Summary
- 「問題解決能力」とは「問題を認識し解決策を実行する力」を意味する言葉
- 「問題解決力が高い人」の特徴には「現状を適切に把握できる」や「適切に分析をする」がある
- 「問題解決能力」を高められる方法には「日頃から物事に対して疑問を持つこと」などがある
Contents
「問題解決能力」とは?
仕事や日常で避けられないのが、問題の発生です。問題が発生すると、必要になるのが「問題解決能力」ですが、この能力が具体的に何を指すか、明確にわかる人は少ないかもしれません。
問題や課題を冷静かつスピーディーに解決することができる力は、ビジネスにおいて必ず必要とされるもの。それができる人は、必要不可欠な人材であると言えるでしょう。「問題解決能力」とは何か正しく把握し、身につけたいですね。
まずは、「問題解決能力」の言葉の意味を解説します。
意味
「問題解決能力」とは、「問題や課題があることに気づき、その問題の解決策を考え実行し、解決することができる能力」のことを指します。
「問題」とは、
困った事柄。厄介な事件。解決すべき事柄。(〈小学館 デジタル大辞泉〉より。以下同)
「解決」とは、
問題のある事柄や、ごたごたした事件などを、うまく処理すること。またかたづくこと。
問題を認識する力、解決策を考える力、解決策を実行する力を合わせて「問題解決能力」というのが一般的な定義であるといえます。
「問題解決能力」は、知識を得て、経験や努力などを積み重ねることで身につけることができるもの。ビジネスパーソンは鍛えておきたいスキルと言えるでしょう。
「問題解決能力」を英語で表現すると
「問題を解決する」を英語で表現すると「solve the problem」です。「slove」は「解決する」、「problem」は「問題・課題」という意味があります。「問題解決能力」というニュアンスは、下記のように表現できるでしょう。
・How can we solve the problem?(どうしたらこの問題を解決できるかな?)
・Problem-solving skills are important.(問題解決能力はとても重要だ)
「問題解決能力」が低い人の特徴とは?
問題を解決する能力が低いと、仕事やプライベートにおいて悩みを抱えることが多いでしょう。次に挙げるのは、「問題解決能力」が低い人の特徴です。自分や周りの人に当てはまることがないか、チェックしてみてください。
問題点を見つけることが苦手
「問題解決能力」が低い人は、そもそも物事の問題点や課題を見つけることが苦手です。うまくいかないことがあっても、原因を突き止められず、問題を抱えたまま物事を進めてしまいがち。問題発見は、問題解決のファーストステップです。問題点を見つけられないと、解決に向けて進むことすらできません。
その結果、同じミスを繰り返す、同じところでつまずきがちに。仕事の効率は上がるどころか下がる一方になり、その影響で人間関係にヒビが入ることも…。すべてが上手くいかない悪循環に陥ることもあります。
論理的に考えることができない
「問題解決能力」が低い人は、物事を論理的に考えることが苦手でしょう。問題やトラブルが起きたら「失敗したからもうダメだ」と落ち込んだり、「同僚のせいで会議に遅刻した」と責任転嫁したり。つい感情的になり、自暴自棄になりがちです。
また、冷静に現状や課題を分析することが苦手なため、同じことを繰り返して状況を悪化させてしまうということも。いつまでも問題を解決できず、状況を少しも変えることもできないまま、時間だけが過ぎるでしょう。