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2025.04.23

初任給とは? 2025年の平均額・手取り・引き上げ事情までを解説!【専門家監修】

初任給とは、新卒で入社し、社会人として初めて受け取る給与を指します。内訳や世間一般の水準を理解することで、自分のキャリアやライフプランに役立つでしょう。この記事では、初任給の定義や2025年の平均額と相場を紹介します。

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初任給は、社会人としての第一歩を象徴する大切な給与です。「初任給」と聞くと、「初任給の平均額は?」「東京と地方で金額は違うの?」「引き上げの背景は?」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?

この記事では、初任給の基礎知識から、平均額、引き上げ事情までをわかりやすく解説します。実務に役立つ情報を知り、初任給についての理解を深めましょう。

初任給とは? 基礎知識と意味をわかりやすく解説

まずは、初任給の基本的な意味と、よくある疑問についてわかりやすく解説していきましょう。

初任給 イメージ

(c) Adobe Stock

初任給とは何か?

初任給は、新卒で入社し、社会人として初めて受け取る給与を指します。通常、企業における給与規定に基づいて支給されます。支給額は、職種や業界、地域によって異なるため、就職活動中や入社前に企業の給与体系を確認しておきましょう。

初任給と基本給の違いとは? 給与の仕組みを理解する

初任給と基本給は、混同されやすいものの異なる概念です。基本給は、毎月支払われる固定の給与部分を指し、職種や等級によって金額が決まります。一方、初任給は入社して初めて支払われる給与のことで、基本給に加えて、各種手当(通勤手当や住宅手当など)や残業代が支給される場合があります。

給与明細を手にしたら、これらの項目がどのように記載されているのかを確認し、給与の内訳を把握することが大切です。給与の仕組みを理解することで、自身の労働条件についてより明確に意識できるようになります。

初任給はいつもらえる?

初任給の支給時期は、企業によって異なります。多くの企業では、就業開始月の勤務分を翌月に支給する「翌月払い」が主流のため、翌月末日または25日に支給されるのが一般的です。ただし、当月払いの場合もあります。企業によって締日や支給日が異なるため、入社前に確認しておくといいでしょう。

初任給の平均額と相場をチェック【2025年版】

最新の初任給の平均額を学歴や職種、地域ごとに紹介します。ご自身の状況と照らし合わせて参考にしてください。

初任給の全国平均額と推移

2025年度の全国初任給は、帝国データバンクの調査によると、大卒で20万~25万円未満が62.1%、25万~30万円未満が11.4%と報告されています。また、15万~20万円未満は24.6%、30万円以上は1.7%という結果もあります。

前年からの平均引き上げ額は約9,114円とされ、物価上昇や人材確保の動きが影響していると考えられます。ただし、この数字は業界や企業規模、地域によって異なります。自分が希望する業界や企業の状況を把握することが、より現実的な給与感覚を持つうえで重要です。

初任給 平均推移

(c) Adobe Stock

大卒・高卒・公務員の初任給の違い

学歴による初任給の違いは、企業の給与体系により差があります。大卒の初任給は20万~25万円未満が主流で、高卒は18万円前後が多い傾向です。国家公務員は高卒で18万円、大卒で21万円程度、地方公務員の初任給は地域によって異なりますが、高卒で16万~18万円、大卒で19万前後が目安です。

とはいえ、これらの数字は統計上の目安に過ぎず、実際の金額は企業ごとの規定や雇用形態によって変わります。

地域別の初任給相場(東京・地方の違い)

地域によって初任給の相場が異なる理由のひとつは、生活コストの違いが挙げられます。都市部では、住居費などの生活費の高さに合わせた給与設定が行われることが多く、東京や大阪などでは初任給が比較的高めに設定される傾向があります。

一方、地方では生活コストが抑えられるため、初任給も低めに設定されるケースが見られます。都市部に本社を持つ企業では地域手当を設定することもありますが、必ずしも全国一律ではありません。働く地域の生活環境や企業方針を事前に確認しておくことが、入社後の生活設計に役立ちます。

都会 イメージ

(c) Adobe Stock

業種・職種ごとの初任給の違い

業種や職種によっても、初任給には差があります。一例を挙げると、一部の外資系企業やコンサルティング業界などでは、30万円以上の初任給を提示するケースも見られます。これらは業界内での人材確保の競争や、企業独自の評価制度が影響していると考えられます。

一方で、医療・福祉業界やサービス業界では、20万円前後が一般的とされています。ただし、職種によっては資格手当や成果報酬が加算される場合もあります。初任給だけでなく、手当や福利厚生も含めた総合的な給与条件を確認することで、より納得のいく就職選択ができるでしょう。

最後に

初任給は、社会人としての第一歩を象徴する大切な収入です。給与の内訳や世間一般の水準を正しく理解することで、自分のキャリアやライフプランに役立てることができます。本記事で得た知識をもとに、自分にとって最適な選択を考え、充実した社会人生活をスタートさせましょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

画像ALT

執筆

わく社会保険労務士事務所代表 和久 明(わく・めい)さん

社員12万人超の会社で社会保険、給与計算、社内研修講師を15年以上経験した後、社会保険労務士開業。 常に忙しく手が足りない中小企業の、就業規則作成や法改正フォロー、業務の見える化による社員の働きやすさ実現に取り組んでいる。褒め言葉インストラクター。趣味はサウナ。

事務所ホームページ:https://waku-sr.com
ライター所属:京都メディアライン

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