リノベーションで叶えた、趣味を満喫できる理想の空間
30代・アパレル会社勤務。現在の家には2018年から居住。
[ 居住地域 ] 東京都
[ 居住面積 ] 66㎡
[ 居住形態 ] 持ち家。築28年の中古マンションをリノベーション
[ 家族構成 ] 夫・6歳女児・0歳男児の4人暮らし
中古マンションをリノベーションした杉本さんの自宅は、アパレル会社に勤めるファッション好きなおふたりならではのこだわりを随所に感じるつくり。お気に入りに囲まれた空間は、家族にとって心地よい生活スタイルや同線も考えた、暮らしやすさも追求した間取りです。
「家を探し始めた当初は新築マンションを買うつもりでしたが、価格が高い一方で選べるオプションがあまりにも少なくて。そこに物足りなさを感じて中古マンションをリノベーションする方針に転換しました。元々夫婦ともに大学の演劇サークルで舞台を作っていたこともあって『もの作り』が大好き。結婚式もほぼ自分たちで作り上げた経緯もあったので、自由度の高いリノベーションが性に合っていました」(杉本さん)
【リビング】家族が集う場にはギャラリー風の本棚を
住まいの核となるリビングを飾るのは、家族それぞれが好きな本や雑貨をディスプレイできるオーダーメイドのシェルフ。
「10代の頃から本を読む習慣を大切にしていて、手元に置いておきたい1冊をコレクションできる備え付けの本棚をつくりました。子どもたちがもう少し大きくなって、本棚の前で家族それぞれが思い思いに読書をする時間が今から楽しみです」(杉本さん)
【ワーキングスペース】稼働式キャビネットでゆるく区切って空間を有効活用
杉本家のワーキングスペースはリビング横を稼働式のキャビネットで区切った一角。
「子どものライフスタイルに合わせて段階を踏んで間取りを変化させていけるようにと、リノベーション会社が提案してくれました。今はキャビネットの片方がディスプレイ棚、もう一方は子どもたちの洋服やおもちゃとまるっと収納しています。最終的には二次工事を入れてここに子ども部屋をつくる予定です」(杉本さん)
【シューズ&ウォークインクローゼット】ファッションアイテムをすべて一か所に
アパレル会社で働く夫婦共通の趣味はファッション。玄関とひと続きになったウォークインクローゼットは、生活動線を考えて靴や洋服などファッションアイテムがすべて一か所に納まるつくり。扉をつけず、段差もなくすことで一体感のある空間に。
夫婦それぞれのワードローブをすべて収納できるスペースを確保したおかげで日々の着こなしも考えやすく、暮らしやすさに直結しているそう。
「ファッションを最大限に楽しめるように、靴と服を一箇所に納められるシューズ&ウォークインクローゼットをつくりました。ここで夫とふたりでああだこうだとお互いのワードローブを眺めたり、コーディネートを考える時間が至福です!」(杉本さん)
【キッチン】テーマカラーのゴールドをベースにアンティーク調で統一
リノベーションに際して決めたルールのひとつが金具をゴールドで揃えること。キッチンに並ぶハイチェアもテイストに合わせて色味を統一したそう。
「ペンダントライト、食器棚の取手もビンテージ感のあるゴールドで揃えました。ハイチェアはなかなか理想のものに出合えず、イギリスの家具屋さんから取り寄せました。パーツを探すのも大変でしたが、手をかけた分だけ愛着が沸くし、喜びもひとしお! 家づくりはあらからじめテーマカラーを絞っておくと、統一感が生まれやすいと思います」(杉本さん)
杉本家のおうちルール
■メインカラーはイエロー・レッド・グリーンの3原色
■金具を出来る限りゴールドで揃える
■見せる収納と隠す収納を使い分ける
夫婦それぞれのこだわりが詰まった杉本さんのご自宅。リノベーションを検討している方やインテリアで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
撮影/田中麻衣 構成/村井 絢
Domani Labメンバー
杉本 緑
1児の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
Instagram:https://www.instagram.com/green_sgmt/
あわせて読みたい