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2021.12.10

「水島精二監督は憧れの存在でした」俳優・山田裕貴さんインタビュー(前編)|アニメーション映画『フラ・フラダンス』

福島県いわき市を舞台にしたオリジナルアニメーション映画『フラ・フラダンス』。本作で新人フラガールを見守る癒し系マネージャーの〝平和人〟の声優を務めた山田裕貴さん。インタビュー前編では本作への思いや声のお芝居を通して感じたことなどを語ってくださいました。

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僕が演じた〝平和人〟の人柄の良さが伝わるよう、声色を意識して演じました

──本作の総監督を務めた水島精二さんは憧れの存在だったそうですね。

山田さん(以下敬称略):上京したばかりの18歳の時に、水島さんが監督を務めた『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』を観て衝撃を受けたんです。“戦って生きるとはこういうことか!”と、魂まで響いたんですよね。そのあとすぐに『海賊戦隊ゴーカイジャー』に出演したのですが、ある日「ゴーカイジャー!」と叫ぶ声を担当している関智一さんの舞台を観に行ったら水島監督がいらっしゃったんです。今から10年ほど前の話ですが、そのとき運命を感じました。というのも、アニメーション監督はメディアに出ることが少ないので、水島監督のお顔を認識している人は割と少ないと思うんです。だけど僕は『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』のボックスDVDを買って、メイキングに入っている監督のインタビュー映像を見ていたからもちろんお顔は知っていたんです。

──『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』を愛する気持ちが監督との偶然の出会いを作ったのかもしれませんね。

山田:そうかもしれません。“こんなことは二度とない”と思い、思い切って監督に声をかけたら、気さくにお話ししてくださって。それ以来、メッセージのやり取りをさせていただいているのですが、監督から「山田くんの活躍すごいですね。応援しています」と温かいメッセージをいただいた時はすごく嬉しかったです。そんな感じでずっと交流させていただいた中で本作のお話をいただいたので、こんな幸せなことはないなと思いました。

──山田さんが演じた和人は明るくて気遣いのある優しい性格なので山田さんのイメージにピッタリな役だと思いました。

山田:ありがとうございます。彼は“へいわじん”と書いて“平和人(たいらかずと)”なので、名前からもどんなキャラクターかわかりますよね。裏表がなく本当に良い人なので、そういう人柄が伝わるような声色を意識して演じました。

──監督からは何かリクエストはありましたか?

山田:最初は“優しさ”をイメージして演じていたのですが、監督の中で和人はもう少し元気なイメージだったみたいで、「もうちょっと明るく」というリクエストがありました。僕は声のトーンが低めなので、普段よりも3ギアぐらい上げました。たぶんディーン(・フジオカ)さん演じる鈴懸さんとのキャラの対比をつけるために監督はそのようなリクエストをされたんじゃないかなと思います。なので元気づけるような張りのある声と、優しくて温かみのある声の両方を場面ごとに使い分けながら、メリハリを大事に演じていました。監督からも「本当に素晴らしかったです。声をかけさせてもらって良かったです」と言っていただきました。

──声優としての参加は『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』、『100日間生きたワニ』に続いて今回が3回目となりますが、声のお芝居で気をつけていることや大事にしていることは何かありますか。

山田:『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』の時は、声優を本業でやられている方々との違いを感じて結構悩んだんです。例えば、“あの声の出し方はどういう風にやっているんだろう”、“どうすれば声だけであんな表現ができるんだろう”とか。ご縁があって宮野真守さんと知り合って、色々と相談させていただいたことがありました。「最初はどうしても声優としての演じ方がわからなくて考えてしまうよね。だけど、僕がこれまで声優として色んな経験をしてわかったのが、テクニックだけが全てじゃないってこと。最終的には心だから。山田くんなら絶対に大丈夫だよ!」とアドバイスをしていただきました。本作も“心”を大事にしながら演じていました。

──今後も声優の仕事に挑戦したいですか?

山田:声優の仕事を通して、作品にとって“音”はかなり重要な要素なんだと気付いたので、そこの表現を集中してできるというのはすごく面白いなと今回改めて感じました。自分はまだまだ経験不足ですが、声をかけていただけるならもっと声優に挑戦してみたいです。

撮影/三橋優美子 取材・文/奥村百恵

『フラ・フラダンス』(公開中)

オリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』本予告

【Story】
福島県いわき市に暮らす高校生・夏凪日羽。卒業後の進路に悩む日羽は、かつて姉・真理が勤めていた「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て衝動的に、新人ダンサー=フラガールの採用試験に応募する。未経験ながらも採用された日羽は、鎌倉環奈、滝川蘭子、オハナ・カアイフエ、白沢しおんたち同期と共にフラガールへの道を歩み始めるが、個性豊かすぎる5人の足並みはそろわず、初ステージで、ある大失敗をしてしまう。「今までで、一番ざんねんな新人たち」と呼ばれ、落ち込む彼女たちだったが、恋、ダイエット、そしてフラ…と、いいことも辛いことも分かちあいながら、フラフラしながらも絆を深めていく──。

▶︎公式HP

 

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