ヨーロッパに生息していた「セイヨウタンポポ」
ヨーロッパに生息している「セイヨウタンポポ」という種類もあります。1904年に北アメリカから北海道の札幌市に導入されて、日本全国に広まりました。「総苞片」が反り返っていることが特徴です。
セイヨウタンポポの種は量が非常に多く、小さく軽いため遠くまで風に飛ばされて広範囲に広がります。アスファルトの間に生えている場合もあります。土壌環境に対する適応能力は、「ニホンタンポポ」よりも低い傾向です。
1年中開花するため、季節を問わず楽しめるでしょう。
白い花が特徴「シロバナタンポポ」
一般的な黄色ではなく白い花を咲かせる「シロバナタンポポ」という種類もあります。日本の在来種とされており、ニホンタンポポから派生しました。関東より西側に分布し、2〜5月にかけてきれいな花を咲かせます。
舌状花が少なく、最初は反り返っていなかった「総苞片」が花の咲き終わる頃には反り返る特徴があります。外来種よりも数が少ないため、比較的珍しい花でしょう。住宅地でも見られるので、春に庭や河原で探してみるとよいかもしれません。
【目次】
まとめ
「蒲公英」の正しい読み方は「タンポポ」です。名前の由来は鼓の音から、漢字の由来は中国で使われている漢方から来ています。
花言葉には、愛の神託(神託)や別離などがあります。綿毛で花占いをすることや綿毛が飛んでいく様子から、そのような花言葉が付けられました。
花びらのように見える部分が1つの花であり、花と認識している部分は、花の集合体です。綿毛は風に乗って飛びやすいように、羽のような形状になっています。
また「蒲公英」には「ニホンタンポポ」、「セイヨウタンポポ」、「シロバナタンポポ」などの種類があります。「蒲公英」の読み方や特徴を知って、春を楽しみましょう。
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