濃い色の服は、目立たない部分を湿らせて色移りの有無をチェック!
ベビー服などの繊細な素材への配慮
細かい装飾や柔らかい生地は、摩擦に弱い傾向があります。ですから、洗う前に裏返しておくと、表面の傷みを防げます。ベビー服は肌へのやさしさも大切です。洗剤は無香料や低刺激のタイプが向いています。すすぎは丁寧に時間をかけると、成分が残りにくくなり、肌荒れのリスクも減るでしょう。

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旅行やホテル滞在中の簡易手洗い術
旅先での洗濯は、場所や道具が限られる中での工夫が求められます。ジッパー付きの袋に水と洗剤を入れ、服を押し洗いする方法は、省スペースで便利です。脱水はタオルに包んで体重をかけて押すと、余分な水分が取れやすくなります。干すときはバスタオルの上に広げるか、2本のハンガーを使って風通しをよくすると乾きやすいですよ。
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手洗いで失敗しやすいポイントと防ぎ方
初めて手洗いに挑戦すると、思わぬトラブルが起きることもあります。色落ちや縮み、型崩れなどは、ちょっとした工夫で避けられるものです。よくある失敗例と、その防ぎ方を見ていきましょう。
色落ちの原因と対処法
色落ちは、水と染料の相性によって起きることがあります。濃い色の服ほど、色がにじみやすい傾向があります。洗う前に、目立たない部分を湿らせて白い布で軽く押さえてみると、色移りの有無を確認できます。
また、洗濯洗剤を使用するとその洗浄力で水で濡れた場合よりも色落ちしやすくなります。水に洗濯洗剤を混ぜた段階での色移りの有無も確認しましょう。色落ちが心配な場合は、他の衣類と分けて単独で洗うと安心です。

縮みを防ぐ水温・洗い方のコツ
衣類の縮みは、急激な温度差や摩擦によって起きやすくなります。手洗いでは、最初から最後まで同じ温度のぬるま湯を使うと安定します。洗い方も、上下にゆっくり押すような動きで十分です。生地同士をこすらないようにするだけで、縮みのリスクはかなり減ります。
脱水や干し方で型崩れを避けるには
強く絞ると、生地の繊維が歪んで形が崩れやすくなります。脱水の際は、タオルで包んで押しながら水気を吸い取る方法が適しています。干すときは、重みがかからないよう平らな場所に置くか、ハンガー2本を使って間隔を持たせると、型崩れを防ぎやすくなります。
最後に
- 手洗いは力を入れすぎず、やさしい押し洗いが基本です。
- 洗剤は中性タイプを少量使い、すすぎはしっかり行います。
- 脱水や干し方も工夫次第で型崩れを防ぎやすくなります。
服の手洗いは難しそうに感じますが、コツを押さえれば手軽にできる方法です。素材に合ったやり方や注意点を知っておけば、大切な服を長くきれいに保つことができます。時短や節約にもつながる手洗い習慣を、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。
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