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2025.08.17

写真の流出を防ぐための対策は?万が一のときの対処法も解説

個人的な写真が流出してしまうと、住んでいる場所や行動パターンが特定される恐れがあります。また、画像ファイルには見えない部分にもさまざまな情報が含まれているため、個人情報の漏洩にもつながりかねません。本記事では、写真の流出を防ぐための対策や、流出してしまった場合の対処法について解説します。

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写真の流出を防ぐための対策

スマホとクラウドサービスのイメージ写真
(c)Adobe Stock

スマホやパソコンに保存されている写真は、さまざまな方法で流出を防ぐことが可能です。写真の取り扱いに注意するだけでは対策が不十分であるケースも多いため、以下に挙げる4つの方法を試してみてください。

クラウドサービスとの自動同期をオフにする

インターネット上で写真を保存・共有できるクラウドサービスには、Google フォト・iCloud・OneDriveなどがあります。基本無料で使える上に、さまざまな端末で利用できる便利なサービスですが、写真の流出リスクがまったくないとはいえません。

インターネット上にアップロードしたデータは、すべてにおいて流出リスクがあります。クラウドサービスを使っているならば、自動同期機能をオフにして、勝手に写真がインターネット上にバックアップされるのを防ぎましょう。

写真を誰かと共有するためなど、どうしてもクラウドサービスを使いたいがリスクは軽減させたいといった場合、写真の公開範囲を制限する方法もあります。限られた人にしか見せない設定にすることで、流出のリスクを減らせるでしょう。

写真にウォーターマークを入れる

自分のブログやSNSに投稿した写真が、知らない人のブログやSNSに勝手に掲載されるといったケースもあります。このようなリスクを防ぐために有効な方法が、写真にウォーターマークを入れることです。

ウォーターマークとは、画像・動画・文書などのデジタルコンテンツに、著作権保護や所有権を示すために埋め込まれる透かしのことを指します。コンテンツの不正利用や改ざんを防ぐ目的で用いられ、ロゴやテキストを半透明で表示するのが一般的です。

パソコンやスマホで利用できる画像処理アプリを使えば、写真にウォーターマークを入れられます。ウォーターマークを追加することに特化したスマホアプリもあるため、使いやすいものを探してみるとよいでしょう。

端末のセキュリティを強化する

写真の流出を防ぐためには、端末のセキュリティを強化することも重要です。パソコンはセキュリティソフトで強化できますが、スマホには何も対策を講じていないという人も多いのではないでしょうか。

以下、スマホに保存した写真を流出させないための対策を紹介します。

  • 携帯キャリアが提供するセキュリティサービスを利用する
  • OSやアプリを最新バージョンにアップデートする
  • パスコード認証や指紋認証などの画面ロックを設定する
  • 画面保護シールを貼ってのぞき見を防止する
  • セキュリティリスクを伴う公共Wi-Fiを利用しない
  • 信頼性が低いアプリをインストールしない
  • アプリのアクセス制限を無制限に許可しない

写真をやりとりする際は暗号化HDDを使う

ビジネスで写真をやりとりする場合も、流出防止の対策が必要です。メールやオンラインストレージを使うと、インターネットを介した流出につながりやすくなります。

安全な方法として、HDDに保存しての受け渡しをおすすめします。暗号化機能が備わった外付けHDDなら、もしHDD自体を紛失してしまってもデータの流出は防げるでしょう。

ただしHDDは振動に弱いため、万が一のためにオリジナルデータのバックアップをとっておくべきです。

写真が流出してしまった場合の対処法は?

手帳にメモする女性弁護士の写真
(c)Adobe Stock

個人的な写真が流出してしまい、自分に何らかの被害が生じた場合は、しかるべき対応をとりましょう。写真流出による被害への対処法を紹介します。

写真が流出してしまった場合の対処法は?
  1. 証拠を保存しサイトに削除依頼をする
  2. 弁護士や警察に相談する

証拠を保存しサイトに削除依頼をする

写真の流出被害について警察や弁護士に相談する場合は、写真が流出していることを証明する必要があります。写真が掲載されているWebページのURLを記録したり、該当ページをスクリーンショットしておきましょう。

ほかのページにも流出していないか確認したい場合は、Googleの画像検索機能で探せます。ただし、同じ写真が手元にあることが前提です。

また、Webサイトの運営元に削除依頼をすれば、写真を削除してもらえる可能性があります。写真の削除依頼をする際には、害されている権利の説明が必須です。

弁護士や警察に相談する

写真の流出で被害を受けた場合、加害者に対する損害賠償請求が可能です。個人で行うのにはハードルが高いため、弁護士に相談しましょう。なお、写真の削除依頼も弁護士に依頼するのがおすすめです。

また、流出した写真の内容や被害の状況によっては、犯罪行為が成立するケースがあります。公表罪・提供罪・名誉毀損などの罪状で告訴状を提出できる場合があるため、警察に相談してください。

まとめ

スマホとセキュリティのイメージCG
(c)Adobe Stock

写真の流出を防ぐ対策には、クラウドサービスとの自動同期をオフにする方法や、写真にウォーターマークを入れる方法があります。さらに、端末のセキュリティを強化することも重要ですので忘れずに。

個人的な写真の流出は誰にでも起こり得るリスクです。大きなトラブルへの発展を防ぐためにも、できる範囲で対策を講じておきましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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