改善点の洗い出しができることをアピールする
改善点の洗い出しとは、問題解決の中でさらに改善できる点がないかを探り、見つけ出すことを指します。解決したから終わりではなく、再発防止に着目したことを伝えましょう。提案した再発防止策を説明するのもいいですね。チームに改善策の提案をしたのであれば、どんなことに注意して説明したのかにも触れてください。
ただし、具体的に話し過ぎるのは避けましょう。特に社外秘情報に触れるのはNG。すでに退職していたとしても、漏らしてはいけません。
具体的な説明ができない場合は、「社外秘情報に該当する箇所のため説明できない」ことを伝えるといいですね。企業が知りたいのは、その人の思考プロセスです。自分がなぜそう思ったか、それに着目したのはなぜかを話せるようにしておきましょう。
「問題解決能力」を鍛える方法とは?
「問題解決能力」は、生まれながらの才能ではありません。トレーニングを重ねることで、どんな人でも身につけるスキルです。ここからは「問題解決能力」を身につけるための、効果的な方法を3つ紹介します。
物事に対して「なぜ?」と問いかける習慣を持つ
「問題解決能力」を身につけるには、日頃から物事に対して疑問を持つのが近道です。目の前で起きていることに対して「なぜこうなったのか?」「自分だったらどう解決するか?」と考えることが、習慣化につながります。この習慣が身につくと、いざ問題が起きた時に冷静に対応することができるでしょう。
現状の問題や原因を紙に書き出してみる
「問題解決能力」が身についていないと、問題発見や原因分析を難しく感じるでしょう。しかし、これらを頭の中で行うのは難しいもの。
問題発見や原因分析に慣れるには、書き出すことが有効です。仕事やプライベートで問題だと思うことがあれば、ささいなことであっても書き出してみてください。これは、よいトレーニングになるはずです。
書き出す項目としては「何が問題か」「その原因となる要素」「問題で生じるリスク」などが挙げられます。これらを書き出していくと、問題が「視える化」しますので、頭や気持ちの整理にもなるでしょう。また、問題を可視化することで、論理的に考えるようになります。論理的思考が徐々に身につき、問題解決力がアップするでしょう。
「問題解決能力」が高い人の真似をする
「問題解決能力」を身につけたいなら、スキルが高い人を見つけるのもいいですね。その人をロールモデルと捉え、しっかり観察し、真似をしてみてください。トラブルが起きた時、その人がどのように行動か、対処法も含めてよく観察することからはじめましょう。また、その人の考えに触れることで、思わぬ発見や解決策を見出せるかもしれません。身近にロールモデルがいない場合は、書籍に頼るのもいいですね。
最後に
「問題解決能力」についてまとめました。「問題解決能力」は、生まれ持った才能ではなく、後天的に身につけることができるスキルです。紹介したトレーニングを積み重ねることで、誰でも鍛えることができるでしょう。さらに言えば、積み重ねると着実にスキルアップします。できることから取り入れ、「問題解決能力」を身につけてくださいね。
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