(3)ニューラルネットワークを層にする
ニューラルネットワークは複数の層にして構成され、層ごとに情報を処理していくことで、より高い精度で情報を認識できるようになりました。その結果、画像に何が写っているかを判断したり、音声を聞き取るといった精度が大きくなりました。人工知能は脳科学の発達によって大きく進化したのです。
AIはどのようにして答えを探している?
ギモンをカイケツ!
正しい選択をくり返して正解にたどり着く方法には2つのやり方があるよ。
【これがヒミツ!】
(1)分かれ道をくり返して正解を見つける問題「分かれ道を正しく進むと、正解にたどり着ける」というAI向きの問題があります。
AとBの分かれ道があり、Aを選ぶとA1、A2の分かれ道があらわれ、A1を選えらぶとA1a、A1bの分かれ道があらわれ……というように正解ルートを見つける問題です。答えの探し方は、深さ優先探索と幅優先探索の2つが代表的です。
(2)深さ優先探索では、すべてのルートを端からつぶしていく深さ優先
探索は、分かれ道を最後まで進み、ダメだったら戻って、次の分かれ道を試す方法。AIがまちがった道で正解を探し続けて時間がかかることがあります。
(3)幅優先探索では、正解への最短距離を探しながら考える
幅優先探索は、1手でクリアできる道はないかすべてチェックし、それがダメなら2手でクリアできる道がないかをチェックし……というように、幅広く選択肢を攻めていくやり方。深さ優先探索のようにまちがったルートをしらみつぶしにチェックするようなムダは省けますが、記憶容量がたくさん必要です。
シンギュラリティーってなんのこと?
クイズ
a技術的特異点
b知能的特異点
c物理学的特異点
こたえa
AIが人類の知能を超える時点のこと。
【これがヒミツ!】
(1)2029年にAIは1人の人間の頭脳を超える!?
現在でもAIは、特定の領域では人間の知能を上回っていますが、2029年にはAIは1人の人間の頭脳を全体で上回るという予測があります。