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“お褒めの言葉”に対する適切な返し方12選
お客様からお褒めの言葉をいただいたときには、素直に受け取り、感謝の気持ちを込めながら以下のような返しをするとよいでしょう。「褒められて当然」といった態度はマイナスの印象を与えるため、笑顔で返事をすることがポイントです。
・お褒めいただき、どうもありがとうございます
・こちらこそ、いつもありがとうございます
・そのようにおっしゃっていただき、大変励みになります
・お褒めいただき、大変光栄です
・ご期待に添えるよう、今後も精進してまいります
・お褒めいただき、◯◯(作り手、料理人など)冥利に尽きます
・これもひとえに皆さんのご支援のおかげです
・ありがとうございます。お役に立ててなによりでございます
・まだ勉強することが山ほどあるため、これからも努力いたします
・お褒めいただき、嬉しい限りです
・◯◯さんのお役に立てているのなら光栄です
・これから先も精一杯頑張ります
お褒めの言葉への返しに関する“ポイント” 3つ
お褒めの言葉に対してリアクションを取る際、おさえておきたいポイントは主に以下の3つです。
1.過度な謙遜や卑下は失礼にあたる
2.自分一人の成果ではないことを伝える
3.さらにサービス向上に取り組む旨を伝える
ポイントの内容について、1つずつ解説していきます。
1.過度な謙遜や卑下は失礼にあたる
褒められた際、謙遜のつもりで「そんなことはない」と否定したり、「自分なんか」と卑下したりすることは、相手に対して失礼になる可能性があるため注意が必要です。
日本文化において謙虚さは美徳とされますが、良い点を見出してくれた相手の見解を否定しているとも受け取られかねません。謙虚なリアクションを取るにせよ、「まだまだです」という程度にとどめておくとよいでしょう。
最近は、お褒めの言葉をいただいたときには謙遜せずに、素直に「ありがとうございます」と返すのがよいとされる傾向にあります。ただし、さじ加減が難しいものです。いつでも「ありがとうございます」と返すだけでなく、相手への感謝とリスペクトを交えたお礼を伝えるのが賢明でしょう。
2.自分一人の成果ではないことを伝える
お褒めの言葉に対しては「ありがとうございます」と感謝を伝えつつ、自分の一人の成果ではなく、さまざまな人のサポートありきだと伝えましょう。「これもひとえに皆様のご愛顧のおかげです」といったフレーズを用いることをおすすめします。
3.さらにサービス向上に取り組む旨を伝える
今後もさらにサービスや技術の向上に取り組む旨を伝えると、好印象につながります。「今後もサービス向上に取り組みます」といったフレーズは、有効な返しの1つです。
お褒めの言葉に対する“ビジネスメール” 例3つ
お褒めの言葉をいただいた後、ビジネスメールを送る際にも適切な文章を作成する必要があります。ここでは、「営業」「カスタマーサービス」「飲食業」の3つのケース別に、ビジネスメールに使えるフレーズをご紹介します。
ケース1:営業
・今後、さらに貴社のお役に立てるよう、弊社一丸となって取り組んでいく所存です。
お褒めの言葉を受けて、これからよりいっそうの努力をしていくことを伝えることがポイントです。新たな取引や契約の更新をしてもらった感謝の気持ちも、きちんと伝えましょう。
ケース2:カスタマーサービス
・◯◯様からいただいたお言葉は、さっそく社内にて共有いたしました。全社員の励みになります。これからもご満足いただける商品をご提供できるよう努めてまいりますので、今後とも弊社商品のご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
お褒めの言葉をいただき励みになったことだけでなく、今後も満足いただけるように努力を怠らないことを付け加えるとよいでしょう。