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2025.11.26

オールスパイスの代用品6選! シナモンやナツメグで簡単アレンジ

さまざまな料理で活躍するオールスパイスは、少量加えるだけで香りとコクを引き出せます。しかし、使う頻度が少ないため、いざというときに手元になくて困ることもあるでしょう。本記事では、オールスパイスの基本を押さえつつ、香りが似ていて使いやすい6つの代用品とその使い方を解説します。

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オールスパイスの基本知識

オールスパイスは複数のスパイスを混ぜた調味料のように思われがちですが、実際には一つの植物から作られるスパイスです。まずは、その正体と使い方の基本を見ていきましょう。

オールスパイス
(c)AdobeStock

オールスパイスとは

オールスパイスとは、シナモン・ナツメグ・クローブを合わせたような香りを持つスパイスのこと。西インド諸島や中南米が原産のフトモモ科の植物「ピメント」の実を乾燥させて粉末にしたもので、甘さとスパイシーさを併せ持つ独特の風味が特徴です。

香りは温かみがありながらも爽やかで、肉料理やお菓子などジャンルを問わず使いやすいのが魅力。そのため「全てのスパイス(オールスパイス)」と呼ばれ、世界各地の家庭料理やスイーツで親しまれている傾向にあります。

オールスパイスを使いやすい料理

オールスパイスを肉料理や煮込み料理に加えると、香りとコクがぐっと増し、深みのある味わいに仕上がります。ハンバーグ・ミートソース・カレーなどに少量加えるだけで、まるでプロのような風味を楽しむことができるでしょう。

シナモンやクローブほど強すぎず、程よい甘さとスパイシーさがバランスよく調和しています。特に、牛肉や豚肉など脂のある食材と相性がよく、肉の臭みを抑えながら香り高い一品に仕上げてくれます。

オールスパイスの代用品6選

オールスパイスが手に入らないときでも、香りの系統が近いスパイスを使えば、風味をうまく再現できるかもしれません。身近にあるスパイスを中心に、6つのおすすめ代用品アイディアを見ていきます。

スパイスのイラスト
(c)AdobeStock

シナモン

シナモンは、オールスパイスの甘く温かみのある香りを再現しやすいといえる代表的な代用品です。スイーツやドリンクとの相性がよく、シナモンシュガーやアップルパイなどに使うと、優しく甘い香りが広がります。

また、少量をカレーや煮込み料理に加えることで、肉の臭みを抑えながら風味を豊かにしてくれます。香りが強いため入れすぎには注意が必要ですが、甘さとスパイシーさのバランスを取りやすく、オールスパイスの代用として幅広く活用できるでしょう。

ナツメグ

ナツメグは、オールスパイスに似た香りを持ち、料理にもお菓子にも使いやすいスパイスです。ハンバーグやミートソースなどのひき肉料理に少量加えると、風味がぐっと引き立ち、肉の臭みを和らげてくれます。

焼き菓子やプリンなどのスイーツにもよく合い、上品な香りとまろやかな甘さをプラスできます。香りが強めなので、少量ずつ加えて味を確かめながら使うのがコツです。オールスパイスの代用として最も取り入れやすいスパイスの一つといえるかもしれません。

クローブ

オールスパイスがないときは、クローブもその代わりとして頼もしい存在といえます。独特の甘さとスパイシーさがあり、少量でも肉料理の臭みを抑えて風味を豊かにしてくれます。

カレー・煮込み料理・ハンバーグの下味などに加えると、味わいに奥行きが出て食欲をそそるでしょう。ホットワインや焼き菓子など、スイーツにも少量使えば香りのアクセントになります。強い香りを生かすには、量を控えめにするのがポイントです。

こしょう

こしょうは、料理全般に使われる最も身近な香辛料の一つです。ピリッとした辛味の中に香ばしさと爽やかな香りがあり、肉・魚・野菜など幅広い食材に合います。

特にブラックペッパーは、肉のうま味を引き立てつつ臭みを抑える効果があり、煮込み料理やソテーに加えると味が引き締まります。オールスパイス特有の甘さは少ないものの、スパイシーな香りが全体のバランスを整えてくれ、料理の仕上げや下味付けにおすすめです。

五香粉

五香粉(ウーシャンフェン)は、シナモン・クローブ・スターアニス(八角)・フェンネル・山椒などをブレンドした、中国の代表的なミックススパイスです。甘さとスパイシーさが絶妙に調和しており、オールスパイスの複雑な香りを再現しやすいのが特徴といえるでしょう。

中華料理だけでなく、角煮・唐揚げ・カレー・シチューなどにも応用でき、料理にほんのりとした甘い香りと深みを与えます。香りが強めなので、最初は少量から試すのがおすすめです。オールスパイスの代用として使うと、エキゾチックで奥行きのある味わいを楽しめます。

ティーマサラ

ティーマサラは、シナモン・クローブ・カルダモン・ジンジャーなど、複数のスパイスをバランスよく配合したインド発祥の調合香辛料です。紅茶やミルクティーに使われる印象が強いですが、カレーや煮込み料理の香りづけにも活用できます。

甘さとスパイシーさを併せ持ち、オールスパイスの複雑な風味を近い形で再現できるのが魅力です。少量でも香りがしっかり立つため、使いすぎるとスパイス感が強く出やすい点に注意するとよいでしょう。香りの深みを出したいときや、エスニックな雰囲気を加えたい料理に試してみたい代用品です。

まとめ

オールスパイスは独特の香りで料理を引き立てるスパイスですが、お店で見つからなくてもシナモン・ナツメグ・クローブなどで代用可能といえます。代用品の特徴を理解して使い分ければ、香りや風味を損なわずに仕上げられるはずです。

料理やお菓子に合わせてスパイスを選び、少量ずつ試しながら自分の好みに合った香りを楽しみましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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