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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2021.08.29

7年交際したのにスピード離婚、そのワケは?〜丹次郎さんの場合Vol.1

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。家事のできない妻から離婚を突きつけられたイケメン夫、丹次郎さんのお話、第一回。

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(取材データ)丹次郎さん(仮名)、46歳。大手企業を退職後、現在はクリエイター系の会社を経営する爽やかイケメン。28歳で7年交際した相手と結婚するも、同居したら全く合わずに即別居状態になり、その後離婚。5年前に再婚し、今の奥様とは円満な結婚生活を送っている。

共働きで家事は夫が担当。それなのに離婚を要求した妻

長年付き合って結婚したのにすぐ離婚した、そんな話をよく聞きますが、「なぜそんなに一緒に居たのに夫婦になったら上手く行かなくなったんだろう?」と疑問でした。今回はそんな、「7年交際してから結婚したのに同居してみたら最悪で離婚」した、丹次郎さんが登場。アラフィフになっても爽やかで、事業も順調なエリートイケメン。会話も物腰もスマート。いかにも女性にモテそうな彼が、なぜバツイチになったのでしょう。

丹次郎さん:元妻のA子は、同じ大学の出身で一個下。社会人になってから再会して付き合い始めました。7年くらい交際していたのですが、お互い実家暮らしだったし仕事が忙しかったので、一緒に泊まったりしたこともほぼなかったんです。

さかい:激務で実家暮らしだと会える時間も限られますが、結婚前に一緒に住もうという話にはならなかったんですか?

丹次郎さん:7年目に、同棲するなら結婚しようという話になって。そこまで「結婚したい」という強い気持ちがあったわけでもなく、28のときに、適齢期だったこともあって流れで結婚した、という感じでしたね。

結婚してみると、実家で家事をしてこなかったA子さんは家事が全くできず、共働きしながら、丹次郎さんがほぼすべての家事をやる、という生活に。毎晩10時過ぎに帰り、ご飯を作り洗濯もする。けれど、元々家事が得意な彼には、それが特に苦痛ではなく、不満もなかったそうです。

ここまで話を伺っていて、「え、共働きで家事も炊事も文句言わずに全部やってくれるなんて、めちゃくちゃいい旦那さんじゃん」と思った私。これを読んでる皆さんも、そう思いますよね?

しかし、そんな一般的な固定観念が通用しないのが夫婦という関係。ある晩、夕飯を用意して待っていた丹次郎さんに向かってA子さんは、「そういうの重いんだよね。こちらが申し訳ない気持ちになるし、もうご飯とかいらないから」と言ってのけたのです。

ショックを受けた丹次郎さん。その辺りから、夫婦仲は徐々に冷めて行きました。

浮気もDVも一切ないし稼ぐのに家事もやってくれる。しかも長身イケメン!婚活中の人が聞いたらよだれを垂らして手に入れたくなりそうな旦那さんですが、妻のA子さんにとっては違った。ある、意外なことがきっかけで、彼女は丹次郎さんに離婚を突きつけて来たのです。

そのあることとは。お話は次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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