スイカの種を美味しく食べるための下処理
おいしく、そして安心して楽しむためには下処理がカギ。まずは果肉のぬめりを落とすようにしっかり水洗い。その後、天日に干してしっかり乾燥させることで、風味が引き立ちます。外皮が硬い場合は、包丁で軽く切れ目を入れると破裂しにくくなり、調理もスムーズになります。
自宅でも試せる! 簡単な炒りレシピとアレンジ法
乾燥させた種をフライパンでじっくり炒るだけで、香ばしいスナックに早変わり。ごく少量の塩をふるだけで、シンプルでヘルシーなおやつに。グラノーラやサラダにトッピングしたり、炒った種にハチミツを絡めてデザート風に仕上げたりと、アレンジの幅も広がります。ちょっとしたひと手間で、おうち時間がもっと楽しくなりそうです。
スイカの種は植えても育つ? 食べずに再利用する方法も
食べないなら捨てる… だけじゃもったいない! スイカの種はちょっとした工夫でベランダ菜園の種にもなります。ここでは、家庭での再利用術を紹介しましょう。

スイカの種は発芽する? 育て方の基本
食べないなら“育てる”という選択肢も。購入したスイカの種でも、十分に成熟していれば発芽の可能性があります。育てる際はよく乾燥させた種を選び、気温25度前後の春〜初夏にスタートするのがおすすめ。ベランダのプランターや庭先でも楽しめるため、小さな家庭菜園の第一歩としても人気です。
保存するときに気をつけたいポイント
保存のポイントは「湿気を避ける」こと。水分が残っているとカビの原因になったり、発芽力が低下する恐れも。よく乾かした後は紙袋や布袋に入れて、風通しの良い常温の場所で保存を。冷蔵庫の結露には注意が必要です。乾燥剤を一緒に入れておくと、湿気対策としてさらに安心です。
プランターでも育つ? 家庭菜園での注意点
「スイカって広い畑がないと無理そう…」と思われがちですが、実はプランターでも育成可能です。深さがあり、水はけの良い鉢を用意し、日当たりのいい場所に設置すればOK。つるが伸びるので、支柱やネットで誘導しましょう。実をつけるためには人工授粉もひとつの方法。育てる過程も楽しい体験になりそうです。
最後に
POINT
- スイカの種は基本的に消化されず体外に排出される。
- 適量なら栄養補給にもなり、健康効果も期待できる。
- 下処理や加熱調理で美味しく食べる工夫ができる。
スイカの種は、ただ「取り除くもの」ではありません。安全に食べられ、栄養価もあり、世界ではおやつとして楽しまれている食材でもあります。さらに、家庭菜園で育てるという新たな視点も。今年の夏は、スイカの種を“捨てずに生かす”ライフスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
TOP・アイキャッチ・サマリー画像/(c) Adobe Stock

監修
木村吏江(きむらりえ)
・デトックスアロマリンパマッサージ Lieru オーナーセラピスト
・オンラインスクール【Lieru式リンパセラピスト養成講座】講師
・ファスティングマイスター学院京都下鴨支部長
・プロフェッショナルファスティングマイスター
・健康美容食育指導士
・フランス式アロマライフスタイルテラピスト
・タカラジェンヌ、アスリートの施術やファスティングサポートも多数
HP:http://lieru39.com
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