すし酢がないときはどうすればいい?
すし酢がない場合、まずは自宅にある材料で作れないか確認しましょう。ご飯に対するすし酢の理想的とされる割合と併せて解説します。

自宅にある材料で作るのがおすすめ
すし酢は「酢+砂糖+塩」の組み合わせでできています。普段の料理に使う調味料だけで用意できるため、切らしてしまっても焦る必要はないでしょう。
市販のすし酢の味を再現するために、黄金比ともいわれる「酢:砂糖:塩=4:2:1」で作るのがおすすめです。この割合さえ覚えておけば、家庭の調味料だけでも理想のすし酢に近い味を作れるでしょう。酢の種類により風味が変化するため、味見をしながら微調整するのがおすすめです。
なお、酢のみをすし酢の代用にすると、本来のすし酢にある甘みと塩気を出せません。砂糖と塩を加えることで、酢飯に適したまろやかな味わいに近づきます。
ご飯に対するすし酢の理想的な割合
ご飯に対するすし酢の理想的な割合は、炊きたてのご飯3合(約1kg)に対し、すし酢100mlとされます。手巻きやちらしすしなど酢の風味をしっかり感じたい場合はすし酢を多めに、子ども向けで酸味をやわらげたいときはすし酢を少なめに調整するとよいでしょう。
すし酢を加えるタイミングもポイントです。ご飯が熱いうちにまんべんなく混ぜれば、味がしっかりなじみます。しゃもじで切るようにご飯を混ぜて、風を当てながら余分な水分を飛ばすと、べたつかずにふっくらとした酢飯になります。
すし酢の代用におすすめのもの6選
すし酢を作る材料が足りない場合は、以下に挙げる代用アイデアを試してみるのもよいでしょう。いつもと違う酢飯を作ってみたいときにもおすすめです。

ポン酢しょうゆ
ポン酢しょうゆをすし酢の代用として使う場合は「ポン酢しょうゆ大さじ1と1/2+砂糖小さじ1/2+塩ひとつまみ」を目安に作りましょう。
ポン酢しょうゆの酸味としょうゆのコクがベースになり、砂糖と塩で甘み・塩気を足すことで、すし酢に近い味に整えられます。
色は少し濃くなりますが、魚介系の手巻きすしや海鮮ちらしすしには特に相性がいいといえる代用アイデアです。塩辛くなったり塩分濃度が高くなったりするともいえるので、すし酢の代用としてポン酢を使うときには、しょうゆや塩などの分量を加減することをおすすめします。
レモン果汁
レモン果汁は、砂糖と塩を加えることで、すし酢の代わりとして使えます。レモン果汁と砂糖を3:1の割合で混ぜ、塩をひとつまみ加えれば、すし酢に近い味になるでしょう。
レモンの香りが爽やかで、さっぱりとした仕上がりになるため、サラダ巻きや洋風のちらしすしに合います。国産のレモンを使う場合は、皮をすりおろして混ぜると爽やかさがアップするでしょう。
黒酢
すし酢の代用として黒酢を使うと、コクが強く本格的な味わいになります。ほんのり色づきますが、黒酢ならではのまろやかな酸味やうま味が感じられ、家庭でも本格的な仕上がりを楽しめるでしょう。
黒酢と砂糖を2~3:1の割合で混ぜ、塩をひとつまみ入れれば、すし酢の代用に。黒酢は種類によって風味が異なるため、甘さのバランスは砂糖の量で調整しましょう。
りんご酢
すし酢の代わりにりんご酢を使って酢飯を作ると、通常の酢飯よりもまろやかな味わいになります。りんご由来のほんのりとした甘みが感じられるので、酸味が強い酢飯が苦手な人にもおすすめです。
りんご酢と砂糖を2~3:1の割合で混ぜ、塩をひとつまみ加えるだけなので、家庭で手軽に試せます。バランスを見ながら砂糖の量を微調整すると、さらにおいしく仕上がるでしょう。
ドレッシング
すし酢がなく酢も切らしているときは、市販のドレッシングを代用する方法も一つ。フレンチドレッシング・青じそドレッシング・ごま油入りの中華ドレッシングなどが活用品に挙げられます。ご飯に混ぜるだけで風味やコクを感じる酢飯に仕上がるでしょう。
米1合に対し、ドレッシング大さじ1と1/2が目安です。レモンドレッシングや梅ドレッシングを使うと、より爽やかで軽い味わいになるようです。
みりん
すし酢は酢・砂糖・塩で作るのが基本ですが、砂糖の代わりにみりんを使う方法も。酢とみりんを1:1の割合で準備し、みりんを火にかけてアルコール分を飛ばしてから酢と混ぜましょう。塩は少量加える程度で構いません。
みりん由来の優しい甘味が加わり、穏やかな味わいに仕上がります。酢飯にはもちろん、酢の物などにも活用できます。みりんを使うことでコクが出て、家庭でも取り入れやすい代用方法です。
まとめ
すし酢を切らしていても、家庭にある調味料で代用できます。基本は「酢+砂糖+塩」ですが、ポン酢しょうゆ・黒酢・ドレッシングなどもすし酢の代わりになります。
代用アイデアの特徴や作り方を理解し、用途や好みに合わせて気軽に酢飯作りを楽しみましょう。
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Domani編集部
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