Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE キッチングッズ

2025.06.27

落し蓋の代用になるものは? 身近なアイテムでおいしく煮物を仕上げよう

今夜は煮物を作ろうと思っているとき、落し蓋が見当たらないという経験をしたことがある人は多いかもしれません。煮物を作るときに落し蓋が必要な理由を交えて、落し蓋の代用品として使える身近なキッチンアイテムを紹介します。注意点も考慮して、落し蓋がなくてもおいしい煮物を作りましょう。

Tags:

煮物に落し蓋は必須? 役割とは

煮物を作ろうと思ったときに落し蓋がないと、「なくてもいいかな… 」と思う人もいるかもしれません。しかし、落し蓋があるかないかで、実は仕上がりの味や見た目が変わることも。まずは落し蓋が果たす役割を押さえておきましょう。

日本の代表的な家庭料理肉じゃが(おふくろの味)

(c)AdobeStock

煮汁を全体に行き渡らせて味を染み込ませる

落し蓋が持つ役割の一つは、鍋の中で煮汁の蒸発を抑えつつ、蓋に当たった煮汁が再び食材に降り注ぐことで、食材の上部にも均等に煮汁を行き渡らせることです。食材の一部だけが煮汁から顔を出して乾いてしまうのを防ぎ、全体にしっかり味を含ませることに期待できます。

落し蓋によって鍋の内部の熱が均一に伝わりやすくなるため、少ない煮汁でも火の通りにムラが出にくくなるのも、煮物に落し蓋を使う理由といえます。煮汁の量が少なめでも効率よく加熱できれば、忙しい日の料理も慌てずに済むでしょう。

煮崩れ防止やアク取りにも効果的

煮物を作るとき、具材が煮立った煮汁の中で動いてしまうと、煮崩れの原因になり得ます。落し蓋を使えば、煮汁の対流が和らいで食材が動きにくくなるため、煮崩れの防止につながるのです。

また、浮いてきたアクが落し蓋の裏に付着することで、すくいやすくなるという利点も。アクをこまめに取り除くことで、雑味のない澄んだ味の煮物に仕上がります。

落し蓋の代用になるアイテム3選

落し蓋がなくても、身近なもので代用することは可能といえます。台所にあるものをうまく使って、煮物を上手に仕上げましょう。落し蓋の代用にできるものを三つ紹介します。

アルミホイル

(c) Adobe Stock

「アルミホイル」形も自由に変えやすく万能

アルミホイルは、落し蓋の代用品として手軽で汎用性の高いアイテムです。鍋の形や大きさに合わせて自由に折り曲げられるため、具材の上にぴったりと乗せられます。中央に小さな穴を開けておけば、蒸気の逃げ道も確保でき、吹きこぼれの防止も可能です。

また、使用前にくしゃくしゃに丸めてから広げて使うことで、表面に凹凸ができてアクをキャッチしやすくなるという利点もあります。ただし、調理に使った後は再利用せず、一度使ったら処分しましょう。

「キッチンペーパー」油やアクも吸い取る優れもの

キッチンペーパーも、鍋のサイズに合わせて切れば落し蓋の代用品として十分に機能します。食材の浮きを抑えながら、煮汁に含まれる余分な油分やアクを吸収してくれるため、あっさりと仕上げたい煮物にぴったりです。アルミホイルと違って穴を開ける必要がなく、蒸気を自然に逃がせます。

耐久性にやや劣るため長時間の煮込みには向きませんが、紙を二重にして使うことで補強はできます。繰り返し使える丈夫なタイプであれば、一枚でよいケースもあるでしょう。

「平らな耐熱皿」水分の蒸発を抑えてじっくり火入れ

煮物の上にちょうどよく収まる平らな耐熱皿も、落し蓋の代用アイテムの一つとして挙げられます。鍋よりひと回り小さいサイズであれば、食材全体を程よく押さえつけ、水分の蒸発を防ぎながらじっくりと火を通せるでしょう。

ただし、皿が重すぎると食材がつぶれてしまう可能性があるため、できるだけ軽めのものを選ぶのがポイントです。使用前には、必ず耐熱性があるかを確認しましょう。

落し蓋を代用するときの注意点

落し蓋の代用アイテムは便利ですが、使い方によっては思わぬ失敗につながることも。安全に・おいしく仕上げるために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。

海老芋

(c)AdobeStock

代用品が鍋より大きすぎると、端が火に触れて燃える恐れが考えられます。反対に小さすぎると落し蓋としての効果を発揮できません。鍋に合ったサイズに整えてから使用することが大切です。

また、代用品の密閉性によって煮込み時間や火加減を調整しなければならない場合があります。煮汁が減りすぎないよう、途中で様子を見ると安心です。煮込み途中で味見をしながら時間を調整すると、仕上がりの失敗が減るでしょう。

さらに、耐熱性のない素材は使用を避けます。ラップや薄手の紙は高温で溶けたり焦げたりする可能性があるため、落し蓋の代用には向いていません。

まとめ

落し蓋が見当たらなくても、家にあるもので代用できます。手軽で成形しやすいアルミホイル、穴を開けなくても蒸気を逃がせるキッチンペーパー、水分の蒸発を抑えたいときに適した耐熱皿など、利便性や料理との相性を考えて代用アイテムを使い分けてみてください。

落し蓋がなくても煮物をおいしく仕上げるためには、ちょっとした工夫とアイデアが大切です。紹介した代用アイデアは、慌ただしい夕方の台所でも無理なく活用できるでしょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

TEXT

Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
WEB Domani

あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!