具がないときでもおいしく作れるおにぎりアイデア3選

(c)Adobe Stock
朝の忙しい時間におにぎりを作ろうと思って冷蔵庫を開けたら、「具がない!」と焦った経験はありませんか。しかし、具材がなくてもおいしいおにぎりは作れます。手早く作れる「味で満足できるおにぎり」のアイデアを、お弁当作りに活用しましょう。
香りが食欲をそそる「ごま油と塩」おにぎり
塩だけのおにぎりも、ごはんのおいしさがダイレクトに感じられる良い味ですが、ごま油を加えることで香ばしさも出せます。油が入っているので、具がなくても満足感がアップしますよ。食べ盛りの子どもがいる家庭にもおすすめです。
また、ごま油には体に良いリノール酸やオレイン酸・ビタミンEなどが含まれており、健康に気を使いたい人にも向いているおにぎりです。作り方は材料を混ぜて握るだけと簡単なのも◎。
<材料(4個分)>
・温かいご飯:400g
・ごま油:小さじ1〜2(好みに応じて調整)
・塩:約2g<作り方>
1.ご飯とごま油・塩をボウルに入れて混ぜる
2.ラップに1を4等分にして包み、好みの形に握る
のりがあれば、ぜひ巻いてみてください。もっとおいしく仕上がります。
うまみとコクで満足感アップ「麺つゆバター」おにぎり
ご飯に麺つゆとバターをプラスして握れば、具がないときでも満足感のあるおにぎりが完成します。麺つゆに含まれるだしのうまみとバターのコクが、まさにやみつきな組み合わせです。
バターは腹持ちが良く満腹感が得られるので、お弁当に向いています。こちらも材料を混ぜるだけなので忙しい朝でもサッと調理でき、時間を取りません。
<材料(4個分)>
・温かいご飯:400g
・麺つゆ:小さじ1〜2
・バター(10〜20g)<作り方>
1.ご飯と麺つゆ・バターをボウルに入れて混ぜる
2.ラップに1を4等分にして包み、好みの形に握る
麺つゆやバターは、好みに応じて量を調整してください。食べ盛りの子どもに持たせるおにぎりなら、1個当たりのご飯の量を増やすのもおすすめです。
焼いて香ばしく「しょうゆ+すりごま」おにぎり
具がなくても食欲をそそるおにぎりが作りたいなら、しょうゆとごまを混ぜて焼きおにぎりにするのがおすすめです。焼くことによって、しょうゆやごまの風味がさらに香ばしく感じられます。
<材料(4個分)>
・温かいご飯:400g
・しょうゆ:小さじ3〜4
・すりごま:大さじ2.5〜4<作り方>
1.ご飯としょうゆ・すりごまをボウルに入れて混ぜる
2.ラップに1を4等分にして包み、好みの形に握る
3.フライパンで両面に焼き色が付くまで焼く
かつお節を加えると、うまみがプラスされ味に深みが出ます。しょうゆやすりごまは好みに応じて量を調整しましょう。
具なしおにぎりをおいしくするポイント

(c)Adobe Stock
具がないシンプルなおにぎりほど、少しの工夫で味に大きな差が出ます。具なしおにぎりでも満足感を高めるには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
塩加減とご飯の温度を意識する「ごま油と塩」
おにぎりの塩分は、時間が経つとごはんの粒に吸収されて味がぼやけてしまいます。そのためお弁当に持たせるなら、ごはんが温かいときに少し塩辛く感じる程度の塩加減にしておくと、食べる頃にちょうどよくなります。ただ、味の好みは家庭によって違いますので、レシピどおりでは塩辛すぎる、または味気ないと感じる場合は調整してみてください。
ごま油も冷めると香りを感じにくくなるため、若干多めに入れるのがおすすめです。また、ご飯は炊きたてで温かいうちにふんわり握るとコメの間に隙間ができ、冷めたときもギュッと詰まらずおいしく食べられます。
うまみとコクのバランスを調整する「麺つゆバター」
麺つゆにはストレート・濃縮2倍・3倍など、さまざまな種類の商品があります。麺つゆバターおにぎりを作るときは、使う麺つゆによって塩味やうまみが強くなりすぎたり足りなくなったりするので、調整が必要です。味を見ながら、少しずつご飯に加えていきましょう。
バターについても好みの加減は人によって違うため、食べる人の味覚に合わせて調整してみてください。ベストなバランスが決まったらメモに残しておくといいでしょう。
香ばしさが生きるように混ぜる「しょうゆ+すりごま」
しょうゆとすりごまのおにぎりも、ご飯に混ぜて焼くだけと手軽に作れます。ただ、材料の風味を生かすには混ぜ方に工夫が必要です。しょうゆは少量ずつ加え、切るように混ぜましょう。混ざりすぎない程度にあえてムラをつくることで、風味にメリハリがつきます。
ちなみに、焼くときは崩れないよう握りは固めにして、表面が少し乾くくらいまで待つのがポイント。フライパンにアルミホイルやクッキングシートを敷いて焼くと、洗い物が時短できるため便利です。
まとめ

(c)Adobe Stock
具がなくても、家にある調味料やちょっとした工夫次第で、心とお腹を満たせるおにぎりが作れます。忙しい朝でも手軽に作れるアイデアを知っておけば、冷蔵庫に何もないときでも焦らず対応できるはずです。
今回紹介したアレンジレシピをヒントに、家庭のおにぎりにも「おいしさのひと工夫」を加えてみませんか。
メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock
TEXT
Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/
あわせて読みたい