2022SS美しさの継承をテーマにデビューした〝HERE DITAS(ヘレ ディタス)〟
ジュエリーって、記念日やご褒美に奮発して購入するもの。だから、気軽に新調できないというか、ちょっぴり敷居が高いイメージがありました。いままでは! そんな筆者の概念をいい意味で覆してくれたのが、2022年3月にデビューした新ジュエリーブランド〝HERE DITAS(ヘレ ディタス)〟です。
いつもの服にプラスするだけで洒落て見える、ジェンダーレスなアイテムが勢揃い
歪みや傷があり、廃棄されるはずのアコヤパールや漂流物のシーグラスを使用した一点もののジュエリーなど、ジェンダーレスで身につけられる素敵なアイテムがたくさん。環境に配慮したものづくりの背景は、作り出すジュエリーとともにブランドとしてもリスペクトすべき点です。
モードもカジュアルも。それでいて、優美なバロックパールに注目!
なかでも、個人的にヒットしたのは、形がユニークなバロックパール。
バロックパールとは、自然が生み出した形が不揃いな真珠のこと。ポルトガル語のBaroque(歪んだ)が語源になっており、この歪みが貴重価値のあるパールとして人気に。存在感があるので、夏はTシャツやタンクトップにさらっと合わせても素敵ですよね。オーロラのような輝き、ひとつとして同じ形がないのもこのパールの特徴です。
ゴールドと迷って、シルバーをオーダー
▲バロックチャームネックレス(シルバー)19,000円
チェーンネックレスは長さを調節したり、パールの位置をずらしてみたりと何通りものアレンジが楽しめる万能アイテム。シンプルなんだけど、小洒落て見える。こういうジュエリーがいまの気分なんだなと再確認。パールだからと気負わず、でも上品さを失わずにいられる”ヘレ ディタス〟のジュエリーはオケージョンから日常使いまで、活躍してくれるはず。
ベーシックなニットの日こそ、旬のジュエリーで今っぽさを添えてみては?
▲バロックチェーンアンクレット(シルバー) 16,000円
女性はアンクレット、男性はブレスレットとして使えるジュエリーも。「きっとお高いのだろうな~」と値段をチェックしてみると、意外と手に取りやすいプライス! 春の足音が聞こえてきたので、薄着にこんなジュエリーを身につけたい。妄想は膨らみます。
オケージョン用という概念を覆すような、カジュアルに使えるパールが勢揃い
▲BLESSING FROM THE SEA/ART OF AKOYA(4月展開)
ディレクターの樋口さんが中指につけていたリング(17,000円)は、受注生産型で傷があり、廃棄されるはずだったアコヤパールに額装を施したもの。人差し指のパールは、樋口さんのおばあさまが結婚された時のリングを譲り受け、自分好みにリメイクしたものとか。アイテムが素敵なのはもちろんですが、その裏側に広がるストーリーも魅力的で、つい聞き入ってしまうのでした。
廃棄物を減らし、美しいものを次の世代、未来へと継承していく。
そんな想いが詰まった〝HELE DITAS(ヘレ ディタス)〟。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
エディター
川口ゆかり
女性誌やWeb広告でエディターとして活躍するかたわら、JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得。2016年夏より、東京・青山で料理教室『おもてなしごはん東京』をスタート。不定期に飾り巻き寿司レッスンを開催しながら、ファッション誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発なども行う。プライベートでは2児の母。おしゃれ業界人がたびたび登場する本人のインスタグラムも話題