【目次】
・そもそも「髪の毛に必要な栄養素」ってなんだろう?
・健康な髪の毛を育むためのおすすめサプリ
・髪の毛にいいサプリだけでなく同時に生活習慣も見直して
そもそも「髪の毛に必要な栄養素」ってなんだろう?
専門家によると「亜鉛」など主に3つの栄養素が必要
資生堂プロフェッショナル トレーナーの西山直人さんによると、サプリメントで補いたい栄養素として、以下の3つを積極的に摂ることがおすすめだといいます。
亜鉛
牡蠣、レバー、いわし、ナッツ類など。ビタミンB6と一緒に摂取することでさらに効果的だそう。
タンパク質
肉類、魚介類、卵、牛乳、大豆製品など。毛母細胞を活性化させる、イソフラボンと同様の働きをするイソフラボンを多く含む大豆製品はとくにおすすめなんだとか。
ビタミンB
豚肉、レバー、うなぎなど。
ビタミンAやビタミンEも必要
髪を構成している成分は、ほとんどが「タンパク質」。そのため、大豆製品や魚、肉などでのタンパク質補給が重要だと言われていますが、実は「ビタミンA」や「ビタミンE」といった栄養素も必要なのだとか。
これらの栄養素は、取り入れたタンパク質を効果的に吸収するのに欠かせません。
また同時に、細胞を正常に機能させるためのミネラル、とくに海藻類に豊富に含まれるヨウ素や、貝類や緑茶に含まれる亜鉛も不足しないよう摂取することも大事です。
女性の場合は鉄分の見直しも
予防医療/栄養コンサルタントの細川モモさんによれば、抜け毛や切れ毛、白髪といった髪の毛のトラブルには、「貧血」も関係している可能性があるのだそう…!
「日本女性が1日に必要とする鉄分は11mg、経血量が多い場合は16mgですが、働く女性では6.74mg(※1)、子育て中のママは821mg(※2)とかなり不足している状態。結果的に、400ccの献血ができない女性は約4割(※1)と多くの女性が貧血を抱えています。
また、ヘモグロビンに異常がなくとも貯蔵鉄が枯渇している“隠れ貧血”は約3割おり、貧血ではなくとも鉄欠乏の女性は1,000万人と推測されています。貧血になると毛母細胞に酸素と栄養素が十分にゆき届かず、髪がボリュームダウンして地肌が見えてくるといった〈びまん性脱毛〉をまねく可能性が高まります」(細川さん)
髪の毛の悩みには「鉄不足」が関係している可能性もあるのですね。
※1「「Will Conscious Marunouchi「まるのうち保健室」調査」Copyright© 2015 三菱地所株式会社・一般社団法人ラフデリAll Rights Reserved.」
※2「こどもすくよか白書」Copyright© 2019 一般社団法人ラブテリAll Rights Reserved.
健康な髪の毛を育むためのおすすめサプリ
頭皮と髪にアプローチする!スカルプ&ヘアー ビューティマルチサプリ
特許成分「リンゴポリフェノール」や「マリンプラセンタ」、今注目の「ワサビスルフィニル」など、1粒に14成分をギュッと贅沢に凝縮したサプリメント。栄養が行き届きやすく、芽が生えやすい良質な畑(頭皮)を作り、きれいな花(髪)を繰り返し咲かせてくれることを可能に!国内工場の完備されたクリーンルーム内で製造しているので、高品質かつ安全なのも嬉しい。
薄毛や白髪に!DHC ミレットUP
ヨーロッパで古くから愛用されてきた植物「ミレット」を配合したサプリメント。弱ってきた髪の毛をたくましくしてくれる。
髪の毛がパサパサしてきたら…!小林薬品工業 デプリス
(180粒入り、1日6粒を目安とし30日分)
ツバメの巣やコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、アスタキサンチン、プラセンタなど美容成分をたっぷり配合したサプリメント。中でもツバメの巣はアンチエイジングや抗酸化作用にも優れていて、肌や髪質の改善も期待できるのだそう。
「私はその絶大な効果を1週間足らずで実感しました! 寝る前に飲むのがいちばんよいのだとか」(ビジュアル・エディター 有田千幸さん)
髪の毛だけでなく爪や肌も元気に!オルト バンビウィンク
レバーや卵黄、大豆などに多く含まれる水溶性のビタミン「ビオチン」をメインに、育毛効果で注目の「ポリアミン」を配合したサプリメント。髪の毛、眉、まつげ、さらには爪や肌にも効果が期待できる。
髪の毛にいいサプリだけでなく同時に生活習慣も見直して
喫煙やアルコールの過剰摂取に注意
資生堂プロフェッショナル トレーナーの西山さんによれば、日々の生活習慣の見直しも、健康な髪の毛を育むためには重要だといいます。
「血行不良の原因になる睡眠不足、細胞の活性を促すビタミンB12を壊してしまう喫煙、ビタミンCを大量に消費するアルコールの過剰摂取などに注意。喫煙やアルコールの過剰摂取は、交感神経を活発にしてしまうので、睡眠不足の原因にも。『体にいい生活習慣は、髪にもいい』のです」(西山さん)
質の高い睡眠も心がけて
人は眠っている間に成長ホルモンを分泌します。これは体のさまざまな組織や細胞の修復に働きかけるもので、22~翌2時にとくに活発に分泌されることがわかっています。
そのため、この時間帯はできるだけ深く眠ることが重要。
この時間帯に質のいい睡眠ができていれば、成長ホルモンの働きかけによって、頭皮の環境が整えられたり新しく髪が作られたりと、髪に栄養を与える毛母細胞を健康な状態に整えてくれます。
長く眠ればOKということではなく、あくまで〝質〟が伴う必要があります。その上で毎日「5時間以上の睡眠」を取ることが大切なのです。