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2023.05.13

幼稚園へ入園は何歳から? 年少の年齢と満3歳児クラス、この時期の特徴とは

「幼稚園」の「年少」さんは何歳? 子どもの成長に大きな役割を果たす幼稚園にはいくつから入れるのでしょうか。今回は赤ちゃんから幼児へと成長する時期でもある年少について説明します。

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「幼稚園」は何歳から入園できる? 

「幼稚園」というと、子どもたちが集まって楽しいところだというイメージがあるでしょう。しかし、学校教育法第1条に、「この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする」という文言があり、幼稚園は学校としての役割があるのです。

対象年齢は、学校教育法第26条により「満3歳から小学校就学の始期に達するまでの幼児」と規定されています。つまり、満3歳になったら、幼稚園に入れるのです。

ちなみに、幼稚園の目的は学校教育法第22条に以下のように記載があります。

幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長すること

この目的に適っているかどうかを、幼稚園選びの基準にするのも一つの方法です。他にも、同法23条では、健康、人間関係、環境、ことば、表現に関して目標が掲げられています。

桜が満開の木の下で園服を身につけ笑顔の子どもたち

幼稚園の年少さんは何歳? 

幼稚園では、「年少」、「年中」、「年長」といった言葉を使ってクラス分けをしています。「年少」とは、「4月1日時点で満3歳の園児」のこと。同じく満4歳を「年中」、満5歳を「年長」と呼びます。それぞれに「さん」をつけて呼ぶことも多いです。

・「年少」:4月1日の時点で3歳、次の誕生日で4歳になる子
・「年中」:4月1日の時点で4歳、次の誕生日で5歳になる子
・「年長」:4月1日の時点で5歳、次の誕生日で6歳になる子

上記を見ると、「4月1日生まれの子はどうなるの?」という疑問がわいてきますよね。このことについて、文部科学省が説明をしているので紹介します。

年齢の計算については、年齢計算ニ関スル法律と民法第143条によりその考え方が示されており、それによれば、人は誕生日の前日が終了する時(午後12時)に年を一つとる(満年齢に達する)、とされています。これを4月1日生まれの子に当てはめると、誕生日の前日である3月31日の終了時(午後12時)に満6歳になることになります。

 

幼稚園の場合にも同様で、上記を4月1日生まれの子に当てはめると、誕生日の前日、3月31日終了時(午後12時)に歳を重ねるので、早生まれ扱いになってひとつ上の学年になるということです。

参考:文部科学省

満3歳になれば全員が入園資格あり! 

先述した通り、幼稚園には法律上、満3歳で入れます。つまり、3歳になった子どもなら全員、幼稚園に入れるということ。例えば9月で3歳になったとしたら、翌年の4月に行われる入園式まで待たなくても入園できるのです。

幼稚園によって、カリキュラムやクラス編成、方針は異なります。満3歳児入園を考えている方は、事前に園の方針をチェックしておくことをおすすめします。

満3歳になった時・年度の途中から入園すると「4年保育」に

満3歳になり、年度の途中から幼稚園に入園した場合、一般的に「4年保育」と呼ばれる形になります。クラス編成は幼稚園によって異なりますが、満3歳児クラスがある場合と年少組に混じる場合とがあるようです。

満3歳児クラスに入った場合を例に挙げると、
満3歳児クラス→年少クラス→年中クラス→年長クラス
という過程を経ることになります。

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