植物は置いて飾るだけじゃない!吊って、触って、香りを楽しんで
リビングや寝室など、暮らしのワンシーンにあると、ぐっと生活が豊かになる観葉植物。今回は、置いて眺めるだけじゃない、観葉植物の楽しみ方をご紹介します。お家の植物でぜひ試してみてください。
1. 吊って飾る
卓上に置くスペースがない場合でも、ピクチャーレールやフックに引っ掛けてみると、プチ模様替えを楽しめます。視線より上の方に植物を飾ると、視界に入る緑の割合が高くなって、緑量を多く見せることにも効果的。吊るすことで、葉の裏側も見えるようになるので、見る角度が普段と変わって、新しい印象や発見があるはず。
吊るして飾る場合は、特にポトスやエスキナンサスなど、蔓性の垂れ下がる植物がおすすめです。鉢全体を包み込むように育っていきます。
最近では、お部屋の中にありがちな縦長の隙間スペースをうまくつかって、植物をディスプレイできるインテリアアイテムもお目見え。上写真の「Drow a Line」という商品は、両端が突っ張り棒のようになっている優れもの。植物や小物などのお気に入りが増えて、お部屋の中に飾るスペースがもうない!なんて方にもぴったりです。
2. 葉影や木漏れ日を楽しむ
植物そのものを楽しむのもいいですが、葉が落とす影に注目してみると、また植物のちがう魅力を感じられます。植物のもつ形はさまざま。自由にのびていく葉や幹の姿を、ダイニングやリビングの照明をうまく活かして、シルエットを演出してみてください。
照明を効果的にあてることで、育成面でもよい効果を期待できますよ。
3. 触って楽しむ
おうちにある観葉植物の「葉の質感」って、意識したことはありますか? 葉、ひとつとってもじっくり眺めたり、触って観察してみると、かなり違いがわかります。形が異なるのはもちろんですが、「つやつや」「ぷにぷに」「ふわふわ」など、質感のバリュエーションが豊かなことに気づきます。
また触れることで、植物の状態を知ることもできますよ。例えば、ぷにぷにした植物は水分を多く蓄える傾向があるので、比較的乾燥に強いのですが、水が不足するとシワが寄りはじめ少ししぼんできます。
このように、近くで触れてみることで変化に気づき、愛着も湧くので、どんどん育て上手になっていくかも!
4. 香りを楽しむ
香りがいい観葉植物は、ぜひその香りを楽しんでください。
アロマティカスは、ミントのような香り。ゲッキツは白い花が咲くと、甘い香り。ニッケイの葉は、ニッキのような和ハーブの香りがします。中でもアロマティカスはその名の通り、アロマのようなハーブ系の良い香りがフワッと香るので、料理のトッピングやモヒートなどのドリンクにして楽しむのもおすすめです。
少し見方を変えて、自由に植物に触れてみてくださいね。
“感葉植物”として、「観る」だけでなく「感じる」植物をお届けする植物のオンラインショップ。ひとつひとつの植物の個性にあわせて、関わり方をご提案。植物との新しい関係が築ける空間コーディネートを叶えます。
撮影・記事/parkERs(パーク・コーポレーション)
parkERs(パーカーズ)
フラワーショップ「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーションの空間デザインブランド。「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、公園の心地よさを室内に取り込むデザインを追求。都会の中では気づきにくくなった自然をデザインによって身近にし、「人の感覚を呼び起こす空間デザイン」で新しい価値を生み出している。
市野澤未和(左)
プランツコーディネーターとして、都市部の室内を中心に植物を用いた空間デザインを手がける。
森美波(右)
「公園の心地よさを表現する空間デザイン」に携わる中で得た気づき・最新情報等を発信。
HP:https://www.park-ers.com/
Instagram:https://www.instagram.com/parkers_official/