GWに開催された東京レインボープライドは大盛況!
GW、みなさんはいかがお過ごしだったかしら?私は、なんだかんだと毎晩お座敷続きで、酒灼けに酒灼けを重ねて、声がGW(ガラガラウィークの略よ♡)になってしまったわ。そんな中、代々木公園を拠点に渋谷の街はレインボーだらけ。SNS上でも東京レインボープライドの話題が連日盛り上がりをみせていたわね。読者の皆様もいろんなところでレインボーフラッグを目にしたり、ひょっとしたらパレードに参加した人もいたんじゃないかしら?なんと、今年は関連イベントも合わせるとのべ152,000人の動員数を記録したらしいの!こんなにLGBTが注目されるなんて凄いじゃない!?
街では様々な企業のロゴがレインボーに変身していたり、Google Map上ではレインボーパレードのルートが虹色にデコされていたり、あの大物シンガーが最終日にステージを飾ったりと、私の周りのノンケ(ストレート)たちもキャーキャー楽しんでいたご様子。こうして世にオコゲ(ゲイと仲が良い女性)が増え、どんどんダイバーシティー化が進んでいくのね・・・とシミジミ考えてみたりね(そして私は久々にあった友人たちに「ドマーニ姐さん」とあだ名をつけられていることが判明し、ネットの怖さを思い知ったわ)。
私自身は、どこの職場でもカミングアウトしてるし、自分がゲイだからって残念な思いをすることってほぼほぼないんだけど、そんな中でも今までに私が職場で受けた「ゲイだからって、それはないやろ!?」って思った質問を教えちゃうから、みんなはこんなこと聞いちゃダメよ♡レインボープライドをきっかけにして、ゲイとの付き合い方のヒントをGETしてね。何せ「高橋さん」と同じ数だけLGBTっているんだから。覚えておいてよ。
「ゲイ=男性全てが恋愛対象」じゃないのよ。自惚れもいい加減にしてね
これ、本当によくある勘違い。ゲイって知った途端に、「え、俺のことイケるの?」ってなる男子。めっちゃ多いんだよね。いやいや、あなた、全女性みんなイケるの??って聞き返しちゃう。「全女性、イケるわけないじゃないですかー」って。もうそっくりそのままお返しします。女子も勘違いして「私の彼氏のこと奪わないでくださいよ〜」とか言っちゃダメよ。多分、タイプ外だから安心しなさい。
トイレどっちに入るの?は本当に愚問よ
これもよくある。ゲイって言うと、「じゃ、女なんだ!トイレはどっちに入るの?女性トイレ?」って。。。うー、絶句。私、ヒゲでガチムチだけど、これで、女性トイレ入ったらまじでやばくない?もう犯罪でしょ?見た目こんだけ男子なんだし、男子トイレに入るわよ!ゲイは男性として、男性が好きな人が一般的だからね。「どっちが彼氏でどっちが彼女なの?」って質問も一緒よ。どっちも彼氏なの。「男性として生まれたけれど心が女性」なのはトランスジェンダーで、彼女たちは「オトコオンナ」ではなく、ちゃんと女性なんだから。そうそう、ベッドでの役割を聞くのはよっぽど仲良くなってからにしてね♡
ゲイダーはあくまでも個人利用のみにしてあげて
私みたいにおっぴろGAYが会社にいると、他の方への二次被害になることも。「社内で他にゲイいる?」なんて聞かれても、ゲイは答えないものなの。ゲイであることを隠したい人もいれば、私みたいに隠してない人もいる。人それぞれなのよ。あなただって、隠したい秘密のひとつやふたつ絶対あるはず!触れられたくない秘密だってあるんだから、そっとしておいてあげて。ゲイダー(ゲイを察知するレイダー)が反応しても、疑惑は疑惑のままで、よ。
「アタシたち女同士だもんね!」というグルーピー感は正直メンドウ
女子によくありがちなのが、グルーピー感の押し付け。「やっぱりゲイって心が女子だから私たち女性の気持ち分かってるぅ」という共感の強要。分かりません!「女同士だもんね」とか言いつつ、彼氏の話になると「男子の立場で意見ちょうだい」って求めてきたり、私に求める性別像が二転三転しがちなのよね。もう、人の性別コロコロ変えるのやめて欲しいわけよ。私は「性的に女性に全く興味がない男性」なだけ。それに他人の気持ちが分かる特殊能力は兼ね備えてないわよ。
と、一方的に書いちゃうとかなり「ゲイだから分かって」感が溢れ出ちゃって、「構ってちゃん」みたいにしか聞こえないかもね。そう思ったあなたは間違ってないと思うわ。押し付けがましいの、私(押しつけがましいのは私がゲイだからじゃないわよ。ゲイにも色々いるんだってば)。要は関係性の問題だと思うのよね。ゲイであろうが、レズビアンであろうが、ノンケであろうが、なんであろうが、「○○だから、こう」と決めつけずに、しっかりとした関係性を築けていれば、大丈夫。だって、あなただって「女性らしく」「女性なんだから」って決めつけて話されたら窮屈じゃない!?色んな人がいてこそ楽しいんだから、お互いの個性を尊重し合って生きていきましょ(と、遠回しに、私のこともっと分かってアピール)。「あなたらしく」が一番よ!
Keisui Suzuki
アラフォー歳独身GAY。飲食業界歴は、もはやうん十年。とある上陸系バーガーレストランのPRマーケを経て、今や年間100日以上は旅をしているデジタルノマド。独G(自)の目線で物事をご紹介していきます。keisui