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2021.03.15

観葉植物の土は定期的に入れ替えよう|適した土と入れ替え方法は?

観葉植物を育てているとき、水やりや日当たりについて気にする人は多いはず。しかし、植物が根を張っている「土」についてしっかり知ることも、上手に育てるポイントのひとつです。今回は、観葉植物に適した土の特徴と入れ替え方法、おすすめの観葉植物用の土についてご紹介します。

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【目次】
観葉植物の土は入れ替えが必要
入れ替えのタイミングは?
観葉植物に適した土の選び方
観葉植物の土の入れ替え方法
カビや害虫が発生したときの対処方法
おすすめの観葉植物の土

観葉植物の土は入れ替えが必要

定期的に水やりをして、エアコンの風に当たらないよう置き場所に気を付けていたのに、観葉植物がどんどん弱ってしまった経験はありませんか?それは根を張っている「土」に原因があるかもしれません。植物を育てる上で、土の入れ替え作業がなぜ必要なのか解説します。

観葉植物 土

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水はけが悪くなる

同じ土を長く使用していると水はけが悪くなり、土中が湿気の多い状態になることで、植物の根を腐らせたり、虫が付いたりすることがあります

鉢に入れたばかりのころの土は、小さな石の粒が集まったような、さらさらの状態。そのため空気が入り込みやすく、根も呼吸がしやすいです。水やりすると、与えた水分が土全体に行き渡りやすく、必要のない分は鉢底から流れ出て溜まりません。

しかし、水やりを繰り返していくと、さらさらだった土はやがて粘土状に変化し、水の流れも滞りやすくなります。土の中は通気性が悪い、目が詰まっている窮屈な環境となり、根も呼吸がしにくく伸びるスペースを失います。結果的に根腐れを起こし、植物自体が枯れてしまう可能性があります。

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土の性質が変化する

植物の成長のために与える肥料や土壌改良によって、土は元の性質から、酸性やアルカリ性へ徐々に変化します。植物にとって適切な性質は品種によって異なりますが、例えば弱酸性を好む植物に対して、アルカリ性に変化してしまった土を使い続けていると、元気に育たなくなる場合があります。

植え付けのときには、その植物に適した性質は何かを把握し、植え付ける植物の好む性質の土を選びます。しかしその環境はずっとは続きません。植物の様子を日々観察すると共に、場合によっては土を替える必要があります。

観葉植物 土

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入れ替えのタイミングは?

植物に元気がなくなったからといって、必ずしも土が原因とは限りません。土をいじると根に傷を付けることもあるため、頻繁には行わないほうがベターです。土を入れ替えるタイミングの見極め方や、入れ替えを行うのに適した時期をご紹介します。

観葉植物 土

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見極めるポイント

観葉植物の土は、前述の通り性質が変化するため、1~2年のスパンで入れ替えましょう。観葉植物には弱酸性から中性の土が多く使用されますが、使い続けると酸性に傾き、植物が成長しにくくなります。また水はけも悪くなり、植物の命の源でもある根が伸びにくくなって、成長が止まってしまうことも考えられます。

しばらく育て続けていると、初期よりも立派に大きくなった観葉植物には、鉢の大きさが足りなくなってきます。窮屈な状態だと土自体に問題がなくても成長に悪影響を及ぼしかねないため、全体の植え替え行いましょう。そのついでに土のメンテナンスも行うのがおすすめです。

まだ入れ替える時期でなかったとしても、土にカビが発生していたら、カビの付いた部分の土だけ入れ替えます。土の表面に白い粒を発見したら、要注意です。

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適した時期

土の入れ替えに適した時期は、植物の成長期間中で暖かいときです。気温が高くなり始める5月から、残暑と秋の兆しが混在する9月までが入れ替えに適しています。

寒い時期には、ほとんどの植物は成長スピードが遅くなり、再生力が弱まっています。そのような状態で根付いている土から一時的に抜かれた状態になると、株が弱り枯れてしまう可能性があります。

新しくなった土に植物自ら根を張ってもらう必要があるため、植物の状態を見ながら、成長期に土の入れ替えをしてあげましょう。

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観葉植物に適した土の選び方

植物が大きくなるためには、根を太く伸ばせる環境が大切です。根付く土の環境次第で、成長度合いも変わってくるといえます。土にはさまざまな種類があり、上級者には土を自分で配合する人もいるようです。観葉植物を育てるのに適した土には、どのような特徴があるのでしょうか?

観葉植物 土

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排水性に優れている土

多くの観葉植物は、弱酸性から中性で、「排水性に優れている=水はけがよい」土を好みます。水はけがよいと成長に必要な分だけの水分が残り、余分な水は流れ、根が呼吸するのに必要な空気が入りやすくなります。

また、植物は土に根を張り続けながら成長します。根が伸びていくためには、そのためのスペースが必要です。水はけのよい土は、粒状の土の間にすき間があることで、余分な水を通しやすくするだけでなく根も伸びやすくなります。

逆に水はけの悪い土の内部は窮屈な状態となっており、余分な水分が溜まって湿気がこもった状態になります。人と同じように植物にとっても、通気性が悪く湿った状態の環境は生きていくのに適さないのです。

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初心者は市販の土がおすすめ

土にはたくさん種類があり、それぞれに特徴があります。1種類の土だけでは植物が育つのに必要な環境が整いにくいため、「排水性」「通気性」「保水性」に優れた土を選びブレンドするのがおすすめです。とはいえ初心者には配合する作業はハードルが高いため、市販のブレンド土を使いましょう

市販されている観葉植物専用の土は、すでに観葉植物が成長するのに適した配合で売られています。肥料も含まれているため、新たに肥料を買う手間が省けるのもポイントです。

土を配合して作るには、時間やお金、そして技術が必要です。はじめのうちは間違いない市販の土を購入して、植物を植え育てる作業に力を注ぎましょう。育成に慣れてきたら、自分で好みの土のイメージが固まってくるはずです。そのときが来たら、自分でブレンド作業をやってみてはいかがでしょうか。

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古い土を使うのはNG

もったいないから、まだ使えそうだからといって、古い土を再利用して植物を育てるのはNGです。使い古した土は、水はけが悪くなり、土中の養分は植物が吸いきっていてほとんど残っていません。

古い土はすべて処分し、新しいまっさらな土に替えるのが一番です。しかしどうしても再利用したいと思っている場合には、「土壌改良材」を使って古い土を生まれ変わらせましょう。土壌改良材は、微生物の力を借りて土中の養分を補充したり、病原菌を消毒する効果があります。

しかし、この手法では2週間ほど置かないと、新たな土として使用できません。土壌改良の作業は手間があまりかからないかもしれませんが、出来上がりまでにある程度時間が必要です。また、古い土を再利用すると、場合によっては不要なものが含まれていたり、必要な養分が不足している可能性があります。

観葉植物 土

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観葉植物の土の入れ替え方法

土の入れ替えをするということは、観葉植物を丸ごと鉢から出す、つまり植物の植え替え作業をすることになります。土に入れ替えることで植物を傷つけ、枯らしてしまうことにならないよう、適切な入れ替え方法をご紹介します。

観葉植物 土

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用意するもの

土の入れ替えは、いわば植物の引っ越し作業です。なるべく短時間で終えないと、根を定着できずに植物が弱ってしまいます。スムーズな作業をするために、まずは準備を万全に整えましょう。土の入れ替えに用意するものは以下の通りです。

・新しい土(市販、または植物に合わせてブレンドした培養土)
・一回り大きい新しい鉢
・鉢底に敷くネット
・鉢底に入れる石、または軽石
・ハサミ(ガーデニング用)
・手袋または軍手
・床に敷くビニールシート、新聞紙
・ジョウロ
・細い棒
・支柱(植物の背丈が1m以上の場合)

苗から植え始めた場合は、すでにある程度そろっているかもしれません。新たに購入する場合は、園芸専門店やホームセンターなどで入手することができ、最近では100円ショップでも販売されています。

観葉植物を抜き取り、根を整える

入れ替えに適した温度は15℃以上で、5~9月に作業するのがおすすめです。まず、植物を植えている鉢から抜き取る作業から始めましょう。土が濡れていると作業がしにくいため、入れ替えの7日ほど前から水やりを控え、土を乾燥させます。

観葉植物を鉢底から抜き取り、根に付いた土を手でほぐしながら落とします。このとき、繊細な根を傷つけないよう注意が必要です。もし、根の先端が黒ずんでいたり傷んでいたりしたら、ハサミでその部分だけカットします。

鉢を準備し、観葉植物を植える

根を整えたら、次は植物の新しい住まいとなる鉢の準備です。鉢底に、鉢底ネットと軽石を敷き詰め、培養土を鉢の3分の1から2分の1程度まで入れます。そこへ抜き取った観葉植物を、鉢の中央に仮置きしましょう。

根の間には土が入り込みにくいため、土を入れながら細い棒でつつき、すき間なく土に埋まるよう固定します。土の高さは、鉢の縁から4cm程度下がベストです。表面の土を整えたら、ジョウロでまんべんなく水を与えます。水やりをして土が沈んだら、少し土を足しておきましょう。

入れ替え後の管理方法

入れ替え後は、植物の根がまだ土の中で安定していません。通常と同じ管理をすると弱る可能性があるため、慎重に取り扱いましょう。風をよけられて、明るいけれど直射日光の当たらない場所でしばらく管理します。

水やりのタイミングにも気を付けましょう。入れ替え直後の根は水の吸い上げが悪い状態です。水を与えすぎると根腐れしてしまうため、土の表面が乾いたら水やりをします。新しい芽や葉が出てきたら、根が定着したサインです。いつも育てている場所へ移動し、通常の手入れに戻していきましょう。

カビや害虫が発生したときの対処方法

観葉植物を植えている土は、乾くと表面が白っぽくなります。しかし、その白っぽいものが綿のようになって現れていたら、土にカビが生えている証拠です。また害虫が発生することもあるため、それぞれの対処法を確認しておきましょう。

観葉植物 土

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カビの発生原因と対処方法

原因の1つとして、鉢の設置場所が「通気性や日当たりが悪い」ということが挙げられます。風通しが悪い日陰は、湿気を好むカビが発生しやすい環境です。また、「土が常に湿っている」場合もカビにとっては好都合。頻繁な水やりによって土の表面と土中の湿気が高まると、カビが生えたり根が腐りやすくなります。

植物を元気にするために与える肥料の取り扱いにも、注意が必要です。カビは栄養分がある環境を好むため、置き型の肥料を設置しておくと、植物が養分を吸収する前に肥料にカビが生えることもあります。「肥料の与えすぎ」もカビの発生原因になるので注意です。

対策としては、カビは紫外線を嫌うため、風が通り日光が当たる窓際などに鉢を置くとよいでしょう。しかし、植物の中には直射日光に弱いものもあるため注意が必要です。カビが発生してしまったら、丸ごと土を入れ替え殺菌しましょう。

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主な害虫と対処方法

観葉植物を育てる上で、害虫は付き物。土にもコバエやトビムシが発生することがあります。どちらの虫も、「土の通気性が悪い」ことが原因で繁殖します。水をやりすぎて常に土が湿っていたり、受け皿に水が溜まったままの状態で置いたりしていると、虫が顔を出し始めます。

どちらの虫も、直接観葉植物に害を与えることはありません。しかし何もしないまま増殖させては不快になるため、見つけたらすぐに対処しましょう。即効性のある対処方法は殺虫剤を散布することです。虫ごとに効果を発揮する種類が異なるため、何が効くのか調べておきましょう。

薬剤の使用をさけたい場合は、土の表面を入れ替えるだけでも効果的です。観葉植物を鉢ごと水に沈めて虫を浮かべるという手段もあります。このやり方は、水に強い観葉植物のみに有効です。

観葉植物 土

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おすすめの【観葉植物】9選|あなたのお部屋に癒しをプラスしよう

おすすめの観葉植物の土

観葉植物が根付く土は、成長にとても重要です。市販の土は、植物にとってよい環境を整えやすいよう配合されているため、育てたい植物に合うものを選んで活用しましょう。おすすめの観葉植物用の土をピックアップしました。

観葉植物 土

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花ごころ「観葉植物の土」

葉の色づきがよくなる「マグネシウム」を配合した土です。元肥も入っているため、土に肥料を混ぜ込む手間がなく、買ったその日からすぐに使えます。軽く清潔な原料を使用していて、室内でも安心です。

観葉植物 土

・商品名:花ごころ「観葉植物の土」

プロトリーフ「観葉植物の土」

水はけがよいのに、必要な水分は逃さない、排水性と保水性を兼ね備えた土です。植物の初期育成を助ける栄養素も配合されています。植え付けも植え替えもこの土で対応できるため、苗から植物を育てたい初心者にはぴったりです。

観葉植物 土

・商品名:プロトリーフ「観葉植物の土」

日清ガーデンメイド「観葉植物が好きな土」

土を活性化させる「バイオ菌」が入っているのが特徴です。根腐れを起こさせにくい、保水性と通気性に優れた配合で、観葉植物が好む環境を作ります。土は有機物なので、季節によってコバエが発生することがありますが、土にはほとんど影響はありません。初期育成を助ける元肥も配合されているので、初心者にも便利です。

観葉植物 土

・商品名:日清ガーデンメイド「観葉植物が好きな土」

アイリスオーヤマ「ゴールデン粒状培養土 観葉植物用」

小さな粒が集まった「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」で、土中に適度なすき間が作られ、植物が根を張りやすくなります。また排水性と通気性、保水性に優れているのも特徴です。

製造工程中に200℃で加熱殺菌され、雑菌や雑草の種が混ざっている心配が少なく、清潔で安全に使えます。土が乾燥すると灰色になり、水をあげると黒色になることで、水やりのタイミングが分かりやすいのもポイントです。

観葉植物 土

・商品名:アイリスオーヤマ「ゴールデン粒状培養土 観葉植物用」

トップ画像・アイキャッチ/Shutterstock.com

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