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LIFESTYLE 漢字クイズ

2023.11.04

【蒲公英】の正しい読み方とは?|花の特徴や花言葉、種類について知っておこう

 

「蒲公英」の正しい読み方をご存じでしょうか。黄色い花を咲かせる花でどれも一緒に見えますが、実は多くの種類があります。この記事では、「蒲公英」の特徴や代表的な3つの種類について解説。花言葉についてもご紹介するので、気になる方は見てみてください。

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「蒲公英」の正しい読み方

ある植物の名前である「蒲公英」。こちらの漢字の読み方はご存じでしょうか。ひらがなやカタカナ表記が一般的なため、見ただけで読める方は少ないかもしれません。

どのような読み方をするのか悩んでいる方向けに、少しヒントをご紹介します。キク科の植物で可愛らしい黄色い花が咲く植物です。

蒲公英

正解は……【タンポポ】でした!

「蒲公英」はキク科タンポポ属の多年草

「蒲公英」は、キク科のタンポポ属の多年草です。辞書では以下のように解説されています。

【蒲公英】
キク科タンポポ属の多年草の総称。野原や道端に生え、根際から羽状に深く裂けた葉を放射状に出す。3、4月ごろ、花茎を伸ばし、頂に黄色または白色の舌状花のみからなる頭状花を開く。種子は上部に白い毛をつけて風に飛ぶ。葉を食用とし、根などを漢方で催乳に用いる。日本ではカントウタンポポ・カンサイタンポポ・エゾタンポポ・シロバナタンポポなどが自生し、セイヨウタンポポ・アカミタンポポなどが帰化している。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

3〜4月に花を咲かせる「蒲公英」が多いなか、1年中花を咲かせる種類もあります。土から出ている部分は15cmですが、根は1m近く伸びることもあります。アスファルトの裂け目でも成長できるほど丈夫な植物です。

実は「蒲公英」は、食用として活用が可能です。根を使った「蒲公英」コーヒーや、薬草・漢方、サラダのトッピングなどに使われます。便秘解消に効果を発揮することも期待されています。

花名の由来は鼓の音から来ている

「蒲公英」の花名は鼓の音が由来とされています。江戸時代、「蒲公英」は鼓に似ていることから「鼓草(つづみぐさ)」と呼ばれていました。鼓を叩いた音が「タン・ポポ」と聞こえることから次第に擬音語のほうが広まっていったのです。

漢字の由来は、中国からです。開花前に収穫した「蒲公英」を乾燥させて漢方にしたものを「蒲公英(ほこうえい)」といいます。そこから漢字を採用し、「蒲公英」と表記するようになったのです。

ちなみの英名の「Dandelion(ダンデライオン)」は、葉のギザギザがライオンの歯並びに似ていることから名付けられたそうです。

「蒲公英」の花言葉

「蒲公英」の花言葉は、以下の3つです。

・愛の信託(神託)
・真心の愛
・別離

愛の信託(神託)は、古くからヨーロッパで「蒲公英」の綿毛を使って恋占いをしていたことに由来しています。「好き・嫌い」と神様に恋の行方を託していたことから、愛の信託(神託)といわれるようになったそうです。

また、別離は「蒲公英」の綿毛が風に乗って飛んでいく姿から付けられました。

「蒲公英」の特徴

ここからは、「蒲公英」の特徴を解説します。以下の部位に分けて解説していきます。

・花
・綿毛
・茎・葉
・根

蒲公英

「蒲公英」の花は、花びらのように見えるものが実は舌状花という1つの花です。そのため私たちが認識している「蒲公英」の花は、花の集合体のことを指します。それぞれの小さな花に雄しべと雌しべが存在しているのです。

「蒲公英」の綿毛は羽のような形をしており、花1つ1つが綿毛に変化します。雨の日には閉じています。これは雨の日に開いてしまうと、羽のふわふわした部分がつぶれてしまい、遠くに飛べなくなってしまうためです。

「蒲公英」の茎には葉が付いていません。「蒲公英」の茎は花を咲かせるために伸びているため、葉が付かないのです。葉の形は、ギザギザしているのが特徴です。

根は大きく丈夫で、たとえ抜かれても根さえ土に残っていれば再生できます。かなり生命力の高い植物といえるでしょう。

「蒲公英」の代表的な種類3つ

ここからは、「蒲公英」の代表的な種類3つについて解説します。

蒲公英

1.日本に自生していた「ニホンタンポポ」
2.ヨーロッパに生息していた「セイヨウタンポポ」
3.白い花が特徴「シロバナタンポポ」

どれも同じ「蒲公英」のように見えますが、実は違いがあります。どのような違いがあるのか気になる方は、以下を参考にしてみてください。

日本に自生していた「ニホンタンポポ」

日本にもとから自生していた種類は「ニホンタンポポ」です。ニホンタンポポは、3月からゴールデンウィーク前ごろまで花が咲きます。セイヨウタンポポと比較すると、綿毛が大きく量が少ないことが特徴です。

広範囲に綿毛を飛ばすことが難しく、外来種との交配も多くなっているため自生数は減っている現状があります。また見分ける際の特徴は、「総苞片(そうほうへん)」と呼ばれる花の基部を包む部位が上を向いていることです。自然が比較的守られている神社などでよく見られます。

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