「安部ごはん」は、「5つの魔法の調味料」を用意しておくことで、「時短」で「おいしく」「簡単に」しかも「無添加」の料理がどんどん作れてしまうということが最大の特長です。
普段料理をしない人、料理が面倒だから市販の惣菜やレトルトに頼ってしまうという人が「料理をしよう」という気になってくれれば、それが私にとっていちばんうれしいことです。
料理が苦手な人ほど「あること」をやっていない
一方で、「レシピを見て、作ってみたけど……」という人の中から、こんな声も聞かれました。
「『魔法の調味料』を使って、レシピどおりに作ってみた。確かに簡単だと思うが、全体的にちょっと甘すぎると感じた」
「血圧が高いので減塩メニューにしたいが、レシピのとおりだと味が濃すぎた」
なぜこんな声が上がるのか、最初は理由がわかりませんでした。
「魔法の調味料」を使えば「味のベース」はまず決まるし、あとは「自分の好み」に合わせて調整すればいいだけです。
「『料理が突然、上手になる』たった1つの簡単秘訣」でも紹介しましたが、たとえば、あらかじめ「しょうゆ+砂糖」で作る「かえし」さえ用意しておけば、それが「和の味付けのベース」になり、失敗しにくくなります。
あとは個人の好みで、料理に「甘さ」が欲しければみりんを足したり、たとえば「ブリの照り焼き」で辛味が欲しければ大根おろしを足すなど、アレンジもしやすくなります。
しかし、「うまくいかない人がいる」ということを知り、そこでハッと気づいたことがあります。それは「レシピどおりに作ったのにうまくいかない人、そもそも料理が苦手な人、自信がない人」に限って、日頃から「ある重大なこと」をやっていない、という事実です。