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2023.05.05

〝来てください〟って敬語として正しい?ビジネスで使用する際の注意点も併せてご紹介

 

〝来てください〟は、「ください」と丁寧語をつけているため、敬語として目上の方などに使うことができますが、ビジネスで使うには注意が必要な言葉でもあります。今回は「来てください」の正しい使い方や丁寧な表現などをご紹介します。

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「来てください」は敬語として正しい?

「来てください」は、正しい敬語表現です。「ください」と丁寧語をつけているため、敬語として目上の方などに使うことができますが、ビジネスで使うには注意が必要です。

来てください

ビジネス等で使う時の注意点

「来てください」は、「ください」と断定的な表現をしているため、命令に近い印象を与えます。目下の者や同僚に対して使うのは問題ないでしょう。しかし、丁寧さを求められる目上の方や、取引先などには相応しくありません。

「ご(御)足労ください」は失礼?

ご足労」とは、「相手を敬って、その人がわざわざ出向くことをいう語(小学館『デジタル大辞泉』より)」。よって、「ご足労」は敬語表現にあたり、目上の方や取引先に使うことができます。しかし、「ご足労」は相手が出向いてくれる時や、出向いてもらった時に使う労いの言葉。「ご足労いただき、ありがとうございます」のように使います。

「来てください」という意味で目上の方に「ご足労ください」や「ご足労願います」と表現するのは、来てもらうことを命令しているニュアンスが強いため、失礼にあたる場合があります。目上の方や取引先、お客様には使わない方がベターでしょう。

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「来てください」の丁寧な表現とは?

「来てください」は敬語表現だとわかりました。しかし、ビジネスシーンではより丁寧な表現を求められますよね。「来てください」を丁寧に表す言葉を見ていきましょう。

来てください

お越しください

お越しください」は、「行く、来る」の尊敬語、「お越しになる」+「する」の尊敬語「ください」で成る言い回し。一見、二重敬語ではないのか? と思われますが、「お越しください」は、正しい敬語表現です。「お越しになる」と「する」という2つの言葉から成り立っているため、二重敬語ではありません。よって、「来てください」ということを丁寧にした言葉として、目上の方や取引先などに使うことができる言い回しです。

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いらしてください

いらしてください」は「いらっしゃってください」を省略した言葉。「いらっしゃる」+「ください」で成り立ちます。「いらっしゃる」は「行く」「来る」「居る」の尊敬語、「ください」は「くれ」の尊敬語。「いらしてください」は、相手が行くことや来ること、居ることにも使うことができる表現です。しかし前述の通り、「いらしてください」は略語なので、目上の方や取引先に対しては「いらっしゃってください」と丁寧な言い方をするのが賢明です。

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