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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2022.12.26

すれ違った元彼に動揺。ヨリを戻したい?それとも…【シングルマザーの恋愛#54】

シングルマザー歴7年、38歳の会社員「あおいあん」さんによる恋愛コラム。Rさんと突然の再会で自分の気持ちがクリアになったあん。 そんな中、帰宅すると息子に異変が! 毎週月曜19:00更新中。

登場人物
あん(私)…メーカー勤務のシングルマザー。7年前に離婚し、実家に出戻り。38歳。
息子…生意気盛りの小学生。10歳。
Rさん…Hくんと同じ会社に勤める42歳。結婚歴はナシ。
Cちゃん…あんの同僚。33歳。
Kくん…あんの会社の後輩。25歳。
Oくん…Kくんの大学の同級生。33歳

【前回までの話】
40歳を目前に控え、「私、このままシングルでいいの?」と、ふと我に帰った私。再度恋愛に挑もうと、学生時代からの友達Hくんに紹介してもらったRさんとお付き合いすることに。お互いの”譲れない家族”の存在を確認した上で付き合うことになったのだが、Rさんのお母様や、元カノの存在、そしてRさんのきれい好きと、ちょっとしたわだかまりがあんの中で溜まっていく。そんなある日、会社の後輩Kくんからキャンプのお誘いが。後輩のKくん、その友達のOくん、同僚のCちゃんと息子でデイキャンプに。その日の夜にはRさんと約束があったが、発熱しコロナが疑われたためキャンセルに。しかし心配だったあんは救援物資を持ち自宅ドアの前まで行くと、部屋の中から女性の声を聞いてしまう。悩んだあんはRさんに連絡し、胸の内を伝えると、Rさんから「別れよう」と言われてしまう。

前回の話▶︎【シングルマザーの恋愛#53】突然目の前に現れた彼は下心アリ?ナシ?

 

突然の再会で見えた、自分の気持ちとは?

こんにちは。シングルマザー歴7年のあおいあんです。前回はOくんから息子へのクリスマスプレゼントをもらい、送ってもらうため駐車場へ向かうところまでお伝えしました。

Oくんと話しながら駐車場へ向かっていると、見覚えのある人とすれ違った。ん!?と思った私は振り返ると、聞き覚えのある声で「あん?」と名前を呼ばれた。

私「Rさん…」

隣にいるOくんでさえ聞き取れないような声で呟いた。

Rさん「あん、ひさしぶり。元気にしてた?」

私「うん…」

気まずい空気を察し、Oくんが「ここまで車持ってくるよ」と言って駐車場へ。

Rさん「大きなプレゼントだね。息子くんの?」

私「うん。いただき物で…」

もう別れたんだから、私が誰といても勝手なはず。でもOくんと一緒に歩いていたことをRさんに見られ、少し後ろめたい気持ちになった。

Rさん「ひさしぶりに会ったのに、そんな顔しないで」

私「そうだよね。ごめん。Rさんは仕事?」

ぎこちない笑顔でRさんを見ると、真っ直ぐこっちを見ていた。私はその目にドキッとせずにはいられなかった。心拍がどんどん早くなり、息が詰まる。

Rさん「うん。取引先に年末のご挨拶に行って、その後食事会。彼、戻ってきたからそろそろ行くね」

彼?とすっかりOくんのことを忘れていた私。後を振り向くと、Oくんが車を停車していた。Rさんの方へ向き直ると、Rさんは手を振りながら歩き出していた。

私「あ、またね」

慌てて手を振ったが、「また」はあるのだろうか。 Rさんの姿を見たり、声を聞いたらまた好きな気持ちが大きくなって、別れたことを後悔すると思っていた。でも、ドキッとはしたがまだ戻りたいという気持ちにはならなかった。Oくんの車に駆け寄り、乗り込むと

Oくん「彼氏?」

私「元彼ね」

Oくん「えっ! 別れたの?」

私「うん。ちょっと前にね。Kくんから聞いて知ってるのかと思った」

Oくん「全然知らなかったよ。じゃあ俺たち付き合ってもいいんだね」

私「なんでそうなるのよ(笑)」

Oくんの突拍子でもない話に、重い空気が一転した。最初、Oくんのことを主張強めなチャラい男だなと思っていたけど、実は周りをよく見ていて気の使える人なのかもしれない、と思い始めてきた。そしてOくんに素のままの自分で話せていることも最近気づいた。

家の近くまで送ってもらい、Oくんに「ありがとう」を伝えると。

Oくん「あんさんにもクリスマスプレゼント渡したいから、12月23日の夜ごはん行ってくれる?無理ならランチでもいい」

私「クリスマスは家族で過ごすので無理かな(笑)」

Oくん「だから23日って言ったのに…」

私「意地悪言ってゴメン。考えておくね。今日は送ってくれてありがとう!プレゼントも」

車を降りて手を振った。車を見送りながら、ふとRさんを思い出した。RさんはOくんのことを新しい彼氏だと思っただろうか?誤解を解く必要もないけど、誤解をされたくないとも思った。

私「ただいま」

いつもなら誰よりも先に「おかえり~」と迎えてくれる息子の声がしない。リビングへ行くと母がため息まじりでこちらを見た後、息子へ視線を送った。息子はイヤフォンをしたまま、ソファーに寝っ転がっていた。イヤフォンを外し、「ただいま」と告げると「返して!」とご立腹な様子だった。

私「どうしたの?」

母「学校から帰ってきて、おやつも食べず、外に遊びにも行かず、ずっとあの状態」

私「学校で何かあったのかな?」

母「イライラしてて、全然話にならないから分からないよ」

私「じゃあ様子見て話してみるよ」

担任の先生から電話がなかったから、何かトラブルがあったわけではなさそうだし…。

私「ねぇ、Oくんからプレゼント預かってきたんだけど、一緒に開けてみない?」

息子「そこ置いといて。今気分じゃないから」

夕飯の時間も一言も口を聞かず、お風呂も入らず、さっさと部屋で寝てしまった。これって反抗期の始まりなのだろうか?それにしてもいきなりじゃない!?

次回に続く

あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。
▶︎ここに書き切れない子育ての悩みや、シンママに役立つ情報をアップ!Instagram

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