Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 働く

2025.01.28

「加味する」の意味とビジネスでの活用法|管理職が押さえておきたい活用法

「加味する」とは、「もともとあるものに、新しい要素を付け加えて考慮すること」です。この記事では、「加味する」の意味や類語、使い方、エピソードを紹介します。

Tags:

日々の業務で、ただ情報を集めるだけでは、うまくいかない場面もあるかもしれません。そこで役立つのが「加味する」という視点です。状況や背景を踏まえて判断することで、より納得感のある決定ができるようになります。管理職の方にとって、ちょっとした視点の変化が、組織全体の成果につながることもあります。

この記事では、その「加味する」という考え方を一緒に見ていきましょう。日々の意思決定に、少しでもお役に立てば幸いです。

「加味する」の意味と注意点

ビジネスの現場でよく耳にする「加味する」という言葉ですが、その本質を捉えているでしょうか? ここでは意味と使うときの注意点について見ていきましょう。

「加味する」の意味と注意点
  1. 「加味する」の意味
  2. 使う際の注意点

「加味する」の意味

まずは「加味(かみ)」の意味を辞書で確認しましょう。

か‐み【加味】
[名](スル)
1 《薬に他の薬を加えて調合する意から》味を付け加えること。
2 あるものに、別の要素を付け加えること。「参加者の意見を―して日程を決める」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

「加味する」とは、「もともとあるものに、新しい要素を付け加えて考慮すること」です。

例えば、会議で何かを決定する際に、「これまでの成果を加味して、次の方針を決めよう」といった表現が使われますね。この場合、「これまでの成果」を踏まえた上で、新たな方針を考える、という意味になります。

データ くわえる

(c) Adobe Stock

使う際の注意点

「加味する」を使う際は、表現が形式的に終始すると、相手に十分な信頼感を与えられないことがあります。例えば、新しい提案を行う場面で「市場の声を加味しました」と述べても、その根拠や背景が明確でなければ説得力に欠けるでしょう。

このような場合は、具体的なデータや実例を示すことが重要です。「市場調査の結果、〇〇のニーズを加味し、提案内容を見直しました」といった具合に、加味した要素を具体的に説明すれば、より納得を得やすくなります。

「加味する」の言い換え表現や類語は?

異なる言葉に置き換えることで、文脈に応じたより適切な表現が可能になります。ここでは、状況に応じて使い分けるための類語を解説します。

「加味する」の言い換え表現や類語
  1. 考慮する
  2. 勘案する
  3. 反映する

考慮する

「考慮する」は、いろいろな要素を含めてよく考えることを意味します。例えば、新しい社内制度を導入する際に従業員の意見を「考慮」することで、導入後の摩擦を軽減する効果が期待できます。

勘案する

「勘案する」は、あれこれと考え合わせることを意味します。この言葉は、特にリスクマネジメントにおいて役立つでしょう。複数の要因を「勘案する」ことで、予測不能な事態に備える戦略を構築することができます。これは経営層が意思決定を行う際に、欠かせないスキルといえるでしょう。

反映する

顧客ニーズを「反映する」ことは、新製品の開発や既存サービスの改善において重要です。ただ表面的に取り入れるのではなく、深く理解した上で反映させることで、競争優位性を確保することが可能になるでしょう。

ビジネスシーンの「加味する」の使い方(口語)

業務の中で「加味する」という言葉をうまく活用すれば、リーダーシップにもいい影響が期待できます。日常的な業務でどのように生かせるか見ていきましょう。

会議 リーダーシップ

(c) Adobe Stock

「部下の意見を加味した業務改善」

製造現場で従業員の声を取り入れて作業フローを見直したところ、業務効率が大幅に向上した例があります。こうしたフィードバックを加味することで、組織全体のパフォーマンスが自然と向上することもあるでしょう。

1 2

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!