まずは服装や髪型、メークから入っていく
元・銀座No.1ホステスにして、現在35歳、バツイチ、二児の母・勝友(かつとも=名字)が、勤め始めた銀座のクラブのママに憧れて、ついにアルバイトホステスから、夜の仕事一本でやっていこうと決心したとき・・・。まず最初にしたことは、月曜日〜金曜日用の5着の着物を買いそろえることだった。
「まずはそれなりのホステスに見えるように、と、清水の舞台を飛び降りる思いで先行投資しました。帯やかんざしも、銀座の一流の老舗で、長く使えるいいものだけをそろえました。安っぽいドレスを着て出勤しても、決してNo.1にはなれないし、自分だけではなく、お店自体の格を下げてしまうと思ったので」。
着物で出勤するようになってから、同伴やアフターで行くお店が、それまでのちょっと小洒落た居酒屋から、料亭に変わったのが、まずは勝友に起きた、最初の大きな変化だったと言う。
いったん目ざすべき目標を定めたら、ファッション、髪型、メーク、しぐさ・・・、まずは外見から入っていくのが勝友のおすすめ。「形から入ることは、何も恥ずかしいことではありません。外見を変えることそのもので意識が変わり、それを続けているうちに、内面も少しずつ“本物”に追いついていくものだから」。
では、銀座でNo.1になるために、彼女はいったいどのようなファッション、髪型、メーク・・・を極めていったのか、それは次回から、より具体的な自己プロデュース論として展開。
今回の結論。『まずは恥ずかしがらず、形から入っていくのが、自己プロデュースの基本である』。