天ぷら粉は代用できる! 衣のレシピ

市販の天ぷら粉の多くは、小麦粉(薄力粉)・でんぷん・ベーキングパウダーなどの材料でできています。自宅に天ぷら粉がない場合には、薄力粉での代用が可能です。ここでは薄力粉をメインとして使う、天ぷらの衣のレシピを紹介します。
小麦粉+卵+水
自宅に小麦粉(薄力粉)と卵があれば、天ぷらの衣はすぐに作れます。市販の天ぷら粉と違い、このレシピでは衣をふんわりさせるベーキングパウダーを使っていません。
ただ、代わりに卵を使うことで、適度に衣が水分を含み、ふわっとした食感が作れるレシピになっています。
<作り方>
1.卵1個・冷水150cc・薄力粉100gを冷蔵庫で冷やしておく
2.ボウルに卵を割り入れて混ぜたら、冷水を加えてよく混ぜる
3.薄力粉を加えてざっくり全体を混ぜる
小麦粉+マヨネーズ+水
天ぷらの衣を作るときには、卵の代わりにマヨネーズを使うのもおすすめです。卵が入らない分、衣の水分量が少なくなるため、サクサクした食感に仕上がりやすくなります。
<作り方>
1.ボウルにマヨネーズ大さじ1と水75ccを加えてよく混ぜる
2.小麦粉(薄力粉)50gを入れて全体をざっくり混ぜる
片栗粉+卵+水
片栗粉で作る天ぷら衣も試してみてください。小麦粉(薄力粉)で作る衣よりも、カリカリした食感に揚がります。サクッフワッとした食感よりも、しっかり硬い食感が好みという場合に向いてるでしょう。
また、揚げてから時間がたっても、食感がべちゃっとしにくい点も特徴です。
<作り方>
1.ボウルに卵1個を割り入れて混ぜたら、冷水100ccを加えてよく混ぜる
2.片栗粉100gを加えてざっくり混ぜ合わせる
小麦粉+片栗粉+卵+水
小麦粉(薄力粉)と片栗粉を混ぜて使えば、天ぷらの食感をサクサクとカリカリの中間ほどに仕上げられます。片栗粉のみだとカリカリしすぎてしまう、という場合に向いているレシピです。
ここで紹介しているのは薄力粉と片栗粉を1:1で混ぜるレシピですが、割合を変えれば好みの食感にできますよ。
<作り方>
1.ボウルに卵1個を割り入れて混ぜ、冷水150ccを加えてよく混ぜる
2.薄力粉50g・片栗粉50gを加えて全体をざっくり混ぜる
米粉+卵+水
天ぷら衣は米粉でも作れます。米粉は粘りの元であるグルテンを含んでおらず、天ぷらがサクサクに揚がりやすいのが特徴です。また、油を吸収しにくいため、天ぷらがベタつきにくくなります。
<作り方>
ボウルに米粉100g・卵1個・水180ccを入れて混ぜ合わせる
天ぷらをサクサクに仕上げるコツ

サクサク食感の天ぷらを揚げるには、小麦粉(薄力粉)のグルテンをできるだけ抑えるのがコツです。粘りの元であるグルテンが多く発生すると、天ぷらがべちゃっとしてしまいます。食感が損なわれないよう、グルテンを抑えるコツをチェックしておきましょう。
材料をよく冷やす
グルテンは温度が高いほど発生しやすくなります。抑えるには、天ぷらに使う材料を冷蔵庫でよく冷やしておくのがポイントです。
そのため、小麦粉(薄力粉)や卵・天ぷらにする食材はもちろん、水も必ず冷えたものを使いいましょう。水を冷やしていない場合は、氷を加えればすぐに冷たくなりますよ。
小麦粉を加えた後は混ぜすぎない
衣を作るときに混ぜすぎないことも、サクッとした食感の天ぷらを作るコツです。小麦粉(薄力粉)は混ぜれば混ぜるほどグルテンが発生して、粘り気が出てしまいます。
混ぜ合わせた卵と冷水に薄力粉を入れた後は、全体をざっくり混ぜれば完成です。薄力粉の粒が残っている程度で構いません。
衣を作るタイミングは揚げる直前
衣を作るタイミングは、天ぷらを揚げ始める直前がベストです。混ぜてから時間が経つとグルテンが発生しやすくなり、天ぷらがべちゃっとした揚がり具合になってしまいます。
そのため、食材の下準備や揚げ油の調整を先に済ませてから衣を作りましょう。
まとめ
天ぷら粉は小麦粉(薄力粉)やでんぷん・ベーキングパウダーなどで作られているので、薄力粉があれば代用できます。カリカリの衣に仕上げるなら片栗粉を、油切れのよい衣に仕上げるなら米粉を使ってもよいでしょう。
サクサクした食感に揚げるなら、薄力粉のグルテンが発生しにくくなるためのコツを押さえておくことも重要です。すべての材料をよく冷やしておく、衣を作るときには混ぜすぎない、これらの徹底をおすすめします。なお、衣を作るタイミングは揚げ始める直前です。
衣に使う粉の種類や作り方のコツを知っておき、好みの食感の天ぷらを揚げましょう。
メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock
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Domani編集部
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