髪を切るだけでこんなにおしゃれになるなんて! 冬ファッションとの相性抜群のショート&ボブ
ついつい結べる長さを残してしまうヘアスタイル。確かに、寝グセがついていたりボサボサな時でも、サッとまとめてしまえば楽ちんだしそれなりにセーフ、ですよね。そこから一歩踏み出してヘアチェンジする時に、ぜひトライしてみたいのがショートやボブの短い髪。「冬は寒そう」「顔が大きく見えそう」などなどネガティブに考えがちですが、短いヘアスタイルはメリットもあるんです。
- 首元がスッキリするから、冬のボリューミーな着こなしオーバーシルエットがもたついて見えない。
- 頭がコンパクトになるため、頭身バランスがよく見える。
- フェイスラインを部分的に出すことで抜け感が生まれる。
「短いとうねったり広がったりする」「スタイリングが大変そう」というお悩みは、パーマや髪質改善トリートメントなどのサロンメニューでサポートできるので、手間取らないセルフスタイリングも叶います。
それではさっそく、おすすめのスタイルを紹介します。
【ハンサムなショートボブは波巻きパーマでほのかにかわいく】
前髪なしのショートボブはクールでモードな雰囲気になりがちですが、波ウエーブをあわせて柔らかい表情に。髪がしなやかに見え、どこかフェミニンなテイストが加わります。そのミックス感が絶妙! パーマをかけておけばスタイリングが楽ちん。アイロン使いに慣れている人は自分でスタイリングしても。顔周りの長さを残しているから気になる頬骨にも髪がかかってカバーされ、顔をキュッと見せてくれます。
カット
ベースは、前髪なしのショートボブ。後ろは襟足ギリギリに設定し、グラデーションカットで頭の形をよく見せる。顔周りは鼻下の長さでカット。表面にレイヤーを入れる。
カラー
全体に細めのハイライトを入れてから、8トーン程度のベージュでカラー。
パーマ
巻くのが苦手な人は波巻き風のパーマをかけておくと便利!
スタイリング
毛先を外ハネにしながら乾かしてから、表面の髪を3〜4cmの毛束に取ってストレートアイロンで内カールと外カールを繰り返して波巻きに。100円玉大のオイルを手に広げ、カールをくずしながらなじませて。パーマの場合は、髪が半乾きの時にムースをクシャッともみ込むだけ。
似合う顔型や髪質
※ベース型の人は、巻いた時にエラが隠れるよう、顔周りをリップラインでカットするのがおすすめ。毛量が多い、髪が硬い、太いなどで扱いにくい場合も、パーマをかけておくとスタイリングに時間がかからない。
◆スタイルを担当したのは
apish ginZa
副店長 原口真実歌さん
【短めの前髪がしゃれたアクセントに! 大人カジュアルな艶めきボブ】
アラフォーにも似合うよう、裾にグラデーションを入れたボブ。前髪はあえて薄く、短めに作り、カジュアルな抜け感をプラス。オン眉でも攻めすぎず柔らかな雰囲気なのは、ゆるやかな丸みをおびたシルエットのおかげ。「出産でフェイスラインの髪が抜けてしまった」「エイジングにより顔周りのアホ毛が目立つようになった」というお悩みも、前髪を作ることで素敵に対応できます。
カット
ベースはあごラインの前下がりボブ。裾にグラデーションカットを施し、ハンドブローだけで内巻きになるようにする。モードになりすぎないよう、サイドの前下がりラインはゆるやかに。前髪は奥行きを浅く取り、眉の上でカットしてからラインをぼかす。
カラー
7.5トーンのバイオレットアッシュでカラーリング。大人世代は、ブルーやマット系のアッシュだとくすみが出やすいので、ツヤを重視したバイオレット系を選ぶのが正解。
スタイリング
基本はハンドブローでOK。きちんと整えたい時は、しっかり乾かしたあとにストレートアイロンで軽く内巻きにしてから、オイルを薄くつけて完成。
似合う顔型や髪質
※前髪の長さや幅、全体の長さを帰れば、顔型の欠点はカバーできる。
◆スタイルを担当したのは
apish ginZa
ディレクター 宮下浩一郎さん
【短くても甘い雰囲気を味わえる柔らかマッシュショート】
「しっかり短くしてしまうとエレガントさが損なわれそう」「手持ちの服に合わなくなってしまうかも」という心配を解消してくれるのが、丸いシルエットのマッシュショート。パツンとしたラインやシュッとしたストレート面が目立つと辛口な雰囲気に寄りがちですが、後頭部の丸みや顔周りの曲線で女性らしさを際立てます。特におすすめしたいのは、後頭部の絶壁が気になる人。このスタイルなら、頭の形がキレイに見えますよ。
カット
サイドは耳下、前髪は眉にかかる長さに設定し、ゆるやかなマッシュラインでつなぐ。後ろはウエイトがやや低めになるようにして、襟足は短くカット。
カラー
やや落ち着いたトーンのアッシュベージュでカラーリング。スモーキーな透け感が出る。
スタイリング
ストレートアイロンで、前髪と前髪の端をワンカールの内巻きにしてから流す。全体も毛先のみ、頭の丸みに沿う程度の内巻きにして、最後にオイルを少量ずつ2回に分けてなじませる。
似合う顔型や髪質
※セルフスタイリングが苦手な人は、全体にゆるくベースパーマをかけておくと便利。量が多い人はボリュームダウンのパーマがおすすめ。
◆スタイルを担当したのは
apish ginZa
副店長 原口真実歌さん
構成・文/斉藤裕子