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2025.05.30

ボールペンの染み抜きは自宅でできる! 時間がたったインク汚れの落とし方と節約テクニック【専門家監修】

うっかりボールペンのインクが漏れて、衣類が汚れてしまうと落ち込みますが、正しい対処法を知っていれば焦る必要はありません。この記事では、ボールペンのシミ抜き方法や時間が経過したシミの対処法、自宅ケアとプロ依頼の見極め方、コスパ重視のシミ抜きアイデア集を紹介します。

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Summary

  • 家庭にあるアイテムで落とせる実用的な方法を紹介。
  • 時間がたったシミにも対応できる段階的な処理法を解説。
  • 自宅で対応できない場合の、クリーニング依頼の見極めポイントを明示。

「うっかりボールペンのインクが洋服についてしまった…」なんて経験は、ありませんか? しかも、気づいたときにはすでに時間がたっていて、きれいに落ちるか不安になることもあります。この記事では、家庭にあるものを使った簡単な染み抜き方法から、時間が経った染みへの対応策、クリーニングに頼るべきタイミングまでを創業80余年の歴史を持つ京都発祥の染み抜き・お直し専門店である「きものトータルクリニック吉本」さんにお聞きしました。

手軽にできる節約術も交えながら、初心者でも失敗しにくいポイントをわかりやすく紹介します。

ボールペンの染み抜き、まず何をすべき?

日常生活でうっかり付いてしまう、ボールペンのインク。すぐに対応できなかった場合でも、正しい手順を知っていればきれいに落とせます。ここでは、初心者でも簡単に実践できる方法をわかりやすく紹介します。

すぐに試せる! 家庭にあるものでボールペンの染みを落とす方法

まず、水性インクがついた直後は決してこすってはいけません。繊維にインクが深く入り込み、取れにくくなる原因になります。

用意するのは、乾いたタオルと固形石鹸。衣類の下に乾いたタオルを敷き、インク部分を上から押さえるようにして余分なインクを吸収させます。その後、固形石鹸を水で溶かし、綿棒やスポンジに含ませて「染みの外側から中心へ向かって」優しく叩くように処理します。この動きでインクが広がらず、布地へのダメージも抑えられます。

ペンのインク

(c) Adobe Stock

エタノール・除光液・固形石鹸の使い方と注意点

これらのアイテムは、インク成分を分解する力を持っていますが、使い方を間違えると色落ちや変色の原因になります。エタノールや除光液を使うときは、必ず目立たない場所でパッチテストを行ってください。固形石鹸は軽く濡らした衣類に直接こすりつけてから、指の腹で円を描くように優しくなじませます。その後、ぬるま湯で十分にすすぐのが基本です。仕上げに乾いたタオルで水分を吸い取ってから、陰干しすると風合いが損なわれにくくなります。

100均アイテムを活用する場合のコツと失敗しないためのポイント

ダイソーなどで手に入る染み抜きグッズは、「応急処置用」として優れています。持ち運びしやすく、職場や外出先でのトラブルに重宝されます。

ただし、衣類の素材によっては薬剤の反応が強すぎる場合もあるため、化繊や色柄物には特に注意が必要です。使用前には、裏面の使用方法をよく確認し、スポット的に使うことがコツです。家庭での本格洗いの前に“ひとまず薄くする”という位置づけで考えると、失敗を防ぎやすくなります。

時間がたったボールペンの染み、あきらめない対処法

時間が経過して定着してしまったボールペンの染みも、工夫次第で薄くすることが可能です。ここでは、時間がたった場合の染み抜きテクニックを解説します。

まずは試すべき! 家庭でできる基本の落とし方

時間が経った油性インクは、布の奥まで浸透しているため表面だけの処理では落ちません。まずは、水を使わずに“乾いた状態”から始めるのが肝要です。染みの下に清潔なタオルを敷き、エタノールを少量含ませたコットンで軽くたたくようにしてインクを浮かせます。強くこすらず、色の変化が見えたらすぐに止めること。インクが滲み出たら、新しいコットンに替えて同様の処理を数回繰り返します。仕上げにぬるま湯で流し、自然乾燥させると変色を防げますよ。

油性インクと水性インクで異なる対策

油性インクの場合、落とすために使用する溶剤によっては衣類の色まで落ちてしまうことがあります。例えばエタノールが使える素材であれば、先に“目立たない部分で確認”してから進めると安心です。

一方、水性インクは水に溶けやすいため、常温の水に浸けてから石鹸をつけ指の腹でやさしく揉み洗いすると少し薄くなることが期待でき、酸素系漂白剤を使用するとこちらも少し薄くなることが期待できます。どちらも、時間が経っている分、効果を焦らず段階的に引き出す工夫が必要です。

インクしみ ポケット

(c) Adobe Stock

失敗しないための注意点と事前準備

染み抜きを始める前に、衣類の洗濯表示を必ず確認してください。「水洗い不可」や「漂白剤使用不可」の表示があるものは、無理に家庭で処理すると風合いを損なう恐れがあります。安全に進めるために、タオルや使い捨て手袋、吸水シートなどもあらかじめ用意しておくと作業がスムーズです。

また、作業場所は空気の流れがあり、明るい場所が適しています。途中で色が抜けたり異常が出た場合は、すぐに作業を止め、クリーニング店に相談するのが安全です。

クリーニングに頼るべき? 自宅ケアとプロ依頼の見極め方

自宅で頑張っても落ちない場合、クリーニングの利用を検討するのも一つの選択肢です。ここでは、どんな場合にプロに相談するべきか、クリーニングに出す際のポイントをまとめます。

クリーニングに出すときに注意したい3つのポイント

まず大切なのは、「自分で処理しきれないかどうか」を冷静に判断することです。インクが大きく広がっている、繊維の奥まで浸透している、一度行った洗濯でも変化がない。このような場合は、無理に続けることで生地を傷めるおそれがあるため、早めにプロの判断を仰ぐ選択が適しています。

クリーニング店では、染みの状態や衣類の素材によって処理方法が変わるため、受付時に状態を詳しく伝えると適切な対応を受けやすくなります。

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