深まる秋のベランダガーデン“おすすめ植物3選”
秋は屋外で育てられる植物がよく出回る時期なので種類が豊富!今回は庭先やベランダで育てるのにおすすめの植物をご紹介します。
ユーカリ・ポポラス
大きな丸みのある葉がやわらかな雰囲気のユーカリ・ポポラス。シルバーがかった色合いで、ゆらゆらと風に揺れる姿はかわいらしく、ガーデンを涼やかな印象に仕上げてくれます。また葉自体も大きめなので、ボリュームが出やすく存在感も◎。
ポポラスは、オージープランツとも言われるオーストラリア原産の常緑小高木です。比較的寒さに強く、乾燥を好みます。真夏の直射日光は避けた方が良いですが、基本的には屋外での管理が向いています。
ポポラスはユーカリの中ではめずらしく、規則的に葉をつけるのではなく、互いに重ならないようにして不規則に葉を付ける特徴があります。自然体で伸びのびと生長するさまは、ナチュラルな雰囲気が好きな方にぴったり。
樹高が2m以上のしっかりした大きさに生長すると、4~5月に細長い線状の花びらが特徴的な花を咲かせます。
庭先などに地植えする場合、ポポラスは生命力がとても強いので、小まめに剪定をしないと管理が大変な一面もありますが、写真の「ルーツポーチ」のようなプランターを使うと管理がしやすくおすすめです。
ペットボトルの再生繊維とリサイクル天然素材を混合した不織布でできたプランターで、通気性と透水性がよいので、ルーツポーチごと土の中に埋め込むことができます。土の養分や水をプランター内に吸収してしっかり育ちますし、張りやすい根の育ちを抑えてくれるので、ほかの樹木を守る効果もあります。もちろんそのままプランターとしてベランダなどに置いてもかわいいです。
ライフスタイルに合わせて鉢の使い方もアレンジしてみてくださいね。
ハナユズ
ハナユズ(花柚子)は日本原産のミカン科の果樹。ホンユズ(本柚子)に比べても低木でトゲが無いのが特徴で、鉢植えでも育てることができます。
またホンユズは植え付けてから実が付くのに数年かかるのに対して、ハナユズは幹が若いうちから早くに実をつけるのも魅力。2月~3月に枝の剪定をすると、5月には花が咲き、8~12月頃に実の収穫時期を迎えます。初めて果樹を育てる方にもおすすめです。
実を収穫したら、料理やドリンクの香りづけに使ったり、冬至の風習として知られる柚子湯にしたりと、いろんな楽しみ方があります。実がなったらぜひ清々しい香りをお楽しみください!
アカシア・フロリバンダ
ガーデニングに人気のアカシア。
美しい葉やさわやかな香りで人気の、オーストラリア原産の常緑小高木です。
アカシア・フロリバンダは、一般的なアカシアよりも雰囲気がユーカリに近く、細葉で樹形が整いやすい品種です。3月から4月上旬頃には枝いっぱいにふわふわの黄色の花が咲くのも楽しみ。
笹のような葉が涼しげで、細く柔らかい枝はしだれています。風にゆられてしなる姿は、オージープランツの中でも優しい印象があるので、他の植物とも馴染みやすい印象があります。
アカシアの木は、枝をカットして花と一緒に花瓶に飾ったり、束ねてドライフラワーにしたりして、1鉢あるだけで様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
“感葉植物”として、「観る」だけでなく「感じる」植物をお届けする植物のオンラインショップ。ひとつひとつの植物の個性にあわせて、関わり方をご提案。植物との新しい関係が築ける空間コーディネートを叶えます。
撮影・記事/parkERs(株式会社パーク・コーポレーション)
parkERs(パーカーズ)
フラワーショップ「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーションの空間デザインブランド。「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、公園の心地よさを室内に取り込むデザインを追求。都会の中では気づきにくくなった自然をデザインによって身近にし、「人の感覚を呼び起こす空間デザイン」で新しい価値を生み出している。
市野澤未和(左)
プランツコーディネーターとして、都市部の室内を中心に植物を用いた空間デザインを手がける。
森美波(右)
「公園の心地よさを表現する空間デザイン」に携わる中で得た気づき・最新情報等を発信。
HP:parkERs(パーカーズ)
Instagram:@parkers_official
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