落ち着いているのに華やか、結べる長さだから応用力も抜群。初対面でも好印象なミディアムがこの春の正解!
仕事で関わる人、ママ友、夫の家族のつながりなどなど人間関係が広いと、春は特に出会う人が多くなるもの。職場の異動があったり、子どもの進学や進級などが影響したりと、自身を取り巻く環境に変化が生まれます。初対面で好感を持たれるには顔立ちや着こなしも大事ですが、意外とヘアスタイルも見逃せない。
年を重ねると肌だけでなく、髪も老化してきます。パサパサ、チリチリ、白髪もちらほら…。キレイな状態のままのばせればいいけれど、手入れが行き届かないならミディアムくらいにカットするのがおすすめです。肩くらいの長さをキープしておけば結べるのでアレンジの幅が広がるし、女っぽさもキープ。大切なのは、ツヤのある部分を作ること。それだけで若見えするし、華やかさも加わります。
では、どうやってツヤを出すか? 答えは簡単。ストレートの部分を作るだけでいいんです。髪がそろったストレートの面は光を反射して、ツヤツヤに見えます。ミディアム程度の長さならブローやスタイリングもそれほど億劫ではないし、ボサボサな時はオイルをつけて結んでしまえばそれもそれでいい感じ。真っ直ぐすぎると強くモードな印象になりますが、毛先や顔周りに曲線をつけるとフェミニンな柔らかさが出ます。
さらに、おでこを出すのが爽やかに見えるポイント。前髪を分けるだけでなく、シースルーバングで肌感を出す、ちょっとオン眉にして眉の上のおでこをチラッと見せるなどでも抜け感が出て、軽やかな印象に。
<好感度アップのPOINT>
✔︎女らしさを損なわず結べる長さもキープできるミディアム
✔︎ツヤが映えるストレートタッチ
✔︎少しでもいいのでおでこを見せる
人気サロン「AFLOAT」が提案してくれた、この春におすすめしたい前髪なしの美人ミディアムスタイルはこちらです!
【これは間違いない! 正統派のワンカールミディアムボブ】
スタイリングが簡単なうえ、品のよさを与えてくれるワンカールの内巻きスタイル。ツヤと丸みがあるため、ワンランク上のかわいらしさが漂います。顔周りにさりげなくレイヤーを入れているので骨格がカバーでき、小顔に見せられるのもうれしいポイント。
カット
肩ラインの、やや前下がりのミディアムボブベース。顔周りにレイヤーを入れているため、ほのかに色っぽいニュアンスがついてこなれ感がアップ。ドライカットで軽やかさをプラスする。
カラー
やや明るめのベージュ系カラーをセレクト。ツヤを強調しつつ透明感を引き出せる色。顔色もよく見える。
パーマ
巻くのが苦手だったり巻いても取れやすい人は、裾と前髪の毛先ワンカールのナチュラルパーマをかけておくとスタイリングが楽ちん。
スタイリング
38mmの太めのカールアイロンで毛先をワンカールの内巻きに。前髪の部分は、毛束を取ってこちらも毛先だけ内巻きに。そのあと髪を分けたらサイドに自然に流れる。少量のバームを手のひらに薄く広げ、内側から毛先をつかむようにつけてから、中間部分より手ぐしを通すようにしてツヤとまとまりを出す。
このモデルの顔型や髪質
◆スタイルを担当したのは
AFLOAT GINZA
エイジレスアドバイザー 山口剛平さん
【フェミニンな雰囲気を満喫できる大人めナチュラルボブ】
スタイリングを頑張りすぎないこと、作り込まず抜け感があることが今のヘアスタイルのスタンダード。大人に似合う柔らかさとナチュラルさが感じられるボブは、フェミニンなムード抜群。ひし形を意識したボブは、小顔に見える効果だけでなく、スタイルに立体感が生まれてあでやかなボリューム感を引き出します。どんなシーンでも合わせやすく、肩でハネないギリギリの長さも高ポイント。大人だけどイタく見えないかわいらしさを求めている人は、チェックしたいスタイル。
カット
あご下あたりでやや前下がりにカット。顔周りとトップにレイヤーを入れ、ひし形のシルエットを作る。前髪はチークラインあたりから流れるように、レイヤーでつなげる。
カラー
濃いめのアッシュブラウン。落ち着いた色味だが透明感があり、軽さと柔らかさを演出できる。
パーマ
基本はノンパーマ。扱いにくい髪質の人は、毛先だけゆるやかに曲がる程度の低音デジタルパーマをかけておくと、ナチュラルなまとまりがアップ。
スタイリング
顔周りをしっかり巻くと横広がりになって大きく見えてしまうため、顔周りは軽く内巻きにする。32mmアイロンを使い、毛束を耳の後ろあたりの高い位置で挟んでから根元まで、床と平行になるように巻くことで奥行きのある毛流れに。クリームとオイルを1:1で混ぜてからよく手のひらに広げ、髪の内側→表面の順になじませる。
このモデルの顔型や髪質
◆スタイルを担当したのは
AFLOAT GINZA
エイジレスアドバイザー 山口剛平さん
【ハンサムなニュアンスをプラスしてこなれ感たっぷりに】
かき上げ前髪が、ハンサムなニュアンスを感じさせるラフなミディアムボブ。トップにボリュームが出るため、若々しい印象を与えてくれるのもうれしいポイント。センターパートにして両サイドを耳にかけると顔が大きく見えてしまいがちですが、いつもの分け目を少し変えるだけで根元がふわっとしてシルエットもキマります。結べる長さなので実用性が高く、レイヤー効果でふんわり感もあるスタイルはワーママにぜひ試してほしいところ。
カット
鎖骨レングスのミディアムボブ(ロブ)。前髪はリップラインでカット。顔周りに、表面からつながるようなレイヤーを入れ、動きを出しやすくする。
カラー
アッシュブラウンをチョイス。ダークで重くなりすぎず、クリアな印象。あか抜けて見えるカラー。
パーマ
巻くのが苦手な人は、毛先にゆるいパーマをかけておくと動きをサポートできる。
スタイリング
32mmアイロンで、毛先全体を平巻き(床と平行の巻き方)でワンカールの内巻きに。前髪の分け目が分かれないようにトップの毛束を取り、後ろ向きに流して毛先から根元まで大きく内巻きにしてから崩すとふんわり。少量のオイルを手になじませてから、手ぐしを通すようにつける。
このモデルの顔型や髪質
◆スタイルを担当したのは
AFLOAT GINZA
エイジレスアドバイザー 山口剛平さん
構成・文/斉藤裕子