Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE レシピ

2025.10.01

スキムミルクとは?身近な代用食材4選と牛乳で代用するときの換算方法も紹介

スキムミルクはお菓子やパン作りに使ったり、溶かして飲んだりと多用途な乳製品です。スキムミルクが必要なのに家庭にないとき、何を代用として使えるのでしょうか。スキムミルクの特徴を踏まえつつ、代わりになる食品を紹介します。また、牛乳を使う場合の換算方法も解説していますので、実際に代用するときの参考にしましょう。

Tags:

スキムミルクとは

スキムミルクの写真
(c)Adobe Stock

スキムミルクの代用品を探すには、まず「スキムミルクとは何なのか」という特徴を知っておく必要があります。

スキムミルクは「脱脂粉乳」とも呼ばれるとおり、生乳・牛乳から脂肪分を分離して取り除き、乾燥させて粉末状にしたものです。脂肪分がないため牛乳よりカロリーが低い半面、カルシウムやタンパク質の量はあまり変わりません。

似た食品に「全粉乳」と「バターミルクパウダー」がありますが、どちらもスキムミルクとは違います。全粉乳は生乳・牛乳をそのまま乾かして粉末にしたもの、バターミルクパウダーはクリームからバターを作るときに出た「バターミルク」を乾燥させ、粉末状にしたものです。

スキムミルクの代用として使える食材4選

豆乳と大豆の写真
(c)Adobe Stock

ここからは、スキムミルクの原料や製造方法も踏まえ、代用として使える食材を見ていきましょう。スキムミルクと全く同じ味や栄養価になるわけではありませんが、近いものとして使えるはずです。

スキムミルクの代用として使える食材4選
  1. 牛乳
  2. 豆乳
  3. 粉ミルク
  4. クリーミングパウダー

牛乳

スキムミルクの原料である牛乳は、スキムミルクの代用品として十分に使えます。ただ、代用するときは水分量の調整が必要です。たとえばスキムミルクを水で溶かすレシピの場合、牛乳の大半が水分であることから、溶かすための水は除いて考えなければなりません。

なお、脂肪分が多い牛乳を使うと、スキムミルクを使ったときと比べてコクが出てしまいます。スキムミルク使用時に近いあっさりとした仕上がりにしたいなら、できるだけ低脂肪の牛乳を使ったほうがよいでしょう。

豆乳

牛乳特有の風味が変わってもよい場合は、豆乳もスキムミルクの代用に使えます。代用するときは牛乳と同じく、水分量の調整が必要です。牛乳とは成分が違うため、決まった換算方法はありません。レシピに書かれたスキムミルクの分量にとらわれず、味や生地の状態を見ながら調整しましょう。

豆乳は「畑の肉」とも呼ばれる大豆を原料としており、大豆タンパクや鉄・ビタミンB群・ビタミンEなど豊富な栄養を含んでいます。コレステロールもゼロなので、体づくりがしたい、健康に気を使いたいという人におすすめです。

粉ミルク

赤ちゃんに与える粉ミルクは、スキムミルクと同じく牛乳を粉末状にしたもの。牛乳や豆乳と違って水分がないので、スキムミルクと同じ分量でそのまま代用すれば問題ありません。

「育児用ミルク」と呼ばれる粉ミルクには、赤ちゃんの成長に必要な栄養素が含まれています。ただ、脂肪分も入っているため、スキムミルクよりコクが出ることに注意しましょう。

クリーミングパウダー

クリーミングパウダーは、コーヒーや紅茶にミルクの風味を足すときに使う粉末です。こちらも牛乳や豆乳と違って水分がないため、スキムミルクと同じ分量でそのまま代用できます。

牛乳由来のタイプと植物性タイプがあり、スキムミルクの代用には牛乳由来のものがベストです。スキムミルクより甘みを感じやすいので、お菓子や甘いパンに使うなら砂糖の量を調整する必要があります。

スキムミルクを牛乳で代用するときの換算方法

牛乳の写真
(c)Adobe Stock

スキムミルクは牛乳から脂肪分や水分を除いたものです。牛乳で代用する際は、スキムミルクの成分量に近づくように換算しなければなりません。ここでは、重さの比率から換算する方法を紹介します。

スキムミルクを牛乳で代用するときの換算方法
  1. 計算式は簡単
  2. 一般的には10倍で考える

計算式は簡単

スキムミルクは、牛乳パックにも記載されている「無脂乳固形分」にあたります。今回は、無脂乳固形分が8.6%の牛乳を例に考えてみましょう。

パックに記載された無脂乳固形分の割合は牛乳全体の重さを100%としているので、スキムミルクの約11.6倍(100÷8.6)が代用する牛乳の重さです。つまり、この例ではスキムミルクの重量の約11.6倍の牛乳を使えばよいということになります。

一般的には10倍で考える

無脂乳固形分は牛乳によって違い、必ずしも11.6倍で換算できるわけではありません。いちいち計算が必要になると、手間が増えて面倒です。

さらにパン作りの場合は温度、お菓子作りでは小麦粉の種類など、複数の要素によって生地の水分量は変わります。可変要素を考慮してシンプルに考え、スキムミルクの10倍の重さの牛乳で代用するのが一般的です。

まとめ

スキムミルクは牛乳から脂肪分や水分を除いた粉末です。脂肪分と水分がないだけで、その他の成分はほぼ変わりません。手元にないときは、スキムミルクの原料である牛乳や豆乳・粉ミルク・クリーミングパウダーなど、家にあるもので代用しましょう。

牛乳で代用する場合、厳密には重さを「100%÷無脂乳固形分の割合(%)」で考えます。ただ、簡易化してスキムミルクの10倍の重さと考えても問題ありません。水分量を適宜調整しながら、お菓子やパン作りに代用品を使ってみてください。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

TEXT

Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!