育児中の”ながらスマホ”の実情って
生活のあらゆる場面にスマートフォンが浸透中。親が育児の最中にスマホに夢中になって、子どもに向き合わないことを問題視する声も上がっているそう。はたして育児し「ながらスマホ」の実態は？
まずはママたちのスマートフォン利用状況について
Q：あなたは、スキマ時間があると、ついスマートフォンを見てしまいますか？
よく見る（74.5％）、たまに見る（23.2％）、あまり見ない（2.0％）、全く見ない（0.3％）
Q：あなたは、育児で困ったときに、スマートフォンで情報を検索することがありますか？
よく検索する（53.1％）、たまに検索する（38.6％）、あまり検索しない（7.3％）、全く検索しない（1.0％）
97.7%のママたちが、スキマ時間にスマートフォンを「よく見る」「たまに見る」と回答。また、91.7%が育児で困ったときにスマートフォンで情報を「よく検索する」「たまに検索する」とも回答しました。
では、子どもとのあそび時間における、ママたちのスマートフォン利用状況は？
Q：あなたは「子どもと一緒に遊ぶ」とき、スマートフォンを操作することがありますか？（子どもの写真・動画撮影を除く）
よくある（17.7％）、たまにある（48.2％）、あまりない（24.5％）、全くない（9.6％）
Q：あなたが「子どもと一緒に遊ぶ時間」は、1日で合計どのくらいですか？
平日（平均161.7分）、休日（平均243.4分）
Q：あなたが、「子どもと遊んでいる間に」スマートフォンを操作する時間は、1日で合計どのくらいですか？
平日（平均28.1分）、休日（平均38.5分）
これはどちらも専業主婦、ワーママを合わせた平均です。
つまり、全体の約2/3にあたる65.9%のママが、子どもと一緒に遊んでいる時間にスマートフォンを利用することが「ある」と回答。「全く見ない」という答えは、9.6%だけ。子どもと遊んでいる時間全体のうち、平均で平日17.4%、休日15.8%の時間で「ながらスマホ」をしているんですね。
Q：あなたは「子どもと一緒に遊びながら」、スマートフォンを何の目的で操作していますか？（複数回答）（子どもの写真・動画撮影除く）
子どもと遊んでいる時間にスマートフォンを利用する目的は、「メッセージ・メールの閲覧」が50.6%、「WEB検索」が48.3%、「SNSの閲覧」42.0%がそれぞれ上位3項目となりました。ちなみに、20代の利用目的上位3項目が「SNSの閲覧」「メッセージ、メールの閲覧」「WEBの情報収集・閲覧」であるのに対し、3ｔえ0代では「メッセージ、メールの閲覧」「WEBの情報収集・閲覧」「SNSの閲覧」となり、年代によって差があります。
Q：なぜ「子どもと一緒に遊ぶ時」スマートフォンを操作するのか（複数回答）
Q：スマートフォンを操作しながら子どもと遊ぶ時と、スマートフォンを置いて子どもと向き合って遊ぶときでは、「子どものあそび」に変化はあると思いますか？
とてもそう思う（40.3％）、ややそう思う（45.6％）、あまりそう思わない（13.1％）、全くそう思わない（1.0％）
Q：「子どもと一緒に遊ぶ」ときに、スマートフォン操作をすることについて、どのように思いますか？
問題ない（7.0％）、仕方がない（13.3％）、あまり良くない（54.8％）、良くない（24.9％）
子どもと遊んでいる時間にスマートフォンを利用することについては、「良くない」「あまり良くない」と答えた方が79.7%。。その一方で、スマートフォンの利用は「問題ない」「仕方がない」という答えも20.3%に。「子どもの感受性が損なわれてしまう」と利用を懸念する一方で、「子どもへの悪影響がないように気を払っている」「どうしても使用せざるを得ない状況がある」「自分の時間を持つことも必要」という声も。
子どもだけとずーっと向き合うのが辛くなることもあります。特にママとベビーだけの時間、ママは案外孤独を感じたり、手持ちぶさたになりがち。もちろん子どもと一緒の時間は子どもに向き合うのが大切だと思っていても、スキマ時間にストレス発散できるスマホに頼りたくなることもありますよね。
様々なシーンで話題にのぼる「ながらスマホ」について、改めて考えさせられました。
【調査概要】
調査方法：インターネット調査
調査対象：1歳〜4歳の子供を長子に持つ、20代〜30代の「スマートフォンを利用している」母親
有効回答数：合計1,000サンプル
調査時期：2018年4月中旬
出典元：ボーネルンド
