春のカレーに入れるとおいしい野菜
旬の野菜を使うとカレーでも季節感を味わえます。春にカレーを作るなら、タケノコ・キャベツ・スナップエンドウがおすすめです。特徴や調理の仕方をチェックしましょう。

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タケノコ
タケノコは煮物や炊き込みご飯として食べることが多いかもしれません。和食のイメージが強い食材ですが、カレーにもよく合います。
生のタケノコを使うレシピの中には、あく抜き不要で手軽にタケノコを味わえるものも。いちょう切りにしたタケノコを他の具材と同じように炒めてから、水を入れて煮込みカレールーを入れれば完成です。
また、タケノコの水煮を使うレシピもあります。穂先はトッピング用にフライパンで塩を振って焼き、その他の部分は生のタケノコを使ったレシピと同じようにいちょう切りにして使用します。
キャベツ
春のキャベツは柔らかくてみずみずしいのが特徴です。カレーに入れるとキャベツのうま味を感じられる味わいになります。
キャベツは火が通りやすいため、他の具材より後に入れるとよいでしょう。他の具材を炒めてひと煮立ちしてから入れるか、カレールーを入れてから炒めたキャベツを加える方法があります。
スナップエンドウ
シャキシャキとした食感ときれいな緑色が特徴のスナップエンドウも、カレーと合う春の野菜です。ただし食感と色合いを生かすため、他の食材と同じように炒めたり煮たりはしません。
カレーにスナップエンドウを入れるときには、あらかじめ塩ゆでしたものを、カレールーを加えた後の仕上げ段階で加えるとよいでしょう。
夏のカレーに入れるとおいしい野菜
夏はカレーに入れるとおいしい野菜がたくさんあります。その中でも、ここではトマト・ズッキーニ・オクラを入れたカレーの作り方やポイントを見ていきましょう。

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トマト
みずみずしいトマトは、カレーを煮込むときの水分としても使用可能です。他の材料を炒めたあと、ざく切りにしたトマトを加えて煮込んでから、カレールーを加えましょう。トマトのうま味が詰まったカレーに仕上がります。
煮込むときにトマトを入れるレシピでは、生のトマトの代わりにトマト缶を使ってもよいでしょう。
またカレーのトッピングとして焼いたトマトを乗せれば、彩り鮮やかな夏野菜カレーの出来上がりです。
ズッキーニ
ズッキーニも夏のカレーに入れるとおいしい野菜の一つです。タマネギや肉を炒めるときにズッキーニも炒めて、水を加えて煮込んでからカレールーを入れれば完成です。
入れるタイミングを調整して、ズッキーニを好みの食感に仕上げる方法もあります。トロっとした食感が好みなら、炒めたズッキーニをカレールーを加えた後に入れましょう。シャキッとした食感が好みなら、素揚げしたズッキーニをカレーのトッピングとして盛りつけます。
オクラ
ネバネバした食感が特徴のオクラは、カレーに入れて煮込むととろみが出ます。カレールーを加えた後に、ゆでたオクラを入れてとろみが出るまで煮込みましょう。
鮮やかな緑色を生かして、素揚げや揚げ焼きにしたオクラをカレーのトッピングにするのも一つの方法です。
またオクラはまな板の上で塩をまぶして転がしてから、水で産毛を洗い流して下処理をしておくと、表面が滑らかになり、鮮やかな色に仕上がります。
秋のカレーに入れるとおいしい野菜
秋はさまざまな食材が収穫を迎える季節です。旬の食材の中から、カレーに入れるとおいしい野菜として、サツマイモ・レンコン・キノコ類を紹介します。

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サツマイモ
定番のカレーに入れるジャガイモの代わりに、秋はサツマイモを入れるのもよいでしょう。ジャガイモのカレーよりも甘みを感じられる味わいになります。
サツマイモを加えるタイミングは、他の具材を炒めてから水を入れてひと煮立ちさせた後がおすすめ。まず水にさらし、乱切りや輪切りなど食べやすい大きさに切ったサツマイモを加えます。
かき混ぜるときに、サツマイモが崩れないよう注意しましょう。
レンコン
シャキシャキした食感のレンコンをカレーに入れると、一段と食べ応えがアップします。レンコンは他の野菜と同じタイミングで入れて、炒めたり煮込んだりしましょう。
レンコンはそのまま使うとあくが多く、えぐみを感じることがあります。炒める前に、切ったレンコンを水にさらしてあく抜きしておきましょう。
キノコ類
キノコ類もカレーに入れるとおいしい食材です。シメジ・マイタケ・エリンギなど、好みのキノコ類を組み合わせて入れてみましょう。
カレーに入れるタイミングは、他の食材を炒めた後です。キノコ類を加えて炒めた後に水を加えてひと煮立ちさせたら、カレールーを入れます。芳醇な風味を引き立てるには、キノコをバターで炒めてからカレーに加えるのも一つの方法です。
冬のカレーに入れるとおいしい野菜
鍋や煮物のイメージがある野菜でも、カレーとよく合うことがあります。ここでは冬のカレーに入れるとおいしい野菜の中から、ホウレンソウ・白菜・大根について解説します。

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ホウレンソウ
ホウレンソウのカレーはインドカレーでは定番といえます。もちろんカレールーを使ってつくるカレーとも相性抜群です。
カレーにホウレンソウを入れるタイミングは、カレールーを加えた後がおすすめ。ゆでたホウレンソウを4cm幅に切ってからカレーに入れて弱火で煮ます。
白菜
白菜は弱火でじっくり煮たり、蒸したりすることで、あま味が出てくるのが特徴です。カレーに入れるときには、炒めてから水を入れて弱火で煮込んだり、他の食材とともに鍋に入れて蒸し煮にしたりするとよいでしょう。
水分が出やすい野菜のため、水の量を少なめにすると水っぽさの回避につながります。
大根
大根をカレーに入れるときには、タマネギを炒めるタイミングで一緒に炒め始めます。煮込む前に焼くことで早く柔らかくなり、味が染み込みやすくなる方法でもあります。
だしの風味とよく合う大根は、和風カレーにも合う野菜です。煮込むときに和風だしや麺つゆを入れれば、簡単にアレンジできるでしょう。
旬を取り入れたカレーで、いつものカレーを変化!
カレーは定番の野菜以外にも、季節ごとに入れるとおいしい野菜があります。意外な野菜がカレーによく合うこともあるため、紹介した野菜の種類やカレーへの使い方を参考に、さまざまな野菜でカレーを作ってみましょう。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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