就業時間外に「仕事」の圧をかけないために
朝型ワーカーのメール術について検索してみると、
“6時台、7時台に返信すると、「コイツできるな」と思ってもらえる”
“アップルの現CEOは、4時半に起きてまず部下にメールを送る”
などの記事が出てきましたが、うーん。社用メールがスマートフォンに転送される人にとっては超迷惑ですよね。メールは会社PCでしか開かない、という人にとってだって、「うわー、部長、6時から仕事してる!」って、焦っちゃうんじゃないでしょうか。少なくとも個人的には正直、圧を感じます。。。実は私も以前、早朝の仕事メールで「急いでますアピール」をしたこともあるのですが、今思うと単に自分の都合。ほんとは前日にやるべきことを後回しにしちゃって、ひとりで慌ててるだけだったりしました。反省。
私は、その日のデスクワークは外出前にできるだけ済ませたいので、朝にガガーーーっと集中してメールを書くことが多いです。ただし、企業相手の場合、特に残業や勤務時間に厳格な企業には配慮が必要。「働き方改革」は夜だけの話ではなくて、朝を含む「勤務時間外」に「仕事のことを気にさせない」周囲への配慮を含みますよね。
朝型の相手ならいいかというとそうでもなく、私のように「朝はメールやLINEにわずらわされず仕事に集中できる」という人もいるので、やっぱり早朝すぎるメールは迷惑。
自分なりの時間帯で仕事をするのは自由だけど、メールが静かな暴力にならないように(特に返信をすぐしなきゃ安心できないタイプの相手には)、私が使っているのはメールのタイマー機能です。
集中力の高い6時台、7時台に重要なメールを書くだけ書いて、午前9時以降、相手の始業時間に合わせて送信されるようにタイマーセットするんです。このときGmailってやはり便利で、Right Inbox for Gmailをインストールすると、簡単にできます。
Gmailの画面では、「Send Later」を選ぶと下のようにポップアップが出て、送るタイミングを選べます。
「in 1 hour」なら1時間後だし、「At a specific time」では詳細な日時(ずーっと先の日付でもあり)を選択できます。
Right Inboxはほかにも便利な機能があるので、また改めてご紹介しますね。
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南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam、Oggiでもインタビュー、コラムなど連載中。