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【連載:美人が飲む酒うまい酒】泡を飲みつつ痩せるなんてできる!?美容プロがおすすめするフランチャコルタの魅力
丹精な姿のソムリエが真っ白なナプキンを添えて栓を抜く。繊細なグラスに注がれるはちみつ色の液体。湧き上がる無数の小さな泡。
その様子も、いつもより少し華やかな装いでその様子を眺めている自分も、すべて込みで「アガる」。いつだって「泡」はご褒美です。
「泡」といえばシャンパーニュ、と思っている人はもう少数でしょう。フランスのシャンパーニュ地方でつくられ、厳密な基準を満たして生産された発泡性ワインにのみ与えられた「シャンパーニュ」という称号。
なめらかな泡と奥深い風味、凛としたミネラル感は、エレガントな空間とふくよかなお料理にぴったり。かの名画のようにイチゴと合わせるもよし、ショコラやマカロンも…これを至福と言わずになんといいましょうか。
だけれど、ものごとはそううまくは運びません。しばらくそんなご馳走が続いたら、体脂肪率があがること請け合い。肌の糖化だって進み・・・あら大変、ってことに。
ご存知ですか? 世の美容家は写真を撮る時以外、お酒は飲まない人が多いそうです。しかも実はわたし、あと3キロ落とすべく、パーソナルトレーナーをつけている身。ご馳走続きをトレーナーさんに報告したら、めちゃくちゃ怒られてしまいます。
でもね、ストレスは美容の最大の敵! リバウンドしないように上手に食べて飲んで綺麗になりたい。
ついでに言うと、ちょっと痩せたら調子に乗って飲みすぎて、またダイエット…という日々からはもう卒業したいし、地獄の二日酔いはもう懲り懲り。
ほろ酔いくらいでおさまる程度に美しくお酒を嗜んで、腹7分目くらいのヘルシーなお料理を、20時くらいまでにいただくのが理想!
ヘルシーに泡をいただくなら「ドサージュされていない泡」はいかが?
さて、より日常的に、できればヘルシーに泡を楽しむなら、何を飲むかという話。
もちろん日常的といえばカヴァもいいけれど、もう少し背筋を伸ばして「あたしっていい女」な気分を味わいたいときは?
そう、そこで毎日を豊かに彩るためイタリア、ロンバリディア発祥の「フランチャコルタ」の出番。
フランチャコルタはミラノから車で40分ほど、イゼオ湖の南側の丘陵地帯でつくられたイタリア最高峰クラスD.O.C.G .認定のスパークリングワイン。
イメージしてほしいのはやっぱりイタリア人。果実味があって、フレンドリーな味わい。一緒に飲む人との垣根を取り払ってくれるような…。
旬の野菜や魚介類を使ったパスタに、柑橘系のフルーツやさっぱりとしたチーズを楽しむときにおすすめしたいし、和食にもエスニックにもぴったり。なんてヘルシーなんでしょう!
中でもドサージュ(糖分を加えたリキュールを加えること)されていない「パス・オペレ」というスーパードライなタイプは、透明感があって素材が際立つおいしさ。もちろん糖質が気になる方にもぴったり。これで、糖化で黄ぐすんだ肌や、腕や脚は細いのにウエストがぽっこりふくらんだ体型にはおさらばってもの。
ネタ元は…ワインジャーナリストの宮嶋 勲先生
…と、まるでワインの専門家のごとく語ってしまったけれど、実は多くが先日銀座のブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティンで行なわれたディナー会でワインジャーナリストの宮嶋 勲先生に教えていただいたこと(宮嶋先生のベストセラー『最後はなぜかうまくいくイタリア人』、楽しくイタリアのお国柄が学べておすすめです)。
ハイエンドで洗練された空間に、多くの著名人やジャーナリストが集まっていたのだけれど、はじめまして、でもすぐに仲良くなれたのはフランチャコルタのおかげかも。ついつい、遠慮なく色々と突っ込んで話を聞いてしまいました。
上の写真は真ん中が宮嶋先生で、左はフランチャコルタ協会のビジネスパートナーであるマーケティング会社COMMUNIONのCEO、マーティン。右は「イケオジ」といえば、のフォルツァスタイル編集長、干場義雅氏。
フランチャコルタに合わせて提供されたのは、やはり魚介類を中心にしたフルコース。天才シェフ、ルカ氏が様々なタイプのフランチャコルタをペアリングできるように考え抜かれたお皿ばかり。
前菜には新鮮なイカとグリーンピース。食感が違う食材の組み合わせが、口の中にリズムをつくってくれて楽しい!なめらかな泡が特徴のFranciacorta Saten Brut Ricci Curbastro と。
メインはグリルした旬魚に帆立クリームはコクと旨味が際立つFranciacorta Extra Brut C7Del Bosco 2018に合わせて。
素材そのものをいただいた効果か、高揚感で心拍数が上がったからか(!?)、たくさん飲んだのに翌朝はなんとマイナス500g! パーソナルトレーナーへの報告も虚偽なく済ませ、おいしい&ヘルシーなディナーだったと実感。
さて、このまま美食と美酒を楽しみながら痩せられるのでしょうか? 続報をお待ちください。
書き手
下河辺さやこ
(シモコウベサヤコ):小学館ユニバーサルメディア局コンテンツ事業推進センター 編集長。「小学館 ビューティ・プロジェクト」統括プロデューサー。小学館入社後、『Oggi』、『Domani』、『AneCan』、『Precious』の副編集長を経て、一橋大学大学院でMABを取得後、事業開発を行う現セクションへ。日本テレビ系『それって実際!? どうなの課』ほかテレビ、イベント出演多数。著書に「男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ」(主婦の友社)。インスタグラムアカウント:
https://www.instagram.com/sayako_shimokobe/