【目次】
あつあつ目玉焼き【カイガダ】
タイの朝食では、「卵」が主役を飾ることが多いそう。フライパン(タイ語でガタ)に卵(タイ語でカイ)を落として作る目玉焼きはそのままテーブルに運ばれ、パンと一緒にいただきます。ゆで卵や卵焼きなどもあり、日本と同様の調理方法でも、風味や見た目にはタイならではの特徴が。その秘訣は、シーズニングにあるのです。
材料(1人分)
卵…2個
ソーセージの小口切り…3本
細ねぎの小口切り…1本
小さめの食パン…1~2枚
シーズニングソース…小さじ1/2
白こしょう…小さじ1/4
バター…10g
▲日本でもおなじみの食材
▲このレシピのポイントは、大豆を原料とした、濃厚な味と香りの調味料、シーズニングソース。卵料理だけでなく、スープや炒め物にもよく使われます。これさえあれば、食卓がたちまちタイの味に!
作り方
1.食パンはトースターでこんがりと焼き、斜めに2等分する。
2.フライパンにバターを入れて火にかけ、卵を割り入れる。すき間にソーセージを並べて蓋をし、黄身が好みのかたさになるまで2~3分焼く。火を止め、細ねぎを散らす。
▲バターは多めで、水を入れずに蒸し焼きに。
3.耐久皿にフライパンごとのせて、シーズニングソースとこしょうをかけ、トーストを添える。
▲シーズニングソースの香りがタイらしさの秘訣。黄身をくずしながら、トーストと食べて!
▲タイの薄くて小さなフライパン(ガタ)。ない場合は、スキレットや小さなフライパンで作っても。
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(味澤ペンシー著/主婦の友社)
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撮影/衛藤キヨコ
タイ料理研究家
味澤ペンシー
タイ南部 ソンクラー県出身のタイ料理専門家。学生時代にカービングコンテストで2位を獲得し、卒業後は有名ホテルで料理の経験を積む。結婚を機に来日し、タイ料理店「ティーヌン」の設立に貢献。1997年からはタイ料理教室を開講し、テレビや雑誌などで活躍。『10分で本格タイごはん』『かんたん絶品!タイごはん90レシピ』など、著作多数。現在は株式会社スパイスロードの料理顧問を務める。