子供の手作り通園バッグを作るときのポイント
手作りバッグは工夫一つで色々なバリエーションに様変わりできます。どのような工夫を加えれば子供が使いやすく喜ぶ手作りバッグを作れるのか?そのポイントについて解説していきます。
【1】生地はシンプルな“コットンタイプ”を
通園バッグ(レッスンバッグ)を作るとき、まず最初に行う“生地選び”。
どんな柄にしようか悩むお母さんも多いかもしれませんが、通園バッグなど子供用のバッグを実際に持つのは、子供ではなくママやパパの方が多いのが現実。
そのためキャラクタープリントではなく、シンプルなコットン生地を選ぶ親御さんが多いよう。流行りのキャラクタープリントを選びたいときは、キャラの顔がプリントされたものではなく、連想する色や柄を選ぶのもおすすめです。
【2】使いやすいように工夫する
手作りの醍醐味は「使いやすいように工夫できる」こと。
標準的な通園バッグの大きさは、縦(高さ)30cm×横(巾)40cmでA4が入るサイズですが、持ち手の長さもとても大事です。
子供が持ったとき、バッグの底が地面に擦れない長さであることが重要です。また、とくに保育園の場合は着替えやおむつ等でかさばる可能性があるので、マチありが必須になるでしょう。
大型手芸店の“ユザワヤ”では、各店舗でさまざまなアイテムの作り方と型紙を配布しており、公式サイトでダウンロードすることもできます。こちらを参考にデザインを決めても良いかもしれませんね。
▶︎参考:ユザワヤ 入園&入学特集
【3】持ち手を“革”に変えれば高級感が出る
手作りバッグを高見えさせるポイントは「持ち手」にあるそう。
持ち手を共布にするのではなく、革素材にするだけで一気に高級感がアップ!最近ではこういった革の持ち手は100均で手に入ることも。ぜひ手芸コーナーをのぞいてみて。
【4】“ワッペン”をつけてお気に入りのデザインに
無地の生地だけではどうも味気ない…。そう感じたらワッペンの出番!
ワッペンは取り外しができるので、キャラクターに飽きたら別のものに変えられるというメリットもあります。アイロンだけでは取れやすいので、少し手間でも針と糸で縫い合わせるのがおすすめ。
こういったワッペンは、フリマアプリやネットなどで100円前後〜で購入可能。大きなサイズのものでも数百円で買えることがほとんどです。
「悪戦苦闘しながら作った通学バッグと体操着入れ、上履き入れ、ランチョンマット。労力は市販品を購入するよりはるかにかかりますが、子供といっしょに生地を選んだりするのも楽しい時間。これから入園・入学に向けて、参考になればうれしいです」(エディター 川口ゆかりさん)
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裁縫が苦手なママ・パパにおすすめな方法はこれ!
裁縫はあまり慣れていない、裁縫が苦手…というママ・パパでも手作りできるおすすめ方法を紹介していきます。
■初心者さんは手作りキットが簡単
裁縫に慣れていない方は、手作りバッグのキットが簡単で便利です。手作りキットには写真付きの詳しい解説がついていることが多いので、その通りに進めていくだけで失敗のリスクが大きく減ります。
基本の縫い方からレクチャーしてくれる案内が付属していることもあるので、全くの初心者さんでもいきなり自分で糸や布を買って作成するよりは、チャレンジしやすいのではないでしょうか。
■糸は使わず“ボンド”を使う
縫わずに貼るだけのボンドもとっても便利!時間がなかったり、裁縫が苦手だったり、ミシンがなかったりといったママ・パパのピンチを救ってくれるアイテムです。▲ボンド 裁ほう上手 チューブタイプ
▲ボンド 裁ほう上手 スティックタイプ
手作りバッグはもちろん、洋服や小物につける細かい飾りにも使用でき、洗濯、ドライクリーニングもOKです。
「ボンド 裁ほう上手」だけで、こういったマルチバッグや…
上履き入れ…
巾着袋やティッシュケース、シュシュなども作れてしまうのです!
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■超シンプルなミシンを使う
普通のミシンは高いし使うのが難しい…保管場所も取るし…。そんなママ・パパにおすすめなのが、超シンプルな作りの「子育てにちょうどいいミシン」。
▲株式会社アックスヤマザキ 子育てにちょうどいいミシン
QRコードでサイトにアクセスすると、使い方や作り方の動画を見ることができ、動画を見ながら作業できるようスマホスタンドも付属しています。
子供が園や学校に通うときに使う、レッスン袋や巾着袋などの作り方も専用サイトから動画で解説。
一般的なミシンが4kg以上のところ、こちらの重量は約2.1kg。サイズは幅29.4×奥行き11.5×高さ26.5cmととてもコンパクト。ファッション誌の表紙と同じくらいのサイズで、気軽に出し入れできるのも魅力です。
「空いた時間にサッと取り出して簡単に使えるので、働くパパやママにぴったり。コードレスにもなるのでどこでも場所を選ばず使用可能です。また、子供は親が自分のために作業をしてくれると感じると、うれしくなり、そばにやってきます。そこも考慮し、極力安全性に考慮した設計をしました」(アックスヤマザキ代表・山﨑代表)
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ワーママの手作りバッグの作り方を拝見!
ふたりの子供を育てるママの手作りバッグ
フルタイムで働きながらふたりの子供(男女)を育てるブランスクム文葉さんに、バリバリ働きながら手早く作るコツや役立つアイテムを教えてもらいました!
「手作りするときは複数の布を組み合わせて作るとオリジナリティが出て、見栄えもよくなります。『切った布の端を三つ折りにして、アイロンをかけて縫う』といった細かくて時間のかかる作業をなるべく省くために、私は市販のバイアステープを良く使用しています。挟んで縫うだけで布の端も処理できるし、アクセントになって可愛いですよ。リバティの生地などで端布が出た時に、バイアステープメーカーでバイアステープを自作することもあります」(文葉さん)
通園バッグはお兄ちゃんと妹ちゃんでおそろいデザインの色違いにしているのだそう!
「子供たちふたり分の荷物を持ち帰るとき、チグハグなデザインのものを持ちたくないので、通園バッグをお揃いに。並んで歩くときも、同じデザインのほうがかわいいので♡」(文葉さん)
仕事や育児に忙しい文葉さん。こういった作業は深夜に黙々と行っているそうです。
「まとまった時間が取れる深夜に作業をしています。こどもが起きている時間は気が散ってしまい、うっかり合わせを間違えたり気の焦りから作業が雑になることも。やり直すために余計に時間がかかってしまうので、ひとり時間にやると決めました。深夜に黙々と作業をしていると、不思議と心も落ち着きます」(文葉さん)
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