【シングルマザーの恋愛#39】取引先って言っていた相手って、もしかして…元カノ!?

こんにちは。シングルマザー歴7年のあおいあんです。前回は会社近くで女性と歩くRさんを見かけたことを本人に直接確認ができてホッとしていたところ、親友のHくんから気がかりなLINEがきたところまでお伝えしました。

Mちゃんからまさかの疑惑が！

Hくんの「嫁から連絡来てない？」の連絡に、もしかして家出？と心配になった。

私「連絡来てないけど、どうしたの？」

Hくん「子どもと一緒に昨日から帰ってきてなくて。実家にも連絡したんだけど帰ってないって言われて」

私「それは心配だね。ケンカでもしたの？」

Hくん「それが、趣味にお金つぎ込んでるのがバレて…家事育児も嫁に任せっぱなしだったこともあり、自分勝手にお金を使っていたことに相当キレられたんだよね。結構金額もいっちゃてて…話し合いで、お金の管理を全部嫁に任すことでお許しを得たと思ってたんだけど」

私「そりゃ怒って当然だ。私からも連絡してみるよ。実家に帰ってないの心配だし」

Hくん「ありがとう。何かわかったら教えてくれる？」

私「もちろん。ちょっと待ってて」

Hくん夫婦は共働きだけど、嫁のMちゃんは息子を溺愛するあまり、正社員だった会社を辞め、パート勤めに変えた。そのことでHくんはMちゃんに甘えが出たんだと思う。Mちゃんに家事や育児のほとんどを任せていたし、Mちゃんも息子のために頑張ってた。

Hくんが仕事に専念できる環境を作っていたのに、稼いだお金を個人の趣味に回されては浮かばれないよ。ヤケになって変な方向に行かなきゃいいなと思いつつ、Mちゃんに電話をしてみる。

Mちゃん「もしもし」

私「おぉよかった。繋がった！ 大丈夫？　Hくんから連絡きて、心配で電話しちゃったよ。今どこにいるの？」

Mちゃん「ごめんね、夫婦ケンカに巻き込んで。今、沖縄にいる」

私「えっ!?　沖縄？ だいぶ遠いところへ行ったね」

Mちゃん「あっちが自分勝手にお金使うなら、こっちも使ってやる！と思って、沖縄のプライベートプールがついたヴィラにいる」

私「なにそれ!? すごい羨ましいんだけど」

Mちゃん「すごい素敵なところなんだけど、なんか心底楽しめないっていうか。旦那の電話も、実家からの電話も出てないからか、罪悪感を感じてきちゃって。明日帰ろうと思う」

私「そっか。Hくんは反省してるみたいだし、残りの時間楽しんでおいでよ。Hくんには私から連絡しておくからさ」

Mちゃん「ありがとう。そういえばあんはRさんと上手くいってるの？」

私「まぁまぁかな。付き合いたてなのに、急にRさんのお母さんとランチ行くことになったり、私の会社の近くで女性と歩いているところ目撃しちゃったりしたけど、その度に胸のつかえはRさんに話してるから大丈夫かな」

Mちゃん「その女性ってどんな人だった？ もしかして小柄でショートボブ？」

私「えっ!? なんで分かるの？ すごい華奢な感じだった」

Mちゃん「それもしかして、Rさんの元カノかも。見てないから断言はできないけど、Rさんの元カノってあんの会社の近くで会社経営してるんだよね。私たちの結婚式に出席してくれたから覚えてるんだけど、Hが最近、その会社と取引することになったって聞いて、ちょっと気になってたんだ。でも、Rさんのことだから大丈夫だよ」

私「一緒に歩いてた女性のことをさっきRさんに聞いたけど、取引先の人って言ってた。大丈夫だよね、たぶん。。。」

Mちゃんとの電話を切り、HくんにはMちゃんの居場所と、明日帰る旨をLINEで伝えた。

以前つきあってた方は会社経営してるんのか…。なんか契約社員で働いて、なおかつシングルマザーである自分がなんだか惨めに思えた。顔が見えなかっただけに、逆に妄想が働いてすごいきれいな人なんじゃないかって、さらに落ち込む。Rさんと付き合う前、RさんやHくんの友人・Sくんから元カノの話を聞いたことを思い出す。お互い気持ちが残ったまま別れた2人。そんな2人がまだ会ってるとしたら…。

Rさんを信じていいの？　それともMちゃんの推理が当たってるの？　

次回に続く。

あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を！」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。