Q :退職を言い出そうとしていたら昇進。さて、どうする?
答える人/土肥麻梨子さん(株式会社ディージーワン・取締役)
A:困難な道でも「ワクワク」するほうを選んで
入社3年目のときに似たような経験をしました。仕事量がオーバーフローしてしまい、つらくなって退職願を出したところ、社長から「別の部署を用意するから、転職先が決まっていないなら辞めずにとりあえず他の仕事をして続けてみては?」と。転職が決まっていたわけではないので、1週間くらい悩んで、部署を異動して続けることを選びました。
つらいことから逃げるために辞めていたら、きっと後悔していたでしょう。また、一度逃げると逃げグセがついてしまいます。だから、多少の困難が伴うとしても、自分が「わくわくしながら仕事ができる」ほうを選ぶべきだと思います。私の場合は、提示された部署にやってみたい仕事ができる部門があったため、とりあえず、転職した気持ちで異動してみようと思い、踏みとどまりました。転職した先に「わくわく」が見えるなら、もちろんそちらを選択するのもあり。よくないのは、頭で考えすぎて自分の感覚をおろそかにしてしまうことではないでしょうか。「わくわくするか」というフィーリングは、何かを選ぶとき、大事にするべきことだと思います。
株式会社ディージーワン・取締役
土肥麻梨子さん
株式会社ベネフィット・ワン入社。営業事務、編集・企画、サービス提携・サービス開発を歴任し、最大時は全国に30人の部下を抱える。2017年9月に同社のグループ会社である株式会社ディージーワン創立。中小企業にも簡単にマーケティングが可能なビジネスプラットフォーム「DG1」WEBマーケティング責任者。趣味はホットヨガ、海外旅行、英会話。メンバーや後輩の悩み相談の相手になることが多い。
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