スイカの種は多くの場合、安全に体外へ排出され健康被害はほぼありません。
Summary
- スイカの種は食べても健康被害の心配が少ない。
- 栄養価が高く、マグネシウムや鉄などミネラルを含む。
- 中国や韓国では炒ってスナックとして食べられている。
Contents
スイカを食べていると、ついうっかり口に入ってしまう“あの種”。「飲み込んでも大丈夫?」「体に悪くないの?」と心配になること、ありますよね。実はスイカの種は、食べても問題なく、栄養価も意外と高いとされているんです。さらに、海外では炒って食べる文化もあるほど。
この記事では、スイカの種にまつわる安全性や栄養、世界の食べ方、家庭菜園での活用法まで、オンラインスクール【Lieru式リンパセラピスト養成講座】講師であり、プロフェッショナルファスティングマイスター・健康美容食育指導士の木村吏江(きむらりえ)さんにお聞きしました。
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スイカの種は食べても大丈夫? うっかり飲み込んだときの影響とは
食後に気づく「スイカの種、飲み込んじゃった…」という不安。まずは、スイカの種の体への影響から見ていきましょう。
スイカの種を食べても消化される? 体への影響とは
スイカを食べていると、知らぬ間に種を飲み込んでしまうこと、ありますよね。でも安心してください。スイカの種は硬いため、ほとんどの場合は消化されず、そのまま体外に排出されます。特に体調に異常がなければ、問題になることは少ないでしょう。
ただし、胃腸が弱っているときには、まれにお腹の張りなど軽い不快感を感じることもあります。その際は、無理をせず、水分をとりながら様子を見るのが賢明です。
飲み込んでも問題ない? 医師の見解や専門データを確認
「健康への影響はないの?」と不安に思う人もいるかもしれません。日本小児科学会や複数の医療機関による見解では、スイカの種に特別な毒性や危険性はないとされています。
また、厚生労働省の食品データベースにも、一般的な摂取による健康被害についての記載はありません。もちろん個人差があるため、体調によっては違和感を覚えるケースもあるかもしれません。そんなときは、無理せず体の声に耳を傾けましょう。

小さな子どもや妊婦が食べても大丈夫?
小さな子どもが種を飲み込んでしまうこともあるかもしれませんが、大半はそのまま排出されるといわれています。ただし、小さな消化器官に負担をかける可能性もあるため、あらかじめ取り除いてあげると安心です。
妊娠中の方も、少量であれば大きな影響はないと考えられていますが、体調が不安定な時期は念のため控えるのもひとつの方法です。気になる場合は、かかりつけ医に相談できる体制を整えておくと安心ですね。

実は栄養たっぷり? スイカの種に含まれる栄養素とその働き
スイカの種が「食べられるだけ」でなく「体にいい」という話を聞いたことはありませんか? ここではスイカの種に含まれる栄養成分などについて見ていきます。
スイカの種に含まれる主な栄養成分とは?
スイカの種は「食べてもOK」なだけでなく、「意外と体にいい」存在でもあるのです。代表的な栄養素は、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル類。特にマグネシウムは、体内の酵素の働きに関わる大切な成分で、不足すると疲れやすくなることも。
また、植物性たんぱく質や、不飽和脂肪酸も含まれ、ちょっとしたスーパーフードのような一面もあるのです。

期待できる健康効果とその理由
鉄分は、体中に酸素を届ける役割を果たしており、特に女性にとっては意識して摂りたい成分のひとつ。マグネシウムは神経や筋肉の働きを整えるとされており、忙しい毎日の中でリラックスしたいときにも注目されています。
また、種に含まれる油には必須脂肪酸が含まれており、適量なら体内バランスを整える一助になるともいわれています。
食べすぎによるデメリットはある?
どんなに栄養豊富でも、摂りすぎはNG。特に生のまま大量に食べると、硬い殻が胃腸に負担をかけてしまうことがあります。また、市販の炒り種には塩分が多めに含まれているものもあるため、選ぶ際には成分表示をチェックしましょう。健康目的で取り入れるなら、ほどよい量と調理法を意識するのがポイントです。

スイカの種はミネラルやたんぱく質が豊富で、健康維持にも役立つ栄養源です。
世界ではどう食べられている? スイカの種の食文化とレシピ
私たちにはあまり馴染みのない「スイカの種の食べ方」ですが、海外ではおやつや料理に使われることも。世界の食文化をご紹介します。
中国や韓国でのスイカの種の食べ方
スイカの種は、実はアジアでは長く親しまれている伝統的なスナック。中国では夏の市場や屋台で、炒って塩味をつけた種が売られており、外皮をむいて中の仁を楽しむのが一般的です。
韓国でも同様に、おつまみやおやつとして親しまれており、ビールのお供に出されることも。私たちが思う以上に、日常に溶け込んでいるのですね。