汁風):ほんのりと優しい味わいだが、味噌汁というよりはスープっぽさが強い。ホッとしたいときにはおすすめの味
味噌汁で使う味噌の代用品としては、豆腐がおすすめです。
ちなみに味噌汁の味が薄い場合はどうすればいい?
味噌汁を作る際に目見当で味噌を使うと、味が薄くなることがあります。前述のとおり、しょうゆ・白だし・麺つゆを加えれば味を整えやすくなりますが、次に挙げるものも味噌に合います。
・七味唐辛子
・塩
・おろしショウガ
・とろろ昆布
・ごま油
・ラー油
・オリーブオイル
・ヨーグルト
・バター
何を入れるかで味わいは変わるものの、それぞれに独特の風味があるため、自分の好きな味を探してみるのもおすすめです。
なお、味噌汁の味が濃くなった場合はお湯を足して薄めましょう。水を加えて再加熱すると、味噌の風味が落ちてしまう恐れがあります。
味噌がないなら代用品を使おう

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味噌がない場合に使える代用品としては、きな粉・豆腐・豆乳があります。それぞれにほかの調味料を足せば、味噌の代わりとして炒め物や味噌汁に使うことが可能です。
また、味噌が足りないときには、しょうゆ・白だし・麺つゆを加えると味が整います。味噌汁の味が薄い場合は、家庭にあるさまざまなものを足し、自分好みの味を見つけてみるのもよいでしょう。
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Domani編集部
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