忙しい日の味方「マルタイの棒ラーメン」

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マルタイの棒ラーメンは、手軽でありながら本格的な味わいが楽しめる一品として、日本の家庭で長く親しまれています。その魅力は素材や製法にも表れており、シンプルな中に奥深さを感じさせる味わいが特長です。
棒ラーメンならではのアレンジを楽しむためにも、まずはその魅力を改めて見ていきましょう。
シンプルで飽きのこない味
マルタイの棒ラーメンは、即席麺でありながらノンフライ・ノンスチーム製法を採用しており、ゆで上げると生麺のようにしなやかな食感が楽しめます。
屋台とんこつ味・ごましょうゆ味などバリエーションもありますが、看板商品の「マルタイラーメン(通称「棒ラーメン」)」はポークとチキンがベースの、すっきりとしたしょうゆ味です。
クセが少なくシンプルな味わいは、幅広い世代に好まれます。ただ、何度も食べているうちに「いつも同じ味」と感じてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、少しの工夫で大きく変わる
マルタイの棒ラーメンは、素材の風味を生かした優しい味だからこそ、「ちょい足し」だけでも印象がガラリと変わります。スープにコクを加えたり香りのアクセントを加えたりと、自宅にある食材だけでも幅広いアレンジが可能です。
特に家族で好みが分かれるような場面では、各自が少し工夫するだけで満足感のある一杯になります。飽きやすい定番メニューも、工夫次第でまた食べたくなる味へと生まれ変わるでしょう。
マルタイ棒ラーメンのちょい足しアレンジ5選

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定番の棒ラーメンでも、ちょっとした工夫で味の印象は大きく変わります。忙しい日でも無理なく取り入れられる、簡単でおいしい「ちょい足しアレンジ」を5つまとめました。子どもにも大人にも喜ばれる、身近な食材を使ったアイデアです。
牛乳・卵黄・チーズでカルボナーラ風
牛乳と卵、チーズを加えるだけで、棒ラーメンがまろやかなカルボナーラ風に早変わりします。辛みやクセがなく、小さな子どもでも食べやすい優しい味わいです。
<材料(1人前)>
・マルタイ 棒ラーメン:1食分(スープも1袋)
・水:パッケージに表示されている量の半分(225mL)
・牛乳:パッケージに表示されている水の分量の半分(225mL)
・卵黄:1個分
・チーズ:粉チーズまたはとろけるチーズ(お好みの量)<作り方>
1. 鍋に水と牛乳を半量ずつ入れて火にかける
2. 沸騰したら麺を入れてゆでる
3. チーズは麺がゆで上がる少し前に、スープと同じタイミングで加えて溶かす
4. 麺がゆで上がったら器に盛り、卵黄をそっとのせる
ブロッコリーやキャベツなどの野菜・ベーコンなど、冷蔵庫にある具材を足してもおいしく食べられます。野菜やベーコンを加えることで、栄養バランスも整いやすくなります。
ごま油・ニンニクで油そば
ゆでた麺を湯切りしてタレに絡めるだけで、棒ラーメンが香り豊かな油そば風に早変わりします。ごま油とニンニクの香りが食欲をそそる、大人にうれしいちょい足しアレンジです。
<材料(1人前)>
・マルタイ 棒ラーメン:1食分(スープも1袋)
・水:鍋に入れた麺にかぶる程度の量
・サラダ油:大さじ1(★)
・ごま油:大さじ1(★)
・刻みニンニクまたはニンニクチューブ:お好みの量(★)<作り方>
1.器に粉末スープと(★)の材料を入れてよく混ぜる
2.麺を通常通りにゆでて湯切りする
3.ゆでた麺を熱いうちにタレとよく絡める
物足りなさを感じる場合は、ゆでたモヤシやチャーシュー・刻みネギなどをトッピングしてもよいでしょう。辛みが欲しいときはラー油を少し加えたり、お酢で味変するのもおすすめです。
キムチ・温玉のせ棒ラーメン
ピリ辛のキムチに温玉をのせれば、シンプルな棒ラーメンがまろやかで食べ応えのある一杯に仕上がります。調理の手間が少なく、夜食や1人ランチにもぴったりです。
パッケージ通りに棒ラーメンを作り、ゆで上がったら適量のキムチと温玉1個をのせるだけで完成します。時短になる温玉の作り方も、この機会にマスターしておきましょう。
<温玉の作り方(時短バージョン)>
・深さ5cm程度の耐熱容器に卵を割り入れる
・卵に水がかぶるくらいまで水を入れる
・つまようじや竹串で卵黄に1カ所穴を空ける
・ラップをかけずに電子レンジ(600W)で約45秒加熱する
・卵白が全部白くなっているのを確認して取り出す
・穴じゃくしやスプーンで水気を切れば完成
辛さが気になる場合は、キムチの量を控えめにするといいでしょう。時間があるなら、炒めたモヤシや豚肉などを加えれば、より満足感のある一皿になります。
コーン・バターで札幌風
こちらは北海道の定番・コーンバターラーメンを、マルタイの棒ラーメンで手軽に楽しめるアレンジです。あっさり系のスープにバターのコクが加わり、甘みのあるコーンと相性抜群の一杯になります。
<材料(1人前)>
・マルタイ 棒ラーメン:1食分(スープも1袋)
・コーン(缶詰や冷凍):大さじ2〜3
・バター:10g程度<作り方>
1.棒ラーメンをパッケージの表示通りに調理する
2.麺がゆで上がる直前、スープと同じタイミングでコーンを加える
3.器に盛り付けた後、仕上げにバターをのせる
時間に余裕があるときは、コーンを少量のバターで軽く炒めてから加えると香ばしさが増します。バターの量はお好みで調整してください。
小ネギ・白ごまでシンプルに
小ネギと白ごまを加えるだけのシンプルなアレンジでも、香りや食感の変化で棒ラーメンが新鮮な味わいになります。素材の風味を楽しみたいときにおすすめの一杯です。
<材料(1人前)>
・マルタイ 棒ラーメン:1食分(スープも1袋)
・小ネギ(冷凍でも可):大さじ1程度
・白ごま:小さじ1〜2<作り方>
1. 棒ラーメンをパッケージの表示通りに調理する
2. 麺がゆで上がる直前に、小ネギと白ごまを加える
3. 器に盛って完成
小ネギはあらかじめ刻んで冷凍しておくと、生のものより辛みが少なく手軽に使えます。味に変化を付けたいときは、しょうゆや塩を少量だけ加えるのもおすすめです。
マルタイの棒ラーメンを「ちょい足し」で新鮮に

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いつもの味に少し変化を加えるだけで、マンネリを感じていた棒ラーメンも新鮮に楽しめます。冷蔵庫にある食材や手間のかからない工程で取り入れられる「ちょい足し」アレンジは、忙しい日々でも無理なく続けられるのが魅力です。
子どもにはまろやかで優しい味・大人には香りや辛みを効かせたアレンジなど、好みに合わせた工夫がしやすいのも、シンプルなマルタイの棒ラーメンだからこそできる工夫でしょう。気分やシーンに合わせて、ちょい足しアレンジを自由に楽しんでみてください。
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Domani編集部
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