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LIFESTYLE インテリア

2022.12.16

「インテリア」の本来の意味とは? 家具との違いや人気のテイストを紹介

「インテリア」は「室内装飾品」という意味。家具とインテリアの違いは「装飾的」であるかどうかで決定されます。本記事では、インテリアの意味や家具との違い、人気のインテリアテイストについて紹介します。

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インテリアの意味とは

「インテリア」という言葉を会話の中でも何気なく使っていたりしますが、正しい意味を把握して使っている方は意外と少ないかもしれません。じつはインテリアという言葉自体には、家具は含まれていないのです。

正しいインテリアの意味や、家具との違いについて実際にみていきましょう。

INTERIORと書かれた木製ブロック

インテリアの意味

インテリアの意味を正しく理解するにあたって、日本語と英語でニュアンスが違うということを念頭に入れておきましょう。

そもそもインテリアは、英語の「interior」が元になっています。「interior」の意味としては、「室内」「室内図」「内部」など。内側を意味する単語ですね。

一方、日本語の「インテリア」では主に「室内設計」や壁紙・床材・照明器具・家具類など室内を装飾する「室内装飾品」のことを指します。これは英語では「interior decoration」に該当するもの。本来の意味よりも、少し異なる形で使われているわけです。

家具とはどう違う?

インテリアは「室内設計」「室内装飾品」のこと。では家具はというと、室内で日常生活に用いる道具の総称になります。言葉の意味だけから考えると、両者は別物ですが、実際は厳密に区別しにくいものです。

家具のデザインによっては、家具自体もインテリアの一部となります。例えば、バリ家具のパーティションならば、南国のすがすがしい雰囲気を感じ取ることができるでしょう。北欧家具の机なら、モダンでありながら暖かさも兼ね備えています。李朝家具のタンスなら、その場は重厚でオリエンタルな雰囲気そのもの。

このように家具によっては、独特の雰囲気を持つものも少なくありません。作り手の価値観が反映されているわけですね。家具の持つデザインや雰囲気が部屋全体に大きな影響を与えることがあり、その意味では家具もインテリアと言えます。

人気のあるインテリアのテイストにはどんなものがある?

おうち時間が増えた昨今、インテリアに熱視線が注がれています。インテリアのテイストが整っていると、部屋のイメージもグッと上がるもの。ここでは、人気のあるインテリアのテイストを3つ紹介します。

1:北欧テイスト

北欧テイストは、スウェーデンやデンマークなど北欧に由来するインテリアテイストです。シャープなデザインをベースとしつつ、北欧の自然や人間らしさを感じるデザインとなっており、「ノルディックテイスト」ともいわれています。

特徴

自然を感じる木目調の家具や小物と相性がよく、温かみのある色合いが特徴です。ホワイトやベージュを基調としつつ、イエローやブルーなどのアクセントカラーを組み合わせることがこのテイストのポイントに。

人気の理由

おうち時間が増えた昨今では、「暮らしやすい空間」へのニーズが高まっています。特に、落ち着きがあり、モノが整理されているミニマルな暮らしを取り入れる方が多いように思います。北欧テイストは、そういった日本人の暮らし方にフィットしているのかもしれません。

2:ヴィンテージテイスト

ヴィンテージテイストは、「使い込まれた質感」を表現したテイストになります。

ヴィンテージテイストの部屋

特徴

ヴィンテージテイストは、年代物の家具や小物を取り入れていることが特徴です。また、電球色はオレンジ系の場合が多く、温かみのある色合いとなっています。あまり多くはないかもしれませんが、壁や天井の構造体の部分が剥き出しになっている「躯体現し(くたいあらわし)」で仕上げられていることも特徴の一つといえるでしょう。

人気の理由

ヴィンテージテイストの「使い込まれた感」や「懐かしさを感じる雰囲気」など、今の時代にない雰囲気に惹かれる方が多いようです。また、質感を重視していることから木の温かみを感じることができます。こういった落ち着ける雰囲気であることも魅力の一つといえるでしょう。

3:和モダンテイスト

和モダンは、日本の伝統である「和」の要素と、現代的な「モダン」の要素を融合させたテイストです。現代の生活に合うように、和の要素をモダンに演出しています。

和モダンテイストの部屋

特徴

和風を表現するものとして、木や竹、珪藻土などの天然素材が取り入れられていることが特徴です。直線的なデザインも少なくありません。

また、昔から日本では、座って生活をしていました。そのため、背の低い家具が数多くあります。こういった高さのない家具を取り入れることで「和風」を表現していることもポイント。

人気の理由

和室は日本の伝統ともいえます。和風な雰囲気に落ち着きを感じる方も多いのではないでしょうか。実家を思い出し安心感があるという声もあります。こういった落ち着く雰囲気や安心感のある「和」を、「和モダン」として現代の空間に取り入れやすくしたことが人気の理由でしょう。

インテリアとエクステリアの違いとは?

インテリアに関連して、「エクステリア」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。ここまで紹介してきたインテリアは、室内の装飾品を意味していました。一方、エクステリアとは、建築物の外観・外装を意味する言葉です。具体的には、ガレージやウッドデッキなどがエクステリアとなります。

つまり、インテリアとエクステリアは対をなす言葉です。

インテリアによる効果やメリットとは?

快適な部屋や、オシャレな部屋で暮らすと気分がよくなりますよね。インテリアを活用し、内装をデザインすることは、私たちの気分や気持ちに密接に関与しているのです。ここでは、インテリアの効果やメリットについて紹介します。

観葉植物に囲まれた部屋でリラックスしている女性

1:癒やし

インテリアを考える上で、多くの人が求める効果は「癒やし」ではないでしょうか。勉強や仕事など忙しなく活動をしているなか、息抜きができ、気持ちが落ち着く癒される空間作りがポイントとなるでしょう。

昨今は、観葉植物や多肉植物を置かれている方も。緑は、植物の色で自然界に多く存在します。新緑などの自然な緑を目にすると、目が安らぐもの。癒やしを求めるなら、緑のインテリアにしてもよいでしょう。

2:元気を与える

インテリアには、飾り付けられているフィギュアやポスターなども含まれます。自分の好きなものに囲まれることで、元気が出るという方も多くいることでしょう。

他にも、明るい配色にすることは気分を上げることに繋がります。よくビタミンカラーは元気になれる色といわれますよね。ピンクやオレンジ、赤といった暖色系は気持ちを高ぶらせ、興奮しやすい作用があるとされています。ちょっとした小物を明るい色味にするのもいいかもしれません。

3:集中力を高める

インテリアデザインにより、集中力を高めることも可能です。手段の一つとしては、「モノをあまり置かないこと」が挙げられます。モノが多いと集中力は分散しがちに。そのため、モノを必要最低限とし、集中できる環境を整えましょう。

また、インテリアの色を青系にするのもよいでしょう。濃い目の青といった沈静色には、感情を沈静化し、心を落ち着かせる作用があるとされています。

最後に

日本語におけるインテリアは、英語における「interior」とは少し違う意味で使われています。また、家具もデザイン次第では、インテリアの一つに。

インテリア次第で、集中力を高めたり、気持ちをリラックスさせたりすることができます。自分が何を目的としているのか見極めた上で、理想とするインテリアを作り上げていきましょう。

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